ながせデンタルクリニックのコラム

2018.10.01

当院の歯科衛生士向け最新勉強ページ(新バージョン)

※無断転載、無断引用はかたくお断りします。

 

このページを偶然にヒットしてご覧になられている皆さまへ。   当院では、スタッフが最新の知識を習得できるように、 日々励んでおります。他の歯科医院とは、まったく違う次元の勉強をしております。 これより下の記事をお読みになられても、まったく理解が出来ないと思います。 申し訳ございませんが、ここでご退出くださいませ。歯科関係者の方もお読みになられても、難解過ぎて理解可能なレベルではありません。当院で高度な教育と知識を習得した歯科医師や歯科衛生士にしか理解不可能です。

 

令和5年12月

periodontal splinting

という処置があちらこちらの海外の歯医者さんのHPに出ていますね。

https://www.smilecliniq.com/periodontal-splinting.php

ただし、これはT-fixという名前ではありません。

上記リンクのものは、

揺れを無くすため、あるいは軽減する目的で、動揺歯を固定するものですという説明。

これはすべての歯周病を治癒させるものではありません!

との注釈がついてますね。

 

 

令和5年11月

 

必ずセットでですね(;^ω^)

https://www.researchgate.net/profile/Kusashio-Eiji-2/publication/317619819_Long-term_use_of_antifungal_agent_decreases_dental_plaques/links/5c91f302299bf111693977ce/Long-term-use-of-antifungal-agent-decreases-dental-plaques.pdf

一応ちゃんとした論文がある。

前田先生は3年前にご逝去された先生だそうです。

 

一方で歯周病学会の見解。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio1968/42/1/42_1_S1/_pdf

 

令和5年10月②

https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/65/1/65_1/_html/-char/ja

ですね。

とにかく、DPP4、DDP7こんなに興味深いテーマはないと思いますね。

GIP、GLP-1

これらは今ホットな話題にもなっているわけでして。

これらに拮抗するものが、歯周病菌が持っているわけでして。

 

もう一つ検索で出てくる和文抄録を引用します。

歯周炎は2型糖尿病のリスクファクターとなることが示唆されているものの,その分子機構につい
てはいまだ明らかにはされていない.インクレチン [GLP-1(glucagon-like peptide-1)および GIP(gastric
inhibitory polypeptide/glucose dependent insulinotropic polypeptide)] は食物摂取後のインスリン分泌
を促進する生理活性ペプチドであるが,その後速やかにジペプチジルペプチダーゼ 4(DPP4)により
N 末端から2番目のアラニンと3番目のグルタミン酸の間が切断され,不活性型となる.最近の研究
から,ヒトの慢性歯周炎の主要原因細菌である Porphyromonas gingivalis が DPP4 を保有しているこ
とが明らかにされている.原核細胞である細菌の DPP4 は真核細胞であるヒトの DPP4 と相同性を持
つことから,歯周病原細菌の感染は,その保有する DPP4 のインクレチン切断作用を介して2型糖尿
病の病態形成/進行につながる可能性が推察される.

 

2型糖尿病のリスクファクターとしての歯周病原細菌 DPP4
中里 茉那美 1),下山 佑 2),根本 優子 3),佐々木 大輔 1),
根本 孝幸 3),佐々木 実 2),八重柏 隆 1)

岩医大歯誌 43:48-60, 2018

より引用

 

 

 

令和5年10月。

 

ジャロの話。

なんかGとかIとかヤヤコシイアルファベットが散々出てくる。

歯周病治療を開始後HbA1cが下がることが知られて久しい。

じゃ、理屈はなんなのよ。

って読み始めたら超絶苦痛な文章になるわけですが、

ちょいとした工夫で劇的に面白くなるわけです。

お勉強は難しいことを難しく話す人はアカン子です。

難しいことを簡単なことや興味があることに置き換えることが大事です。

また実生活から乖離したことは、脳には定着しません。

実生活が学びになり、また学びが実生活につながると面白くなるものです。

というわけでツカミはばっちりでしょう。

はりきってこの分野を勉強していきましょう!

 

令和5年7月某日

稀にこのページにヒットして読まれる同業者がいらっしゃいますが、

このページに関しては同業者の方はご退出ください。

ご気分を害されると思いますし。

問い合わせに関しては基本的には受付いたしません。

 

さて、今日のテーマ。

顎関節症。

ほとんどの歯科医師が誤解している。

誤解した歯科医師の元に治療を受けに来て、誤った治療が日々行われている。

その治療に対して患者さんが疑問をもつはずもなく。

歯をオモイッキリ削り倒されてやってくる患者さんがいる。

オモイッキリ削り倒してかなりおかしなことになりかけているので、

かなり心配になり警告を発したのにも関わらず、

こちら側の言うことを全く信用せず、「自称顎関節症の専門家」の言うことが

頭の中に残っており。前医と言うことが違うので戸惑う気持ちもある。

その削られた歯を修復するのに最終的に高額自費診療を勧めるなんてケースもある。

いきなり削る行為は、顎関節症学会が強く否定していることなのにもかかわらず。

自称顎関節症の専門家は日々そういう顎関節症学会と全く違う方向性の治療を繰り返す。

 

こうなった原因として、

1:顎関節症を習った時期によるもの。(頭が古い)

2:自称顎関節症の専門家によるセミナーや教育を受け、これを妄信してしまった歯科医師

3:ただの不勉強

4:顎関節症の新しい知見や学術情報を、診療医に知識をアップデートする環境に現状なっていないこと。

5:顎関節症の世界において過去に間違えた知見や治療法が多くみられたこと。

まぁ色々とありますね。

 

関節や筋肉にいったい何が起こっているのか。

根本的な理解がまず必要です。

 

令和5年6月

 

要するにですね。(いきなりかいな)

虫歯菌は、単糖を代謝して、酸と粘着物質(菌体外多糖類)をつくっているわけでしょ?

このテキストリンという多糖類の分解を促進する酵素がデキストラナーゼってわけさ。

よって、デキストラナーゼが存在するとプラークがつきにくくなるという理屈。

 

このデキストラナーゼ入りの歯磨剤や洗口液を作って臨床研究を実施すると、

PI(プラークインデックス)において有意に差が出たという論文があるわけです。

 

実際に染め出ししたらどうなるんでしょうか。

まず磨くことが大事じゃないかな~・

 

コラーゲンとかヒアルロン酸とか肌に塗りたくっても。

あまり意味はありません。

バランスのいい食事が何よりも大切ですし。睡眠等もね。

 

令和5年5月

 

お口のうがい薬をどう使うべきか。

次亜塩〇水は使うべきか。

もはやエビデンスベースドでなければ、語ってはいけない(特に我々専門職は)

時代になりつつあると思います。

法解釈に関してもそうなるでしょう。

もし明確なエビデンスが得られていて患者さんが違うことを望めば、

よりじっくり慎重に時間をかけて患者さんに説明する。

これは海外を見習ってとっても大事なことなのかもしれません。

 

「褒めて育てるのエビデンス」

これは中室先生からの受け売りですね。

 

子供達をランダムに群分けします。

それぞれの群にですね。

ある一群は、テストの成績がよかったらインセンティブがある。

(成績が良かったらお小遣いがもらえるとかね)

もう一群は、宿題ができたら小さなご褒美。遅刻せずに学校に行けたらまた小さなご褒美。

といった具合に結果を褒めるのではなく、結果に至るその過程を褒めた。

 

両群の結果、差がでたでしょうか。

どう思いますか?

 

しかし結果が出るまで何も言えず。

成績が悪かったら叱責する。

あんた塾にいきなさい!なんてね(笑)

 

しかし兵庫県のとある市長。

とっても楽しみにしています。

政策決定にもエビデンスを!

イデオロギー論争に終止符をうち、

新たな科学的な政策決定をしてほしいものです。

エビデンスに基づいた政治を行う。

そろそろそんな政治家が出てきそうなものですね。

 

令和5年4月

前々回のコラム。

平均と個々は違うという話。

このことを平均処置効果といいます。

この用語は覚えておいてください。

この平均処置効果は、あまり考慮しなくても問題ないケースもあれば。

かなり慎重に考慮しないといけないケースが存在します。

常に思考をするということですね。

なーんていいつつ。

何かないですかね?と問われ。

あくまで補助的に考えてくださいねと注釈をつけつつ。

何かの水でうがいしている患者さんにストップをかけて。

PGSTOPのほうがいいじゃんということで(^^♪

 

令和5年3月

大谷選手。今WBCで大活躍。

目標は世界一の選手になること。

試合に勝ちたい。トレーニング、食事内容や健康管理にも手を抜かない。

一切の妥協を許さず、ルーティンを守り。

練習には粘り強く取り組む。

彼の最も高いスキルは強いメンタルだと周囲は言う。

ピッチャーもこなし、バッターもこなす。

打撃はうまく行って3割。

逆に言うと7割くらい失敗する。

その失敗を後に引きずっていては、ピッチャーとバッターを両立できない。

 

スポーツや学問において、やり抜く力のことをGRITと言う。

4つの要素から成り立ち、それぞれの頭文字を取って「grit」になります。
・Guts(ガッツ):困難なことにも立ち向かう度胸
・Resilience(レジリエンス):苦境にもめげずに立ち直る復元力
・Initiative(イニシアチブ):自ら目標を見つけて取り組む自発性
・Tenacity(テナシティ) :最後までやり遂げる執念

Guts(ガッツ)→日本より高いレベルのメジャーリーグに挑戦して一番になりたい。

Resilience(レジリエンス)→フィジカル的にもメンタル的にもその回復力は高いそう。

Initiative→誰かにやらされてやっているものではないでしょう(笑)

Tenacity→最後までやり遂げる執念に関しても人より強いでしょう。

 

こういったモノに関しては単に彼が野球が好きだということだけをベースに

積み上げられているものではないと思う。

学習の積み木にあるような、アタッチメント(愛着)

社会への適合、自制心等。

ベースの上に成り立つものだと。私は思いますが。いかがでしょうか。

 

全国学力学習状況調査では、様々な分野においてデータ化されます。

朝ごはんだけでなく。

 

 

令和5年3月11日

 

歯科医師には、研究者もいれば、臨床医もいますし。

そういった中にも勉強する歯科医師もいれば、そうでない歯科医師もいる。

一般社会と同様怪しいものに飛びつく者もいれば。

宗教じみたカルト集団的なものまでいる。

歯周病学会としては、そういうものを敢えてどうこうするものではなく。

基本冷めた目で見ていてもいいのかもしれない。

しかしいくつかの事件が発生し、

彼らの行動を看過できない事態にまで発展しているものもある。

一部の抗真菌剤の使用が正しい用途に使用できなくなったり。

莫大な研究と労力を費やした歯周病学会肝いりの研究結果に基づいた、

抗菌薬の併用療法が認可されなかったり。

 

そして歯周病学会の立場としての見解を一部ホームページに記載していたりする。

リンクを貼っておきます。

https://www.perio.jp/publication/position.shtml

 

このリンクの中のタイトル。2つに関しては要注目です。

まず一つ目が、

「パーフェ〇〇ペリオ」について日本歯周病学会の見解

二つ目が、

正しい歯周治療の普及をめざして
抗真〇剤の利用を批判する

ややこしい連中と絡みたくはないので一部伏字にはしています。

 

とても素晴らしい機器でありながらも、その方向性を間違えると大変残念な結果になりそう。

その素晴らしい機器を素晴らしい方向性に持って行ってほしい。

しかし、某カルト集団との親和性が高そうなものでありますから、

彼らに売れているのは事実でしょう。

 

会社として機器を販売し、会社としてこういう使用法をプレゼンしてしまいますと、

あのプレゼンが会社としての見解ということになりかねない。

すると、カルト集団と関係を深める会社として会社としての権威が落ち、

素晴らしい機器の権威が落ちる。

 

以前歯科衛生士には話した。

こういう集団は、こうやればうまく行きました。

というケースばかりを繰り返し繰り返しプレゼンする。

データも実際臨床もそう。

かならず、結果やデータにはバラつきが生じる。

いい結果のみを数ケースとか8ケースとか並べた瞬間にEBMを学んだドクターは違和感を感じる。

 

発掘〇るある大事典という番組で、

納豆を食べたら痩せる!!

五人に納豆を食べさせた。五人とも体重がこれだけ落ちました。

と全く同じプレゼンということになる。

 

この瞬間発掘〇るある大事典という番組は大問題になり、

番組を終了させる事態に陥った。

8人くらい某Gストップを使って、8人とも数値が減りました。

これは詐欺師の手法ですね。

 

今日はきわどいことを沢山書いてますが。

検索に引っかからなければよいが。。

クルクミンに関しては今後期待が大きい有望株です。

CHXと同等の効果が実際にある結果が出たとします。

ならば本当に喜ばしいことであり、素晴らしいことで貼ります。

 

しかし、歯周病の基本治療なくして併用すれば、個々の結果としては、

絶対に!失敗に終わります。

なぜならCHXだってそうだからです。

 

平均的な改善率で統計学的に有意差が出るかもしれません。

しかし患者個々で見ることを忘れてしまえば、個々を相手にしている臨床医は失敗しますね。

患者さん個々はこのグラフの線のウチの一つの線なのです!!!

二枚目の図。血圧は上がるものもいる。

下がるものもいる。

 

パーフェ〇〇〇〇〇なお水はですよ。

歯周病学会の見解においても。

簡単に言ってしまえば。

まーそんなに危険なもんでもないでしょう。ってな感じ。

しかし安全性も有効性も高いレベルで示されてない。ってわけ。

この状況で、歯周病が治る魔法のお薬みたいな言い方でかつ。

数千円も患者さんから搾取する歯科医師の気がしれない。

どろぼーやね(;^ω^)医療にあらず。

 

 

令和5年3月8日

 

さあて!本日もはりきって行ってみよう!

某氏。素晴らしい御仁だと思います。深く議論したいと思わせますが。

私は根本的にあるのは、クルクミンを批判したいのではなく、

プレゼンの仕方に問題があるということなんですね。

素晴らしい機器だと思います。折角のその素晴らしい機器を用い方、プレゼンの仕方によって、

その権威を低下させることが残念でならないわけです。

折角の良い機器は、よりよい方法で使用し、その能力を輝かせてほしいわけです。

何事においてもクリティカルに思考をするというのが、EBMの基本的な態度です。

(そういう真意であることは信じてください。)

 

歯周〇科系の先生には受けはいい機器でしょうけど。

マーケティング的には。

パーフェクト〇〇とか、ファン〇〇とか。

PGす〇〇〇のプレゼンの出し方とか。

自社の製品に泥を塗っていたとしても。

それを良しとするのであれば。

そういう会社に成り下がってしまいます。

あーあの怪しい集団に流行ってる機械でしょ~的な。

 

2023年の最新のドナウ私立大学の査読者が公表した論文ですね。

A Systematic Review and Meta-Analysis on the Efficacy of Locally Delivered Adjunctive Curcumin (Curcuma longa L.) in the Treatment of Periodontitis by Louisa M. Wendorff-Tobolla 1,†,Michael Wolgin 1,*,†ORCID,Gernot Wagner 2ORCID,Irma Klerings 2,Anna Dvornyk 3 andAndrej M. Kielbassa 1ORCID

これは、タイトル通りシステマティックレビュー、メタアナリシスってやつですね。

この論文に関しては歯周治療(SRP)に併用してクルクミンゲルを塗布するってやつね。

クルクミンを何かで溶かした歯磨き粉ってわけではないです。

1年以上前になるので忘れましたが、盲検化すら記載されていない論文もあったような。。。(笑)

 

以下加筆中。。。。

歯周治療の第一目標は、歯の表面に付着した細胞外の多糖類マトリックスに埋め込まれた高度に組織化された微生物を除去することである[5]。バイオフィルム管理は通常、効果的な口腔衛生の指導、歯面の機械的なデブライドメント、再集積に有利な共同因子の除去からなる持続的バイオフィルム崩壊と、現在の歯周状況を評価する定期的リコールシステムによって達成される [6].また、歯周炎の長期的な臨床管理を可能にするために、洗浄液、ジェル、チップなどの局所治療薬を投与し、治療の成功率を高める。

これはDeep-lですね(笑)

イントロダクションの一部を翻訳したものですが。第一目標としては、微生物を除去することであるとありますね。これは、キシリトールガムの論文の時に解説しましたが、

1:ミュータンス菌を減らすデータ

2:じゃ実際にう蝕が何本減ったの?

というデータは結論(アウトカム、エンドポイント)が違うってことですよね。

 

以下加筆中。。

このような治療物質の1つがクロルヘキシジンで、グラム陽性菌とグラム陰性菌に対して静菌性と殺菌性を有し、さらにクロルヘキシジンは細菌の結合スポットに対して高い親和性を有することによりプラーク形成を阻害する[8]。しかし、標準的な化学療法剤としてのクロルヘキシジンの使用は、いくつかの望ましくない副作用を伴うことがある。クロルヘキシジンを長期間使用すると、歯の茶色い着色、味覚の低下、口腔粘膜の病変、および/または結石の形成が増加することがあります [8]。
もう一つの一般的な治療物質は過酸化水素で、酸素を放出することで殺菌剤として働き、嫌気性細菌の増殖を抑制することができる環境を作り出します [9]。しかし、高濃度の過酸化水素にはいくつかの副作用があり、短時間の使用では紅斑や粘膜の剥離が、長時間の使用では炎症や過形成を引き起こすことがあります [10] 。

 

もちろん、上記に関しては、クロルヘキシジンの効果や労力に対して副作用のデメリットも加味したり。

本邦においては殺菌に対して有効な濃度のCHXを用いることができないわけで、

クルクミンに軍配が上がるというのは否定はできないかもしれません。

その優劣を問いたいのではなく、じゃ最終的にクルクミン単体として本当に有用かどうかを知りたいわけですね。

つまりZOOMで提示された8人くらいの菌が減少したデータは歯周基本治療による成果であり、

クルクミンを併用して相乗効果があったかどうかは、あのデータからは示せない

ということが、EBMを勉強したすべての歯科医師の脳裏をよぎります。

いい結果だけを搔き集めて8人にして出すなんてのは論外ですし。

 

炎症が介在する状態において、細胞賦活剤、光線力学的療法、金属イオン、天然化合物/オイルの使用を検討するための調査が開始されている [11,12,13,14,15,16]. これらの代替物質の1つが、ウコンという植物に含まれる天然成分であるクルクミンです[17]。従来の治療物質とは対照的に、クルクミンは抗菌剤としてのみ働くのではなく、炎症の病態生理学的プロセスに介入する[17]。ウコン科植物Curcuma longa L. (http://www.theplantlist.org; accessed on 29 July 2022) から抽出され[17]、NF-kBの活性化を抑制することにより、シクロオキシゲナーゼ-2 (COX-2) [18,19] のmRNAおよびタンパク質発現を抑制し、抗炎症作用があると考えられています [20]. さらに提案されている抗炎症作用の方法は、クルクミンがホスホリパーゼA2、C、Dの活性を低下させ [21,22]、リポキシゲナーゼを阻害する [23,24,25] ことです。さらに、クルクミンには抗菌作用の様式が観察される。疎水性の細胞膜に挿入して膜の完全性を破壊することにより、クルクミンは細胞質の漏出をもたらす[17]。同様の作用様式は、ヒトのβ-ディフェンシン(hBD)[26]や、アルチリジン(両親媒性構造で、加水分解により細菌の細胞壁を不安定にする)などの人工的に作られたペプチド[27]によって実行されています。さらに、クルクミンがバイオフィルム生成に必要な31のクオラムセンシング遺伝子のダウンレギュレーションに関与することが実証されています[28]。さらに、多くの研究が、クルクミンとStreptococus mutansの歯面への付着の減少との相関関係を仮定し、それによってバイオフィルムの形成を抑制しています[29,30]。これらのそれぞれの結果に照らして、これらの後の試験は、複数のシグナル伝達経路に影響を与えるクルクミンの能力を支持し、現在進行中の臨床試験への道を開いています。文献検索により、水溶液、ゲル、チップ、またはストリップとして投与されたクルクミンの局所適用に焦点を当てた臨床試験の数が際立って多いことが証明されました。

 

ほえ~!難しいことが書いてありますね。ということで、次行きましょか(笑)

しかし、一つの臨床研究の論文がですね。その結果が妥当でない場合。

結果が妥当でない場合というのは、その研究の「方法論の質が悪く」、妥当と言える結果、あるいは信頼性のある結果を導き出せていない状態をいいます。

もちろんその場合は臨床に適用するのはとっても危険なわけです。

だがしかしですね。

論文を何百って拾ってきて、専門家がよさげな論文のみをピックアップするわけですよ。

そしてそれぞれの論文を精査する。

そして、その中で臨床研究として一定以上の基準を満たしている論文を

全てひっくるめてまとめて、その考察をする。

簡単にいうと、メタ分析、システマティックレビュー文献っちゅーやつは。

それぞれの論文の総まとめ的なやつですよ。

 

歯周治療中のクルクミン塗布については、すでにいくつかのメタアナリシスで取り上げられているが、ほとんどの発表論文ではCALなどの歯周病パラメータの評価は扱われていないため、今回の研究は既発表結果の繰り返しというわけではない。したがって、この系統的レビューとメタ分析の全体的な目的は、スケーリングとルートプレーニング(SRP)単独またはクロルヘキシジン(CHX)併用と、局所クルクミン併用SRPの有効性を、臨床付着レベルやプロービングポケット深さなどの主要な歯周アウトカム指標に関して比較することでした。

 

私は補綴屋さんですから(笑)でも色々と論文を漁っていると、

CHXやエッセンシャルオイルが新しく開発された薬等のベンチマークになっている。

じゃCHXと比べたらどーなのよって。

 

で、途中省略っと。

まず、2人の査読者(LWTさんとMWさん)が、文献検索で見つかった文献のタイトルと抄録を独立してスクリーニングした。次に、前工程で収録された研究の全文について、適格性を評価した。SRP単独またはクロルヘキシジンとの併用と、SRPおよび局所クルクミン/ターメリックを臨床的付着レベルおよびプロービングポケット深さに関して比較した無作為化比較試験(RCT)が含まれる。表1に研究適格基準の詳細を示す。

収録された試験の質は、2人の著者(LWTとMW)が、無作為化試験用の改訂版Cochrane risk of bias tool 2.0 (RoB2)を用いて方法論的に評価した。不一致の可能性がある場合は、議論と相互合意によって解決された。RoB2は、バイアスのリスクに関連する研究のすべての側面を評価することを目的とした5つの異なる分野(無作為化プロセス、意図した介入からの逸脱、結果データの欠損、結果の測定、報告結果の選択)に配置されている[59]。5つの異なる分野を低リスク、若干の懸念、高リスクのいずれかに判定し、この判定に従って、個々の研究におけるバイアスのリスクレベルの総合評価を行った。
著者1名(LWT)は、収録された論文から関連データを収集した。このデータは、別の著者(MW)によって正確性と完全性がクロスチェックされた。対象となったデータは、方法論、参加者数、参加者のベースライン特性、クルクミン/ターメリックとクロルヘキシジンの濃度、評価期間、主要および副次的アウトカムに関する結果である。Daveら(2018)の研究の著者に連絡を取り、初期PPDとクルクミン濃度に関する不足情報を収集した。
ランダム効果メタ解析は、母集団とアウトカムが類似している同定された試験の数が十分であれば、95%信頼区間付きの平均差をプールすることにより、DerSimonian-Laird推定二乗タウ(τ2)を用いた逆変量モデルを用いて実施されました。統計的異質性は、フォレストプロットを目視で確認し、I2統計量を算出することで、試験間の異質性を評価した。すべての解析にSTATAリリース17.0を使用した(StataCorp LLC; College Station, TX, USA)。Raghavaら(2019)およびFarhoodら(2020)が発表したデータについては、追加の計算を行う必要があった;CALは分散(PPDは標準誤差)で、CALおよびPPDはそれぞれ標準誤差で示された。変換は標準偏差で行った。

なんか要約が面倒になっちゃって(笑)

検索して800以上ヒットしたんですね。それから、絞りに絞って。

2人で最終的に23個の論文が適格であろうと判断されたわけ。

 

16の研究では、SRPとクルクミン/ウコンの局所塗布を比較し[31, 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 40, 41, 42, 43, 44, 45, 46]、3つの研究では、SRPとクルクミン/ウコンの局所塗布とCRHXの併用[47, 48, 49] 、さらに4つの研究ではSRPとクルクミン/ウコンと比較してCHXと併用するSRPの評価を行った [50,51,52,53] 。18の研究[31,32,33,34,35,38,40,41,43,44,45,46,47,48,49,50,51,53]でスプリットマウスデザインが適用されている一方、5の研究ではパラレルデザインを採用していた[36,37,39,42,52]。対象となった研究の参加者数は10~90名であった。参加者の年齢は20~65歳で、平均年齢や男女比は、一部の研究でこれらの変数に関する均一なデータが欠落していたため、算出することができなかった。
インド、イラク、エジプト、ブラジルの大学病院で実施され、参加者は歯周病科から募集された研究が含まれる。研究期間は21日~3ヶ月であった。13の研究では、プロービングポケットの深さおよび/または臨床的付着レベルの測定にアクリルステントを使用していた[31,32,33,34,39,41,43,45,46,47,51,52,53]。14の研究では、塗布した薬液の持続時間を確認するためにCOEパックを使用した [31,32,33,35,38,39,41,42,43,45,48,49,50,52].治療を必要とする歯周病状態は、プロービングポケット深さが5mm以上の研究[34,38,39,40,43,45,46,47,49,53]が10件、5~7mmが7件 [31,33,35,36,41,50,52] 、4~6mmが2件 [37,48] と定義されています。初期PPDは、5mm以上8mm未満[51]、5mm以上6mm未満[44]、5mm以上[32]、4mm以上[42]が1回観察されている。PPDのみを報告した3つの研究が含まれていた[36,44,53]。研究特性の詳細は、表1にその対照と介入に従って要約され、提示されている。

 

要約はしていませんが、多少は翻訳を修正しています(笑)

こんなのバキバキにやったらすごい時間かかるんです(;^ω^)

 

デザインおよび解析におけるバイアス(偏り)の可能性は、Cochrane(コクラン) Risk of Bias tool 2.0 [59]によって評価した(このツールは、ランダム化パラレルデザインの調査用に設計されており、そのため、以下の結果を解釈する際には慎重に考慮する必要がある)。合計で23の研究が、バイアスのリスクが中程度と評価された。最も一般的な潜在的バイアスの原因は、(「結果の測定」)であった。含まれるすべての研究で、治験責任医師が手動でプロービングを行っており、その妥当性は低いと判断された。2番目に多いバイアスの原因は(「転帰データの欠損」)であり、多くの研究[31,32,33,34,35,38,41,42,43,44,46,47,48,49,50,51,53]が脱落者数等の転帰についてコの記載がなく、今回の判定に至っている。(通常臨床研究の場合は脱落率の記載はなくてはならない。)3番目に多いバイアスの原因は「無作為化のプロセス」であり、ある研究ではより詳細に記述することができている[31,32,35,36,41,42,43,44,50,53]と考えられる。残りの領域である「介入への割り付けの効果」、および「報告された結果への選択」は、含まれる研究全体を通して許容範囲内であった。RiskofBias評価の詳細は、図2に示すとおりである。

 

17の研究 [31,32,33,34,35,37,38,39,40,41,42,43,45,46,50,51,52] が、SRPとクルクミン/ターメリックのCAL喪失への影響を評価した。ランダム効果メタ解析では、統計的に有意な平均差-0.33mm(95% CI -0.54 to -0.11; p = 0.03, I2 = 62.3%; 453 site; Figure 3参照)がSRPとクルクミン/ターメリックに有利であることが確認された。

 

まだまだ続きます。

SRP単独とSRPおよび局所クルクミンの比較
バイアスリスクが中程度の20の研究[31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46,50,51,52,53]でSRP単独とSRPにクルクミン/ターメリック局所適用後のプローブ ポケット深さの縮小の差について報告があった。ランダム効果メタ解析では、-0.47mm(95% CI -0.88 to -0.06; p = 0.024; I2 = 95.5%; 501 site; 図5参照)の統計的有意差が認められた。

 

SRPとクロルヘキシジンの比較とSRPと局所クルクミンの比較
図6は、SRPとクロルヘキシジン塗布、SRPとクルクミン/ターメリック塗布を比較した7つの研究 [47,48,49,50,51,52,53] のプロービングポケット深さの減少に関する効果を示している。ランダム効果メタ解析では、プール平均差は-0.54mm(95% CI -1.19 to 0.12; p = 0.108, I2 = 93.4%, 208 site; 図6参照)であり、統計的に有意でなかった。

 

どうしょうもないくらい長く続きます(笑)

 

このシステマティックレビューとメタアナリシスでは、CALとPPDについて、SRP単独とSRPとクルクミン/ターメリック塗布との間に統計的に有意な差があることが明らかになった。しかし、これらの有意な減少(CAL -0.33mm、PPD -0.47mm)は、臨床的な関連性はないと考えられています。これは、塗布方法の違い、クルクミン/CHXの濃度の違い、結果測定の信頼性の低さなどに起因すると思われる。
1つの研究では感圧式手動プローブを使用し[53]、2つの研究では各歯周囲のの6部位を測定したが[40,43]、すべての研究者によってすべての歯周ポケットが手動で計測さらた。手作業によるプロービングは信頼性に欠け、少なくともある程度は不正確な結果をもたらす可能性があることがよく知られている[61,62]。電子歯周病プローブを用いた標準化された測定方法は、プロービング圧を制御し、10分の1ミリ単位で測定するため、異なる検査者であっても再現性のある結果を得ることができ、こちらのほうが一般的に好ましいと思われる[63, 64]。さらに、プローブのデザイン、プロービングポジション、視認誤差、組織の炎症などの要因が、測定値の再現性に影響を与え、検出バイアスにつながる可能性がある[65,66]。しかし、本調査の評価者は、バイアスリスクの評価について、提案された総合判定を覆すことを決定した。これは、すべての治療グループが、ほとんどの場合、UNC15歯周病プローブを用いて一様に手動で結果を測定したという事実によって正当化される[33,37,39,40,45,50,51,52,53]。さらに、手動式プローブと電子式プローブの間には、同様の信頼性がある傾向があることが研究で示されている[67,68]。さらに、多くの調査 [31,32,33,34,35,38,41,42,43,44,45,46,47,48,49,50,51,53] が脱落についてコメントしておらず、この種の減少バイアスが今回の判断に至った。(減少バイアス:クルクミン頑張ったけどちっともよくならないやないかい!もう俺は止めじゃ!こんな薬も使いたくないし通院したくない!って人が来なくなる。すると脱落者に限って結果が悪くなる。調子のよい人だけ研究に最後まで参加したとしたら、結果に偏りが生じるじゃないですか。だから論文に必ず脱落率を記載するべきなのですよ)

 

観察された異質性のさらなるもっともらしい説明は、塗布方法の違いかもしれない。ある程度、ゲルは他の塗布方法と比較していくつかの利点がある。ゲルは生体適合性と生体接着性があり、歯周ポケットに付着することができ、さらに薬物放出の制御と最小投与回数が可能である[69]。ほとんどの研究が従来のゲルを使用しているのに対し [32,33,34,35,36,37,39,40,41,42,43,44,45,48,50,51] 、2つの研究ではナノ粒子ゲルシステムを使用しており、いくつかの利点が期待される。これらのゲルシステムは、そのナノ粒子サイズにより、歯周ポケットの最頂部まで浸透することができるため、薬剤量の減少や高いバイオアベイラビリティ(どれだけ薬物が留まり作用するかの指標)とともに、長期間にわたって薬剤の均質な放出を確保できる[69]。4つの試験で使用されたチップやストリップなどのマトリックスデリバリーシステムは、薬物放出パターンが持続するという利点がある[46, 47, 49, 52]。対照的に、1つの試験 [54] で使用された溶液は、最初は高濃度であり、液体、例えば歯肉溝液によって速やかに希釈される [69]。
記載されている濃度については、多くの議論が必要である。ある研究では、出発製品として異なる純度のものを使用している。選択された研究の大部分(合計9件)は、Curcuma longa抽出物10 mg/gを含む製品「Curenext oral gel」(Abbott Healthcare Limited, Mumbai, India)を使用した[34, 35, 36, 37, 39, 42, 43, 44, 45]。同社(Abbott Healthcare)に問い合わせたところ、「Curcuma longa extract」にはクルクミンが72.77%含まれているとのことでした。ウコンには、クルクミンとクルクミンの類似体以外に、ジンギベレン、オイゲノール、ターメリン、ターメロン、ターメロノールなど、いくつかの他の物質や植物化学物質が含まれています[70]。さらに、クルクミン製品を得るために異なる製造工程が使用された。ある研究では、95%の純度のクルクミン粉末を使用して2%のクルクミンゲルを作成し[36]、別の研究では、蒸発の方法でクルクミンを精製し、99%のクルクミン粉末を作成しました[49]。さらに別の研究では、65%以上のクルクミン粉末を使用してクルクミンナノ粒子を作成し[40,71]、別の研究では、クルクミンの吸光度を分光光度法で測定してクルクミン含有量を推定した[32]。ある研究(10%超のクルクミンを使用)の出発製品には、さまざまな他の物質が含まれていた可能性がある[52,72]。残りの研究では、使用された最初の製品について十分な詳細が記載されておらず、クルクミンの量も特定されていない[31,37,44,45,48,50,51,53]。さらに、CHXの濃度もさまざまであることが指摘されている。0.1%[48]、0.2%[49,53]、1%[50,52]、および 2.5 mg[47,51] である。

ここに関しては、私は歯周病学の研究者ではありません(ただの補綴大好きっ子)ので、

お詳しい方がいらっしゃったら、

是非一度伺ってみたいものです。

界面活性剤が用いられた方が優れているかどうかはわかりませんが。

クルクミンのナノ粒子ゲルを用いて歯周ポケット最深部までいきわたるように設計されたり。

そのバイオアベイラビリティーまで考慮されて作られているそうな。

2論文に関してはこのゲルを使用しており。

クルクミンの効果についてより高めようとする製品の試みは、

本邦のみにあらずといったところでしょうか。

特殊な界面活性剤をもちいることが、上記よりより優れた結果をもたらすかもというのは、

現状だれも証明していないはず。

 

 

調査中の研究はすべてクルクミン濃度は様々ではあるが、クルクミン濃度1500μg/mLでMMP-9活性の61.01%に対する阻害効果が決定されていることから、後者が有効であると推測される[73]。さらに、いくつかの研究では、クルクミンの塗布を繰り返した。患者は毎日ゲルを塗るように指示されるか[37]、または塗布が週1回(3週間にわたって)繰り返され[36]、1週間後にゲルの再塗布[41]、15日目に再塗布[48]、または7、14、21日後に再塗布[53]となった。さらに、薬剤塗布後のCOEパックの使用は、塗布した薬剤の持続性を確保し、部位の汚染を防ぐことを目的としており、塗布した薬剤の濃度に良い影響を与える要因となり得るが、現在までのところ、臨床的に証明されてはいない。
これまでの試験では、クルクミンのバイオアベイラビリティが低いとコメントされており、これはおそらく、低い吸収、迅速な代謝、および迅速な全身排泄によるものである[74,75]と考えられている。今日まで、クルクミンの合成、構造類似体、およびさまざまなナノフォームの使用について、血漿および組織レベルが向上したことから、多くの研究が始まっている[74,75,76]。ラットの骨吸収、炎症、アポトーシスに対するクルクミンと修飾クルクミンの経口適用の効果は、以前の研究によって比較された。その結果、化学修飾クルクミンの投与は、天然クルクミンと比較して、炎症浸潤を有意に減少させることが結論付けられました[77]。このことは、化学修飾クルクミンの特質を探るための試験を計画し実施することへの関心を促すはずです。
この研究の限界は、使用されたバイアスのリスク評価が、一般医療で使用されている研究デザインに基づいていることである。口腔保健で一般的なデザインであるスプリットマウス試験用に設計された評価では、バイアスのリスクがないようです。スプリットマウスデザインが強力であると考えられるとしても、この後者の方法論は、試験者間の特性差の結果である、かなりのばらつきをもたらす可能性があることは注目に値する。また、薬物が他の部位に拡散する可能性があるため(carry-across効果)、コントロール部位が汚染される可能性があることは間違いなく、これを排除することはできない[78]。プロトコール登録と比較すると、いくつかの修正点は言及に値すると思われる。サブグループ解析は行わなかった;より多くのデータベースを検索した;2022年4月に検索を更新し、タイトルに若干の変更を加えた;すべての解析にSTATA release 17.0 を使用した(StataCorp LLC; College Station, TX, USA)。

クルクミンのバイオアベイラビリティーを高めるため、様々なナノフォームを使用したり、

化学修飾クルクミンを用いていることから、

やはり海外でも、本邦の界面活性剤などと同様の試みが行われていることとなりますね。

 

近年、口腔内疾患、特に抗生物質耐性を獲得できない疾患の治療薬として、新しい抗菌・抗炎症物質の探索が重要視されています。クルクミンは、これらの貴重な特性を有すると考えられ、臨床試験の段階に至っている。この臨床試験の結果は、一見すると非常に有望であるように見えます。しかし、よく見ると、詳しく説明されているように、バイアスのリスクに関連するいくつかの問題を解明する必要があると言わなければならない。正確で再現性のあるエンドポイントの測定と均一な濃度を持つ統一された試験デザインと方法が望まれるところである。興味深いことに、最近発表された歯周炎の治療におけるアジュバントクルクミンの効果に関するメタアナリシスでは、クルクミンは歯周治療にうまく使用できるという結論に達している [57] 。このトピックに関する別のメタアナリシスでは、歯肉指数、溝出血指数、プロービング時の出血を主要アウトカムとして評価し、クルクミンは「歯周病の補助治療として良い候補」であると結論づけています[56]。別のメタアナリシスでは、局所的に適用されるクルクミンが「プラークと歯肉の炎症を抑えるために日常的に使用される薬剤と比較して同等の効果があることが判明した」と結論付けています[55]。間違いなく、このような声明は慎重に、しかし批判的に評価されるべきである。研究の質に関する十分な詳細がないなど、いくつかの側面を考慮すると、これは正当化される以上に思えるだろう。さらに、歯周治療にクルクミンを推奨するには、歯周治療におけるクルクミンの有効性を評価する明確なエンドポイントが必要であり、参加者の口腔衛生の影響を明確に区別する必要がある。
クルクミンによる歯周病治療について考えるとき、今回のメタアナリシスで得られたデータは、明らかにこれ以上検討する理由がないことを示唆しており、これは大規模で質の高い研究の両方を指していると思われる。結局のところ、クルクミンの生化学的特性が証明されれば、これまでの研究プロジェクトが正当化されることは間違いないが、それにもかかわらず、現在のシステマティックレビューでは臨床的に有意な改善は証明されなかったことが、利用可能なデータベースから判明した。その結果、歯周病治療のためのアジュバントクルクミンの臨床導入は推奨されない。

 

アジュバントとか意味不明?な翻訳がされていますが、

要するに基本治療に付加して補助的にクルクミンを用いて歯周病治療をおこなうこと。

そして現在のところクルクミンの臨床導入は推奨されないということであります。

 

結論として、臨床的なアタッチメントレベルとプロービングポケットの深さに関して、クルクミン/ターメリックの抗菌および抗炎症特性は、スケーリングとルートプレーニングにこの補助剤を併用した場合に、追加的に有益な臨床結果をもたらすことを示すことはできない。したがって、今回の結果は、非外科的歯周治療シナリオにおけるクルクミン/ターメリックベースの製品の適用を支持するものではありません。

 

そしてですね。

この論文のエンドポイントは菌数を減らすものではありません。

PPDやATLを改善し、歯周病の臨床的パラメータを改善させる、

つまり歯周病の病態を改善させるというものがエンドポイントです。

(菌を一時的に減じただけだったり、あるいはわずかにしか減じることができなければ

当然歯周病の病態は改善しようもない)

 

あの機器に関しましては。現在の私の推測に過ぎませんが。

緑ランプを点灯するレベルを維持することが、歯周病の改善につながると思います。

少なくとも1,500や999以下を維持すること。

という方向性にいくんじゃないかな。

これが総菌数に対して歯周病原菌を1%以下にするという状況をつくれそうな気がします。

 

この文章を某大の研究者に見ていただいても構いません。

怪しい集団にこの論文を読ませても意味すら理解しませんので。

その研究者なら、もうすでにこの論文は読まれているはずですから。

さて、ウチの歯科衛生士さん。

とんでもないヤヤコシイ文章を書きましたが。

また院内勉強会でわかりやすく解説いたしますね。

そろそろ次のテーマに行きたいよ~。

 

令和5年3月1日

 

今日の説明で補足説明。

補足1。家族間の菌の感染について。

補足2。口腔内細菌叢の問題。

おそらくYさんは、状態から鑑みて、虫歯菌は少ないであろう。

虫歯菌が少ないと推測する理由は外側性の修復物が少ない。

=隣接面のインレーやクラウン

 

するとマイクロバイオームはどうなるだろうか?

この2点についてYさんに補足説明をする必要がある。

 

令和5年2月15日

 

ありゃりゃ。本年一発目の投稿ですかね。

大前提を理解していなければならない、ペーハー。PHや、緩衝と希釈と中和の違い等々。

で、大前提を理解していない歯科医師や歯科衛生士は多すぎる。

ウチのスーパー歯科衛生士におかれましては。

こんなのイメージすることもう簡単ですね。

イメージ図を作りました。

先ずは溶媒としての水。そして溶け込んでいる溶質

この絵を見ながら。想像してみてください。

水を増やしてみよう。緩衝作用のある物質を増やしてみよう。

糖分を増やしてみよう。抗菌作用のある物質を増やしてみよう。

 

緩衝作用の強い弱いの検査をしてみよう。

これがう蝕の増減にいかほどの影響が出てくるのでしょうか。

考えてみてください。

他にもっと大事なものが見えてくるはず。

 

まず酸蝕症とう蝕の違いのメカニズムは瞬時に理解できるはず。

そして酸性食品の摂取の多寡が、くさび状欠損の発生により影響を与えやすいか、

なんとなくイメージできるはずですねぇ。

 

で、ちょっと改訂版~!

 

令和4年12月12日

 

頭の中に思考回路を作るんですよ。

回路を(笑)

そしてここの導線がつながっていい部分とつながっちゃいけない部分があるんですね。

繋がってはいけない部分が繋がったらショート(短絡ですね。)

相関があるのに因果関係を言っちゃうのは交絡因子の無視ですね(^^♪

絡まる。絡。絡。

 

頭の中に思考回路は作れなくてもいいですよ。

私が作るのでそれをきちんと理解さえしてくださればいいです。

 

磨きすギィ!て何?

あ~おもしろっ!

 

令和4年12月8日

目的
本研究の目的は,異なるRDA値の研磨スラリーを用いて,ブラッシング力を増加させながら,結果として生じる象牙質の研磨摩耗を調査することである.

方法
牛切歯45本を3群(A, B, C, n = 15)に無作為に割り付けた。これらの切歯から180個の象牙質を採取し,12群(A1-A4, B1-B4, C1-C4; n = 15)に分類した.A1〜A4群では,研磨剤入りスラリー(RDA=71)を用いて,1,2,3,4Nとブラッシング力を増加させながら,120ストローク/分,25分のブラッシングサイクルを実施した.B1〜B4群は研磨剤スラリー(RDA=85)、C1〜C4群(RDA=133)を用い、上記のブラッシング力を適用してブラッシングを行った。研磨剤による象牙質摩耗は触針式プロフィロメーターで記録し,ロバストモデルを用いて各群間で比較した.各モデルにおける一対比較は,Tukeyの方法で検定し,補正した(α = 0.05).

結果
1Nのブラッシング力では,使用したスラリーの研磨度に関わらず,全群で象牙質摩耗量が同程度であった.ブラッシング力を2Nに上げると、全群で統計的に有意に摩耗量が増加した。この摩耗量の増加は、研磨性の高いスラリー(RDA=133)を使用した場合、研磨性の低いスラリー(RDA=71)と比較して非常に高かった。

結論
ブラッシング力を1Nに保った場合、使用したスラリーの研磨性は、結果として生じる摩耗を増加させない。患者(非う蝕性頸部病変の兆候がある)には、研磨性の低い歯磨剤の使用のみをアドバイスするよりも、ブラッシング力を1Nに調整することをアドバイスし支援する方が良いと思われる。

色々調べましたが。。

また解説します。

上記の研究はRDAが高研磨のものと無研磨は含まれないのが残念です。

あくまで低研磨と中研磨の比較です。

毛先の形態、テーパード毛、ラウンドエンド(丸い先っぽ)

で分類している論文もありますが、図から抜けています

 

令和4年12月6日

まず炎症性疾患、歯磨き因子、年齢、歯列不正の赤背景の4個。

この4個で優劣をつけてみてください。

そして歯磨き因子の中に含まれる独立変数(硬さ、頻度、研磨剤、力の入れ方、ストローク等)

についてさらに細分化して考えるのですよ。

Nさんならできるはず!

 

年齢因子が書かれていない論文がありましたよね。

あれは研究段階での研究デザインとしての質が落ちるというものです。

よく練られた研究に関しては研究デザインの質が高いという表現をします。

Youtuberが言っているような、研究デザインという言葉の使い方は間違えているのですが。。

かなり稚拙です。

 

ttps://www.youtube.com/watch?v=QmWZR5KNIgE

ご覧になる場合は頭にhをつけてみてください。

 

頭のいいドクターは「磨きすぎだ!」と断定した表現はできなくなります。

独立変数である、それぞれの研磨剤と回数、頻度、力等が分類できていないんです。

頭の中で交しちゃっているのですね。(自分では気づいてもいないから自信まんまん)

シンプルに磨きすぎだと言っちゃう。こういう人を短的。といいますね(笑)

ここで彼の言っている磨きすぎとはどういった意味で言っているのか捉えます。

すると時間のことを言っているようでした。

つまり、彼は磨く時間が問題と断言しちゃっているのですよね。

なぜ断言できるのでしょうか(笑)

 

話し始めて5分もあれば、その人の思考力があるかどうかはわかります。

思考力は鍛えられるのですね。そのためには思考の柔軟性が必要です。

 

五代目の先生。読んでいて頭のいい人であることが瞬時にわかります。

きちんと文献を読み解き、それにしたがって思考していることがわかりますよね。

 

令和4年12月1日

某氏が言っているのは60年くらい前の論文で

歯ブラシの硬さが問題であることがわかりましたと。

2022年最新版だとさ。。

 

O先生の2018年の論文のまとめでは、

研磨材無しまたは低研磨性の歯磨き粉であれば歯ブラシの硬さは関係ありませんでした。

ただし、中研磨性以上になると65000回も磨くと象牙質の減りは大きくなります。

研磨性の高い歯磨剤の場合は柔らかい歯ブラシでもかなり削れています。

低研磨性歯磨剤+柔らかい歯ブラシで65000ストローク磨いた場合

象牙質の減少量の平均は1.40mm3で、

高研磨性なら同じ柔らかい歯ブラシでも7.04mm3とかなり差があります。

研磨性が中程度も低い場合と比較すると2.5~3倍削れています。

 

仮に、RDA値が国際基準で250以下。本邦においては150以下になっているものが多い。

これは確かに私も聞いたことがあります。

動画の彼もそう言っています。

この実験でRDA値150というのは、論文でいうところの中研磨ということになります。

 

少なくとも動画の彼が言っている研磨剤は関係ありませんでした。

歯ブラシの硬さが問題であることがわかったのです。多くの歯科医師や歯科衛生士が勘違いしています

という彼の主張の正反対。反証となっていますが。

 

研磨剤が入っていた方が、磨いた後のプラークの付着が少なくなるとの言説はあります。

まーまー落ち着いて。

それが、エンドポイントを歯磨き後の「プラークの生成量」ではなく、

歯磨きによる虫歯や歯周病の発生と設定してみてください。

毎日2回3回磨いている人がですね。

こういったプラークの生成量の差が問題になるのでしょうか。

そこが思考ポイントになります。

 

ライオンのクリニカの数年前まで売っていた1450ppmのジェル。

たったの400円。

あれが恋しいですね。

 

無研磨条件下で歯ブラシの硬さを変化させます。(ストローク35000)

0。63→0。69→0。78と磨耗する容積は増えます。単位は立法㎜です。容積です。

 

中研磨条件下で歯ブラシの硬さを変化させます。(ストローク35000)

1.89→2.77→2.70と結果は変化したのです。

 

無研磨で僅かに削れる。しかし歯ブラシの硬さを変えてもほぼ変化ないわけですね。

一方中研磨では、0.63→1.89とアップしまして。容積で3倍に。

さらに歯ブラシの硬さを変えるとさらに1.5倍以上削れているわけです。

まあ、普通→硬めで差は無かったわけですが。

 

動画内の

RDA値150であれば、100年磨いて975ミクロンだから大丈夫というやつ。

これを言うのに用いた論文はそんなことを言ってはいない。

シミュレーションの研究はお口の外でやっているため、

お口のなかで、より実際に近い環境下で磨耗実験をする方法論を言っているわけ。

実験期間が実際のお口の中で10日間行いましたって書いてあるんですけど。。

原本は読んでいませんが、10日と100年。。(;’∀’)

 

動画の人かなりヤバめですねぇ。

実名書いたらトラブルになりそうなので、ここでは控えます。

 

令和4年10月

 

安藤先生のことを調べていたらとても興味深かったのです。

人は子供の形質を自分の遺伝ではないかと考えてみたり。

また農薬等何らかの環境が影響したのではないかと考えてみたり。

 

理由付けすることで安心したり納得したりする部分があるわけですよね。

それはもちろん仕方のないことです。

 

兄弟同じように育てたつもりなのに!

とかに関しては、実は色々と調べられているものです。

 

自分の遺伝だと決めつけて、自責の念にかられたり。

環境だけではなく遺伝の要素もあり。

遺伝だけではなく環境の要素もあるんですよね。

 

じゃ、どの形質がどのくらい遺伝の影響が大きいか。

それを調べたのが安藤先生ですね。

 

遺伝的形質というのは実際に突然変異的に出現するものもあれば。

劣勢遺伝の保因者が、たまたま組み合わさって組み合わせによりその形質が発現することもあるのです。

あるいは遺伝的影響を大いに受ける形質もありますしね。

 

令和4年十月

 

http://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/statement/file/statement_20150508.pdf

もっともっと柔軟に。

切り替えも大事ですねえ!

 

令和4年10月

 

権威バイアス

アンコンシャスバイアス

 

私がラ〇オンのM氏にある質問をした。

私の質問には明確に回答をしなかった。

その代わりに出てきた言葉というのが、〇〇というスタディーグループの○○先生が言ってたんです!

 

敏腕営業マンというのがいますよね。

権威を借りる発言をする場合。

意識的なケースと自身が意識をしていなくても自然と出てくる人がいます。

 

営業所のトップセールスマン。

多くが天才肌で感覚でこういった手法を身に着けている。

 

これが医療の科学の議論の場においては。

最もがっかりさせる発言に生まれ変わる。

 

 

 

令和4年9月28日

 

身長にしても。甘味料にしても。

まずは思考ですねっ!

身長を伸ばす要因。

これは学術的なことは、私は何もしりませんし、調べたこともありません。

でも、何回か考えたことはあります。

これに遺伝的な要因は排除できないでしょう。シランケド(笑)

 

下記は別にしっかりした論文というものではなく、

卒論とかでしょう。

 

http://www.st.nanzan-u.ac.jp/info/gr-thesis/ms/2004/matsuda/01mm076.pdf

 

令和4年9月26日

 

近年はどうか。

中身の実態はあまり変化ないですね。

PCR検査が加わったくらいでしょうか。

ウチとは考え方が全く異なります。

 

令和4年9月21日

 

いかに日本の歯科教育がアメリカの知見から得られたものをべーすとしてきたことでしょう。

さてさて、リンクを貼っておきます。

こんかいの結果は果たして理由が何故だったのか?

人種の違い?

検索方法の違い?

元々の検索方法の間違い?

https://www.jstage.jst.go.jp/article/koubyou1952/73/1/73_1_70/_pdf/-char/ja

 

令和4年9月14

追記。

ここで、こういったものを紹介します。

米国と本邦でのくい違いについても述べられています

 

https://www.health-research.or.jp/library/pdf/forum2/fo02_047.pdf

 

こんな面白そうなものも偶然発見しました。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshowaunivsoc/79/5/79_600/_pdf/-char/ja

 

今回書くと宣言したテーマはちょいとお時間ください。

テーマが壮大すぎて簡単にはまとめられそうにないです。

きちんとまとめたら話をします。

 

 

 

令和4年9月

 

今回のテーマはぼかします。

商品名を明言すると訴訟されても嫌ですから。

察してください。

一部の研究では、キ〇リトールはう蝕予防において独自の積極的な役割を果たすと示唆されている。

  1. Makinen KK . Xylitol-based caries prevention: is there enough evidence for the existence of a specific xylitol effect? Oral Dis 1998; 4: 226– 230.

  2. Makinen KK . The rocky road of xylitol to its clinical application. J Dent Res 2000; 79: 1352– 1355.

 

一方で、キ〇リトール入りガムのう蝕予防効果は、チューインガムの好ましい作用だけで十分に説明できるとし、キシリトールの独自の作用に反論している。

Scheie AA, Fejerskov OB . Xylitol in caries prevention: what is the evidence for clinical efficacy? Oral Dis 1998; 4: 268– 278.

 

ただいま編集中

菓子類の研究はいずれも3年間継続された。キシリトール入り菓子を摂取した6歳から11歳のハンガリー人小児は、通常の砂糖入り菓子を摂取した対照小児に比べて、う蝕の発生が45%少なかった

↑これはコホート研究になりますね。

対照群が設定されていない。

二群が砂糖群とキシリトール群

1日20gまでのキシリトール菓子を摂取した6~12歳のポリネシア人小児において、砂糖菓子を摂取した対照群と比較して37%う蝕が減少したことが記録されている。

 

いずれの研究も脱落者が多いらしい。

 

①が30%

②が37%の脱落者

 

Turkuで行われた1年間のチューインガム研究では、低用量のキシリトールの齲蝕発生に対する効果を、加糖ガムの使用と比較して評価し、加糖ガムを噛む群では累積齲蝕増加量が+292個であったのに対し、1日平均45個のキシリトールガム(それぞれ15 gキシリトールを含む)を噛む群では齲蝕増加量が-104個であったことを示した

 

これにおいてもRCTsではありませんね。

上記のう蝕増加減少の数値は全被験者の合計ということになりますね。

 

④以下コピペ

さらに2年間の研究では、ベースラインのう蝕レベルが低いフィンランドの11歳から15歳の学童において、キシリトールガムの日常的な使用により日常的なう蝕予防策の効果が高まるかどうかを明らかにするために計画された。この盲検試験では、2年後、キシリトールガムを噛んでいる子どもたちの齲蝕の平均減少率は、ガムを噛んでいない対照群と比較して44%であった18。キシリトールの使用中止後3年と5年に齲蝕予防効果が観察され、最大の長期予防効果は、キシリトールガムの試験中に生えてきた第2永久歯にみられた。Scheie and Fejerskovは、この試験のレビューの中で、結果の解釈において考慮すべき重要な要素として、試験中にキシリトールガムを噛むことで従来の固形菓子の摂取量が減少した影響を指摘しており、また試験への参加によりその後の5年間に口腔衛生への意識が高まった可能性を示唆している。しかし、Isokangas18は、『しかし、菓子類の摂取頻度は、キシリトールガムの使用によって有意な影響を受けなかった』と述べている。

 

モントリオールでの同様に計画された(盲検ではないが)調査の結果、キシリトールガムを噛んだ子どもは、24ヶ月後のう蝕の純増が対照群の子どもより有意に少なく、試験群ではう蝕病変の反転が有意に多く見られ、再石灰化が起こったことが示唆された。

 

約10年前にベリーズで行われた一連の二重盲検臨床試験は、キシリトールガムとソルビトールガムの直接比較を初めて行った。 この試験以前にも、キシリトール含有ガムの試験はソルビトール含有ガムの試験より優れた結果を得ていたが、同じ試験で比較されたことはなかった。この試験では、年少児の乳歯と年長児の永久歯における齲蝕予防効果を調査した。年長児の試験では、9つのグループに分け、キシリトールガムを噛んだ場合の効果を、ガムを噛まない場合、砂糖入りガムを噛んだ場合と比較するなどして検証しました。ガムを噛まない対照群に比べ、各群のう蝕発生の相対リスクは以下の通りであった。砂糖入りガム120(すなわちリスクの増加)、キシリトールペレット1日5回027(すなわちカリエスリスクの減少)、キシリトールペレット1日3回041、キシリトールスティック1日5回044。048 硬いテクスチャーのペレットガムはスティックよりも効果が高く、1日3回よりも1日5回噛んだ方が良いという結果は、用量反応を確認するものであり、かつ/または無糖チューインガムの効果には唾液分泌の刺激に関する要因が重要であることを示唆しているように思われる。しかし、ペレット状のコーティングからのより迅速なキシリトールの放出が重要な要因である可能性がある。乳歯の最年少児童において、すべてのポリオールガムの使用は、キシリトールスティックガムとソルビトールスティックガムの間で齲蝕発症リスクに有意な差はなく(p<005)、齲蝕発症率の有意な減少をもたらした30。ガムなしと比較して齲蝕リスクの最大の減少は、キシリトールペレットガムを受け取った群(相対リスク035)およびソルビトールペレットガム(相対リスク044)であることがわかった。

 

無糖ガムを噛むことの長期的効果は、2年間のベリーズ・チューイングガムプログラムが終了してから5年後に、Hujoelら34 によって証明された。この盲検追跡調査では、キシリトールガムはガムなしの群に比べ59%、ソルビトールガムは35%齲蝕リスクを減少させた。ガムを1-2年噛むと、ガムを噛まない群に比べ、長期的にカリエスリスクが93%減少したことから、著者らは、カリエス予防のためのガム導入の最適な時期は、永久歯が生え始める少なくとも1年前であるべきだと結論付けている。

 

まだまだコピペ中ですが。

なんとまだプラセボガムを用いたRCTsがでてきません。

まだ編集します。

 

キシリトールキャンディとチューインガムの比較試験
エストニアで最近行われた臨床試験では、2種類のキシリトールキャンディとキシリトールガムの栄養補給が、何も補給しない対照群と比較して、う蝕の発生に及ぼす影響を検証した7。試験の対象は10歳の子供で、学校のある日に1日3回、ガム2個またはキャンディ2個を摂取させた。2つのキャンディの使用間では二重盲検化が可能であったが、キャンディとガムの使用間では不可能であった。ガムは10分間噛んでから廃棄のために回収し、キャンディは通常の方法で消費させたが、著者らは「キャンディが口から消えるまでの時間はほぼ同じだった」と報告している。その結果、学校群ごとに、キシリトール群に比べ、サプリメントを摂取しない対照群では、齲蝕増分が35%〜60%高いことが示された。さらに、キシリトールキャンディとキシリトールチューインガムを摂取した2つのグループに差はなかった。

 

母子試験
この革新的な臨床研究は、まず母親のキシリトールの習慣的摂取が、子供へのミュータンス連鎖球菌の感染に及ぼす影響を調べたものである2。最初の研究グループにランダムに割り付けられた106人の母親は、子供の誕生後3カ月から1日に最低2〜3回、キシリトールガムを噛んだ。もう1つの研究グループは、30人の母親が出産後6カ月、12カ月、18カ月にクロルヘキシジンバーニッシュを、もう1つのグループは同じ間隔でフッ素バーニッシュを使用したものである。子供たちには何の介入も行わなかった。追跡調査では、3歳と6歳における子どもの虫歯の発生と歯垢および唾液中のミュータンス連鎖球菌のコロニー形成を調べた3,4。母親がキシリトールを使用していた5歳児では、母親がクロルヘキシジンを使用していた子どもと比較して、「感染性の個別の窓」と呼ばれる時期にdmftが74%減少していた。母親がキシリトールを使用した5歳児は、母親がフッ素入り歯ブラシを使用した5歳児と比較して、dmftが71%減少していた。3 群とも,2 歳時に Streptococcus mutans が検出されなかった子どもは,Mutans streptococci に汚染された子どもよりも,すべての年次検診で齲蝕の発生が少なかった.

 

キシリトールの特異的な齲蝕予防作用
キシリトールによる食餌糖の完全代替による齲蝕予防効果は、食餌から発酵性糖類を排除することで説明可能である。しかし、キシリトールによる部分的な置換や補給による素晴らしい齲蝕予防効果は、他の説明が必要である。齲蝕予防効果は単純な置換では期待できないほど大きいようで、その結果、キシリトールの特性について熱心に研究されるようになった。提案された機構を表2に示す。

表2

プラーク菌による非発酵性
歯垢量の低減
ミュータンスレンサ球菌の選択的減少
病原性の低いMutans Streptococcus菌の誘導
歯垢中のアンモニア濃度の上昇
一部の歯垢連鎖球菌におけるキシリトール-5-リン酸の蓄積
一部の歯垢生物における無駄な代謝サイクルへの参加
歯垢付着菌の減少
ミュータンスレンサ球菌の感染抑制
唾液 唾液の量と質の変化
エナメル質 再石灰化促進

キシリトールは歯垢で発酵しません。ヒトで長期間試験した場合、口腔内細菌叢はキシリトールを代謝するように適応しないという十分な証拠があります。キシリトールを発酵する少数の生物の能力は、他のより多数の歯垢生物の不作為によって否定され、このポリオールへの曝露によって歯垢pHが低下することがありません。

キシリトールの使用により、歯垢中のMutans Streptococciの割合が減少することが示されている。これは、おそらくキシリトールの非特異的効果と特異的効果の両方によるものである(表3)。非特異的効果は、非発酵性が細菌の増殖を促進しない結果である。さらに、キシリトールには特異的効果がいくつかあるようである。第一に、ミュータンス連鎖球菌に対する選択的効果により、口腔内環境において病原性の低い変異型キシリトール耐性株が発生します。第二に、歯垢がキシリトールにさらされるとアンモニアと塩基性アミノ酸の濃度が上昇し、歯垢酸が中和されます52,53,54。第三に、口腔連鎖球菌の一部の株がキシリトールを取り込み、キシリトール-5-リン酸に変換することで、Mutans連鎖球菌やSobrinus連鎖球菌に細胞内空胞の発生と細胞膜の分解が起こり、このメカニズムによりキシリトールが静菌的に作用していることがin vitro研究で示されています55,56,57,58,59。最後に、一部の連鎖球菌は、「無益な代謝サイクル」と呼ばれるものに参加するキシリトールを取り込んでいる59,60,61,62。このサイクルでは、キシリトールが細胞内に取り込まれ、リン酸化されてキシリトール5リン酸になり、糖-リン酸ホスファターゼによって分解されて、結果としてキシリトールが細胞から排出される。この過程の臨床的な関連性はまだ確立されていないが、口腔内の健康を害するよりも、むしろ有益である可能性が高い。

よく管理された臨床研究からの多くの証拠は、キシリトールが砂糖や他のポリオールと比較してプラークの成長を減少させることを示します。これらの研究には、Turku sugar studies、部分的な代替と補充に関する試験などがある。また、糖の代謝によってプラークが酸を産生する能力は、キシリトールによって低下するという良い証拠がある。46,47 これは、キシリトールにさらされたプラーク中のMutans streptococciが選択的に減少し、おそらくプラーク量が減少することによって十分に説明できるようである。

以上のようなキシリトールの歯垢内における齲蝕予防メカニズムのうち、真に静菌的であると考えられるのは、キシリトールのキシリトール-5-リン酸への変換とその後の蓄積、および齲蝕原性菌の低毒性株の誘導のみである。このようなメカニズムが強調されているが、臨床的な重要性を評価するためには、さらなる研究が必要である。真の静菌作用ではないが、先に挙げた他のメカニズム(表2)は、う蝕予防に役立つ。

これらの特定の効果だけでなく、口腔内細菌叢の母子感染の重要な時期に母親がキシリトールを摂取すると、先に述べたように、子供へのミュータンスレンサ球菌の感染とコロニー形成を長期的に減少させることができます2,4。他の証拠によると、キシリトールは、おそらく歯垢生物と歯の表面の間の接着のメカニズムを妨げることによって、歯垢の量を減少させることが示されている65,66,67,68 これは、これらの子供の口腔内のMutans streptococciのコロニー化の減少に関する最も可能性の高い説明である。

唾液の流れに関する証拠としては、噛んでいる間とその直後に流量が増加し、甘味があるとさらに流量が増加します。69,70 しかし、この点でキシリトールが他の甘味料より優れているという証拠はありません。噛むと唾液の流量が即座に大幅に増加するが、ガムを噛むことで長期的に唾液の流量が増加するかどうかについては、いくつかの調査が行われている。後者の研究の大部分は、唾液の流れが正常な人において、様々な期間にわたって甘味のあるガムを噛んでも、唾液の分泌能力が増加しないことを発見した。確かに、キシリトールが何らかの特別な効果を持つという兆候はなかった46、47、69、70、71。

前述したように、キシリトールの臨床試験中に前歯部う蝕(白点)が再石灰化(治癒)することが観察された。このことから、キシリトールはエナメル質に特異的に作用することが推測され、多くの研究がキシリトールや他の甘味料の歯質への影響と再石灰化の可能性を調査しました。実験室ベースの研究では、in vitro実験やラットう蝕試験が行われています。非糖類甘味料を使用したほぼすべての実験において、「治癒」段階で再石灰化が起こりましたが、短期間の研究で評価した場合、キシリトールが他の非糖類甘味料よりも大きな効果を持つという明確な兆候は見られませんでした72,73,74,75,76。

再石灰化は、カルシウムとリン酸を豊富に含む唾液の流量の増加、およびプラークのpHが低くなり脱灰を引き起こす可能性がある時間の短縮によって十分に説明できると思われる。したがって、キシリトールの特異的な抗齲蝕作用は、プラークおよびプラークオーガニズムに対する効果によるものであると考えられる。

 

キシリトールと他の非砂糖バルク甘味料との比較
表1に示したすべてのバルク甘味料が調査され、非う蝕原性または極めて低いう蝕原性の可能性が示されました。証拠の量と種類は甘味料によって大きく異なりますが、キシリトールとソルビトールは最も徹底的に調査されています。

歯垢および歯垢生物による甘味料の発酵性を調べることは、最も単純なタイプの調査です。これらは、完全にin vitroで、または歯垢pH実験として知られている口腔内で実施することができます。ある研究では、歯垢細菌によるキシリトール発酵が報告されている。77 しかし、これらの細菌は歯垢細菌のごく一部であり、混合培養では、他の微生物の活動により、細菌が成長しないか、酸の産生がマスクされることがわかった。一方、ソルビトール、マニトール、ラクチトール、マルチトール、水添グルコースシロップ、イソマルトはいずれも歯垢生物によってゆっくりと発酵するが、その速度はショ糖や果糖のそれよりも非常に遅い41,42,78,79。

キシリトール使用時の歯垢量の減少は、キシリトールが非発酵性であり、口腔内細菌のエネルギー源として代謝的に利用できないだけでなく、歯垢の粘着性および凝集性を変化させ、歯垢量の減少をもたらす能力の反映であると思われる。特にチューインガムについては、キシリトール、ソルビトール、キシリトール-ソルビトール混合物を使用した場合の歯垢量の変化について多くの研究がなされている。これらの研究の多くは、キシリトールでは歯垢量が減少するが、ソルビトールではほとんど変化がないこと、キシリトールとソルビトールの混合物ではソルビトールに比べて歯垢量は減少するがキシリトールだけの場合ほどではないことを明らかにしている25, 32, 46, 80, 81, 82。しかし、これらの変化の臨床的意義については疑問が呈されている。母子試験におけるキシリトールのかなり大きな歯科的効果の主な説明がプラーク生物の付着の減少であるとするならば、今後の試験にソルビトール群を含めることは有用であろう。キシリトールは歯垢の付着を減少させるユニークな効果があると思われ、他のポリオールはこの臨床効果を示さないかもしれないと予想される。

ソルビトール・チューイングガムの最初の臨床試験の報告は、35年前に発表されました36。それ以来、多くの臨床試験や野外調査により、ソルビトール、84 水素化グルコースシロップ、85 およびキシリトールを使用したチューインガムやその他の菓子の歯科的効果が指摘されている36 。その結果、ガム中のキシリトールがソルビトールより優れていること、キシリトールとソルビトールの混合物はキシリトールほどではないが、ソルビトール単独より優れていることが明確に示された。年長児を対象とした研究結果27(表4)には、ガムなしの対照群と比較して、1日5回使用のキシリトールペレットガムの相対リスクは027(すなわち、う蝕リスクが減少)、1日5回使用のソルビトールペレットガムは074であった。 これらは、それぞれ73%と26%のう蝕発生を抑制することに相当する。キシリトールとソルビトールの2種類の比率も調査された。3:2のキシリトール:ソルビトールガムのオッズ比は056、1:3のキシリトール:ソルビトールガムのオッズ比は049だった。キシリトールとソルビトールの混合物は、ソルビトール単独よりもう蝕リスクを減らす効果があったが、キリシット単独よりも効果は小さかった。乳歯の年少児を対象とした研究30では、すべてのポリオールガムで齲蝕発生率が有意に減少した(p<005);キシリトールスティックガムとソルビトールスティックガムの齲蝕発生リスクの差は統計的に有意でなかった。キシリトールペレットガムとソルビトールペレットガムでは、ガムなしと比較して最も大きな齲蝕リスクの減少が認められた(それぞれ相対リスク035と044)。

 

P:う蝕リスクの高い成人
E:キシリトール89名(66名、脱落23名)
C:ポリオール90名(64名、脱落26名)
O:(プライマリ)ベースラインから2年後の齲蝕状態
(セカンダリ)唾液ミュータンス連鎖球菌(MS)、およびプラークpH

条件)
30〜45歳、最低12本の天然歯があること、
少なくとも1つの表面空洞化う蝕病変、ただし3つ以下
ミュータンス連鎖球菌および乳酸桿菌> 105 CFU / ml唾液
全身的に健康
過去30日間、抗生物質の使用または臨床試験への参加なし
研究製品のどの成分にもアレルギーなし
歯列矯正をしていない
中等度の歯肉炎、現在の歯周炎なし。
顎関節の機能障害の欠如。
除外基準)
消化管の問題の病歴があり、口腔生態系を妨げる全身性疾患があること
すでに1日に3個以上の無糖チューインガムを消費している人

キシリトールガムとプラセボガムはお菓子会社が作ってくれている(メントスやチュッパチャプスの会社である)けれど、それ以外には資金提供を受けていない。
(キシリトールチューインガムには、30%のキシリトール、26%のソルビトール、11%のマンニトール、および1%のマルチトールシロップを含む)
(ポリオールチューインガムは、28%のイソマルト、31%のソルビトール、9%のマンニトール、および1%のマルチトールシロップを含む)

2年後、う蝕経験の総増加は、キシリトール群で1.25±1.26、ポリオール群で1.80±2.33 (p=0.01)。
キシリトールガムで治療された被験者は、ポリオールで治療された被験者と比較して、55歯で23%のリスク低下。
pH5.7での曲線下面積 は、キシリトール群の実験期間中に統計的に有意に低かった(p=0.02)。
唾液のMS濃度の低下は、キシリトール群で認められた(p<0.01)。

 

https://pharmacy1st.org/25809586/

 

令和4年8月

 

まとめるのたいへんやな~と思っていましたら。

こんな表を発見しましたです。

すばらしい!!

食品については話したけど。

医薬品や医薬部外品そして化粧品を定義するとどうなるかってやつですね。

歯磨き剤は基本は化粧品と同等の扱いになるわけですが。

歯磨き剤には化粧品の他、医薬部外品、アセスのような医薬品に分類されるものまである。

 

医薬部外品は主に防止であり、治療ではないということになる。←ここ大事

 

じゃ、タウリン1000と3000のどっちが偉いのですかの話であったように、

タウリン等を配合して滋養強壮栄養補給を謳った栄養ドリンクは指定医薬部外品にあたるわけですね。

 

 

これら指定医薬部部外品に関しては、

最初は医薬品やったけど、医薬部外品に移行したものらしい。

つまり、薬局やなくてもコンビニで買えるってやつですね。

OTC医薬品とは医師に処方してもらう「医療用医薬品」ではなく、薬局やドラッグストアなどで自分で選んで買える「要指導医薬品」と「一般用医薬品」のことです。英語の「Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)」の略語で、対面販売でくすりを買うことを意味しています。これまで「大衆薬」や「市販薬」とも呼ばれてきましたが、最近、国際的表現の「OTC医薬品」という呼称が使われるようになりました。

だってさ。

本当にややこしいですね。もう頭が混乱してきましたよ。

これ、アセス等に関しては第三類医薬品に入っちゃってるってやつですね。

読む気はありませんが(笑)アセスは臨床データまで公開されているらしい?と聞きました。

第三類の「アセス」を薬局で販売する場合、いちいちカウンターで説明せんでもエエってことになりますね。

 

ちなみに薬局等で取り扱いのあるロキソニンSってやつは

第一類医薬品らしい。

これは書面での情報提供しなアカンってことですね。

 

じゃ、サンスター等はどうなっているか。

フッ素洗口液のエフコートや知覚過敏系無研磨のプロケアってやつはOTC医薬品のうち第三類医薬品に。

デンタルリンスGUM系統は医薬部外品に。

Ora2のうがい薬は化粧品に分類されるようです。

 

医薬部外品は「薬用」とも表記できるそうです。

医薬部外品=薬用

歯磨剤が医薬部外品として承認される基準が厚生労働省により以下に定められています。

 

結局なにが言いたいのさ?

頭パニック。それは私も同じ。

昨日出てきたですね。栄養機能食品のように国が定めた基準を満たしていて、

国が認可したら医薬部外品になるってやつですね。

多分(^-^;

 

今日のやつがわかりにくかったら聞いてください。

もしくは2~3回読んでみてください。

 

興味あるでしょう?(^-^;

ところで、

トクホ

栄養機能食品

機能性表示食品

この3つの違いについて解説されています。

こういった分野も我々が学生時代には習わなかった分野の一つでしょう。

 

これを表示するのを許可するのは3つとも消費者庁

 

特定保健用食品(トクホ)→国が審査

栄養機能食品→科学的根拠がある成分を一定以上含有していたら表示OK

機能性表示食品(ヤクルト1000はこれに該当)→事業者の責任において機能性の科学的根拠が示され

機能性や安全性の根拠を消費者庁に届けられて認められた食品

 

サントリーのHPに掲載されていたものがわかりやすいですね。

 

どちらが良いとか性能差があってどちらの方が優れているとは言えないようです。

またそれぞれについて表示できる謳い文句の表現が異なるようです。

左がトクホです。右が機能性表示食品です。

 

企業などに対して統計学的なアプローチからコンサルをしているこの先生とは見方がちがいます。

我々が普通に感じることは、この動画のコメント欄を見ればわかります。

 

コメントの一部を抜粋します。

レビューありがとうございます。私もこの論文を見てみましたが、2つ私見を持っています。 ・サンプルサイズはちょっと小さいかも知れないけれど、それにしてはP値が良いので、逆に群間差が明確だと断言しやすいのではないでしょうか。 ・この論文の最大の弱点は、ヤクルト社内の研究だという点だと思います。第3者の研究機関でやってもらっていたら文句なしなんだけどな。

実際に論文を読まれたのでしょう。

普通に企業が独自の試験をしている。

ただ二重盲検になっていたり、研究デザインとしては悪くはなさそうです。

 

歯に関するトクホ商品は

キシリトールガム

ポスカム

サンスターのカルシウム&イソフラボンタブレット等があるようです。

 

これには続きがありますので、

また次回。

 

令和4年7月

 

面白い悪意のある切り取り方をしてみますね。

なんと某薬を飲んだ場合でも、ポケット内の総菌数が減らないことが判明しました!!

なんと菌が減らないんですよ!!

と全く同じじゃないでしょうか。昨日のカルシウムイオンのお話。

素人を騙すのにはうってつけ(笑)

 

結果は違うことが言いたいのに、切り取ると違う風に捉える人が出てくるんです。

論文は本当は原本を読まなければならないんです。

と今まで言ってきたのは実はそういうことなんですね。

お判りいただけましたでしょうか。

 

面白いでしょ?(笑)

 

令和4年7月25日。

 

Nさん、大会があると聞きました。

お疲れ様です!

ウチの息子もとある大会の予選会に参加しました。

小学校の時もプログラミングロボットの大会に出たんですよ。

今年から高校では「情報」の授業が開始されます。

この「情報」という教科が大学入試にも必須科目として必要になってくる大学も多く出てきます。

英語 数学 国語 理科 社会だけでなく「情報」が入ってくるのです。

 

何か色々調べていたんですよ。

偶然発見した〇〇素〇〇派のHPです。

(余計なことを言われたくないので伏字にするため〇を使いますけど。)

エゲツナイ内容でした。

切り取る切り取る。

自分にとって都合のいい内容だけをピックアップして掲載。

あちこちから内容を切り取って偏った内容でズラーっと並べている。

 

本当に思考力も情報の判断力もまったくゼロ。

ド素人なのがまるわかりなのですが、書いている本人は知る由もない。

読み手が教養がないのを読み取ってしまうわけです。

 

内容はですね。

〇〇素を使用するとこんな良くないことが沢山あるんですよと列挙されている。

 

そのうちの一つが〇〇素洗〇をすると、

口腔内のカルシウムイオンの濃度が下がることがわかりました!!

ってやつでした。

 

もちろん口腔内のミネラルの濃度が下がることは良くないことかもしれません。

で、そのソースがですね。

これなんですよ。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jdh/72/1/72_28/_pdf/-char/ja

 

2022年の日本口腔衛生学会誌なので、

その学会が論文としてアクセプト(審査して掲載可)したわけですね。

一定の信頼に足るものだと思いますが。

研究機関は歯科大学ですね。

 

31ページの図1の右側。二段落目。

以下引用。引用元を以下に示します。

口腔衛生会誌 72:28-33 2022

フ〇〇〇〇口実施の有無における幼児の唾液因子変化と
う蝕抑制効果の 1 年間の比較

フ〇化物洗口実施群では,Ca2+ において有意な低下
が認められた.フロリデーション(平均 0.7 ppmF)を
実施している都市において,歯のフ〇素症と診断された
被験者と健常者から採取した唾液無機イオン濃度を測
定したところ,歯の〇。◎症の被験者のほうが唾液中
Ca2+ は有意に低かったとの報告がある 17)が,今回,局
所応用であるフ〇゜物洗〇法においても同様の結果が得
られた.その要因として,口腔内の Ca2+ が〇〇〇物洗
〇により口腔内に取り込まれた F- と結合し,CaF2 また
は CaF2 様物質を形成することで,結果として Ca2+ が減
少したものと推察される.

 

歯磨き粉の中に〇〇化ナトリウムとミネラルであるカルシウムを混在させると、

歯磨き粉のチューブの中で反応してフッ化カルシウム(CaF2)が出来てしまうのと同じ理屈。

しかしですよ。

口腔内のカルシウムイオン濃度が低下し、歯の表面やバイオフィルムに、

う蝕予防の媒体となる〇〇化カルシウムが生成されているというわけですね。

しかもこの論文は、フ〇素洗口群が子供のう蝕抑制において、対象群より有効であったと

結論づけている論文なんです。

 

このHPのタイトルがフ〇〇洗〇の条例の阻止を!っていうタイトルなんですね。

 

しかしですよ。こんな新しい論文まで引っ張ってきて引用して切り取って。

自分の主義主張に使うわけですよ。

これは何かものすごい執念を感じます。

ちょっと怖いです。

 

あとどちらの方が声が大きいかですよね。

賛成派と反対派。

そして反対派に絡むと面倒ですよね。

そしてさらに反対派の声が大きくなる。

 

ケミカルの分野もですね。オリンピックがあり、日本代表で世界大会に出場するってのがあるんですよ。

一般教養と情報がそれぞれ必要なのもわかりますね。

 

彼らと言い争うつもりは一切ありません。

(しかし猛烈で執念深い悪意を感じます)

でも洗〇剤にかんしてはですよ。

私自身も抑制に対して決定的に寄与するとは思えません。

この点に関しては同意見ですねぇ。(汗)

 

令和4年7月20日

 

本日は興味深いテーマですね。

例の疾患に対して、例の物質は効くのか、あるいは効かないのか。

あるいは明確なエビデンスは存在するのだろうか。

 

本日もGoogle scholarのほうで調べてみた。

もうおっちゃんは頭が古いのでGoogle scholarの方が調べやすいことを最近発見した。

 

例のキーワードを入れて検索ボタンをポチ。

すると一番最初にコクランのメタ分析の文献が出てきた。

 

有能すぎる(;^ω^)

 

コクランの抄録だけ読んでみた。

メタ分析を行った結果、基準を満たした文献が8件。

ただし、計算上でメタ分析に用いることができた文献が4件のみだった。

 

4文献のうち三件はいかなる影響もでなかったが、

1文献のみ効果があった。

 

介入がゆうりであると考えられるものの、

そして患者さんの6~8週後の主観的な効果で差がみられなかった

 

結論として有用であるとう強いエビデンスは得られなかった

 

みたいなことを書いてある(笑)

 

我々の臨床的な実感と相違ないものであり、

じゃどれか販売コーナーに置くとしたら、やはりW処方かな。。

 

他にも1994年の論文。

二群に割り付けて12週間。

シリカベースに硝酸カリウム 5.0%,可溶性ピロリン酸 1.3%,PVM/MAコポリマー 1.5%およびフッ化ナトリウム 0.243% を含む歯磨剤を 12 週間使用

もう一つは上記のペーストに硝酸カリウムを含まない群。

 

一つの論文ではありますが、象牙質知覚過敏の軽減に有用であると書いてあった。

 

調べているとちょっと話は逸れますが。。

硝酸ストロンチウムという知覚過敏軽減のものもあり、

硝酸ストロンチウムや硝酸カリウムを配合したものをプラセボと比較した試験も。

特に有意な差は出ていなかったり。

 

 

令和4年7月11日

 

ごめんなさい。

今日調べる論文は時間がかかりそうなので宿題とさせてください。

(追記します。)

面白いですね~!根拠なしといった広報されたものに対してツッコミどころがいっぱい。

追跡期間がどうなんやろうかと思ったら、正にその通り。

 

今回のは、歯の喪失あるいはPの改善といった真のエンドポイントでなく

代理エンドポイントかつ一つの研究論文ではありますが、

目的の論文が一編みつかりましたので、

早速手抜きではありますが、画像とロボットの翻訳を掲載しますね。

 

翻訳がロボット翻訳なので、テキトーですが。

(Ⅰ)はレッドコンプレックスの3細菌ですね。

ソクランスキー複合体という意味不明な翻訳はですね。

正確にはあのレッドコンプレックスのピラミッドのことをいっているのですね。

紫色とかオレンジ色とか翻訳にでてきますが、これのことですよ。

以上がわかれば。

翻訳の意味が何となく理解できると思いますよ。

 

テスト部位とコントロール部位は、

要するにテスト部位=介入部位とコントロールでIDBを当てなかった部位なんですね。

 

較正済みIDBとはですね。ロボットで変な翻訳になっちゃってますが。

ブラッシング指導するときに、あなたはSサイズ!とかSSサイズねとかいいますやん。

サイズを合わせたってことですよ。

 

リアルタイムPCR法では、まず総菌数てのが出ます。

そして総菌数に対する各菌の割合ってのが出るわけですよ。

コロナのPCRのように陽性陰性をだすことを「定性的」に判定するといいます。

菌の場合は菌数つまり「定量的」に判定できるってやつですね。

 

そして19菌種について調査されたわけですね。

 

なんか断片的に見て根拠がみつからな~い!

なんて広報できる連中の気がしれませんけど。。

 

さてさて。思考力がスーパー頭いいモードに入ってきましたね。

あー楽しい楽しい!

楽しすぎてね。

IDBをすると菌にこんな変化が起きるんだ~!

 

令和4年7月6日

 

元年の11月の記事をコピペして再掲。

フロスはした方がいいに決まってる前提ですよ。

 

歯の喪失→寿命との関係性

歯周病→寿命との関係性

 

疑いようなく若干は影響はしているかと思いますね。

でも決定打となりうるレベルではないと思っているわけです。

 

(以下2年半前の記事のコピペ)

歯周病学の日本の権威のお方。

その御方を前にしても堂々と意見が述べられるくらいまで、イロイロと深く知ってきたような気がしますが。

本日の勉強では、ちょっと視野が狭いかなと感じさせられる次第です。

 

歯の喪失と死。

これに関しては、私には現時点では一つの考えが存在します。

(ただし、今後の研究の進捗具合に応じて意見は変わる可能性がありますが。)

 

もしですよ。もし。

もし、歯の喪失が仮に死亡の最大要因だったとしましょう。

(少なくとも相関ではなく、因果関係があったとしましょう。)

動物じゃないんで。。

歯が20本以上残るようになった後に、10年以上遅れて平均寿命が伸びだすでしょうねぇ。。

歯科疾患実態調査における、80歳の残存歯数が5本だった時代。(2000年くらいの歯科疾患実態調査の結果)

その時点で、平均寿命は戦前に比べて約30歳ほど伸びているわけですからね。

 

歯の喪失は間接的には死亡に影響を及ぼしたり、個人・個々の話ではありえるかもしれません。

しかし、今回の結果としては、ただ単に相関があるだけの話。

喫煙に関係なく。。とか、どんな結果を言おうが。

現状の私の意見は揺るぎません。

 

何が言いたいかって?

とにかく、頭を使って自分で考えることが大事なのよー。

そう思いません?

こういうエビデンスがない分野に関しては、思考して、突拍子もない意見でなければ。

経験則から判断するしかないわけでして。

自分で考えて、自分のハッキリとした意見を持ってくださいね。

(以上は二年半前のコピペ)

 

退役軍人1200名

長年の縦断研究において、心疾患の発生が約200名。

心疾患による死亡が約40数名。

 

一部が歯周病や歯の喪失に関連していると考えて。

仮に40数名のうち約25名の心疾患が歯の喪失や歯周病の影響を受けたとしましょう。

 

すると25名÷1200名

約2%となるわけですね。

 

約2%の人の寿命が約10年伸びたところで全体に対する影響は少ないかと。

 

でもね。

逆に考えますと。6人に一人くらい(約15%)の人が心疾患を発症する。

そして約2%の人がお口も関連して寿命を縮めているかもしれない。

 

令和4年7月4日

 

とっても賢いですね!

素晴らしい頭脳です。思考を理解できるところがまずすごい。

 

色々と調べていますが。まだ検索中です。

なんとなく望んでいるものに近いものがやはりコクランレビューにありましたね。

 

超長いので抄録しかよんでおりませんが(本当はこんなことではダメです)

メタ分析の対象となった12文献のうち、11件からデータの提供があったらしい。

 

歯磨剤に、ジェルやマウスウォッシュやバーニッシュを併用した場合の効果についてだ。

評価するエンドポイントはう蝕抑制率についてだ。

エンドポイントは残留フッ素濃度ではない!!

また「歯質の耐酸性を向上させること」と

フッ素濃度を維持して再石灰化を促すこと」の二つは意味が異なりますからね。

 

11試験中9試験は併用療法のほうに優勢な結果だったらしい。

個別のメタアナリシスでは歯磨剤単独使用より、

フッ化物洗口やフッ素ジェルを歯磨剤に併用した場合を支持したが、

統計的に有意な差ではなかった。

統計学的に有意な差が出た歯磨剤にフッ化物バーニッシュ併用することを支持した研究が一個あって、

これはデータが少なくて誤った結果を示している可能性が高いという評価を下しているそうです。

 

他に統計学的に有意な差が出た研究が2件。

これらはフッ素ジェルにマウスリンスを併用したものが、ジェル単独使用より優勢な結果だったとのこと。

その他の研究においては併用療法が単独使用よりも一貫して優れているものはなかったそうです。

 

要するに実際のデータ上は併用した方が有利なのかのかもしれませんが。。

実際のう蝕抑制率において目立った結果が得られるかどうかは今のところ謎であーります。

 

どこの〇〇先生が良いって言ってたから~!

(私は虎の威を借りることはいたしません。忖度なし)

残留フッ素の時間が長いんですよ~!

市販の倍の濃度ですよ~!

 

考えてみてください。フッ化物バーニッシュが上記の中で最も残留フッ素濃度が大きくなるはず。

理論上はね。フッ化物洗口より確実にね!!

洗口よりジェル。ジェルよりバーニッシュのほうが口に残りそうですね。

 

さて。Mさんが本当に残留フッ素濃度が残る方が良いと本気で思っているかどうかですね。

まぁ、本当に頭のキレる人はすくないですけどね。

 

今一度問う。

考えてみてください。

1980年代後半を機に児童生徒のう蝕は減少に転じましたね。

何故なのでしょうか。

またこれにフッ素洗口を併用したらいかほどの効果がでるのでしょうか。

 

またう蝕リスクの高い人や矯正治療中の人が使うってのはいかがでしょうか。

 

令和4年6月30日

本日のパート2です。

本日出てきたアルファベット二文字のお話です。

我々古い世代の学生時代は卒業したらアルファベット二文字のスタディーグループに入れば、

箔がつくし、沢山勉強もできるなんて言われていました。

この絵を見てピンと来る歯科医師50代以上。

40代もいるかも。

30代以下の歯科医師ならなんですかこの写真状態。

 

下の6番の咬頭と上の6番の裂溝部付近の歯の咬合接触を示したものです。

 

見事にしたの6番が上の6番の中心窩の部分に咬合接触をして。

「3点接触」というものを付与した状態になります。

下の6番の咬頭の先っぽが上の6番の窪みにですよ。

カメラの3脚がごとく三点でしっかりと咬合し、

その咬合力は歯に対して垂直に加わることによって、歯に側方力が加わらない構造になっている。

 

顎の側方運動時は犬歯誘導というものが発生し、

犬歯のみ接触して、側方時にはこの3点を含め奥歯の接触は離開するという理論です。

アメリカの西海岸の学派が提唱し日本にも過去に広く伝わった理論になります。

 

たとえばNさんが、この3点接触を得られていなかったとしましょう。

上の図の赤点部分の二点だけ接触している。緑は当たっていないじゃないか!

これは危険だ!!

 

すると、6番を削ってですね。メタルボンドでも被せちゃうわけですね。

そしてその補綴物には3点の接触が与えられる。

もうこれでNさんの嚙み合わせは正しくなりましたよ。

もうこれで安心です!ってやつですよ。

そんな介入してほしいですかね?

 

いっぽうその後。

日本補綴歯科学会ではどんどん咬合の研究に関しても進んでいくわけです。

本邦だけでなく世界中の学者さんたちが研究するわけですよね。

 

本邦においてもある一つの事実が発見されるわけですね。

健康な咬合を与えよう!の逆、

つまり健康な人はどんな咬合をしているのだろうかと調べるわけです。

するとですよ。

現在明らかになっている事実として、赤点部分は接触しているにもかかわらず。

緑点部分が接触している人が少なかったわけです。

 

それで生涯健康に歯を使えているし、噛めているしということが明らかになったわけですね。

 

ここで大事になってくるのはですよ。

上記のエンドポイントがですね。歯に垂直に力を加えることだったのに対してですよ。

後に明らかにしようとしている研究のエンドポイントが

生涯健全なかみ合わせを維持し、健康的に咀嚼咬合が出来ることだったわけですね。

 

詳しく話すと10日くらいかかりそうなので(笑)

あくまで簡単にだけ説明して終わります。

 

そういった学派がいまだに残っているわけです。名残で。

そういった学派がですね。

咬合力を垂直に加えたら、歯頚部の歪みやマイクロクラック等の発生がなく、

楔状欠損のようなものが生じにくくなる!

と自身の都合の良いように解釈するわけですよね。

50年くらい遅れた思考になってしまうわけですよ。

 

根拠=理論上の話ではないですからね。

根拠は根拠。理論はあくまで理論なのです。

仮定した理論が証明されてはじめて。それは根拠となるのです。

 

そうなるとですよ。

一部の人間がですよ。

そっちの考えはそっちの考えで。

コッチの考えはこっちの考え方です!

それぞれの考え方があるからなぁ!なんてね(笑)

みたいな子供みたいなこというわけですよ。

 

正直気を送ったら、何かの波〇をおくったら○○の痛みが消えますよ。

ん?否定する?

コッチはこっちの考え方で、アナタは好きなように考えればいいさって言われているようなものですから。

 

その(○○)(アルファベット二文字)を信奉している人は、

その根拠を問うと何も答えられない。

そしてそう習ったからというレベルでございます。

 

今日の話の中でそんなものを振りかざされかけたんですよね。

困ったもんです。

 

一方の山形県の黒なんとか先生?(名前忘れて失礼すぎますが(笑))

根拠のない妄想が、あたかも現実のように正しい解釈のように受け入れてしまいそうになっている

我々歯科業界全体に警鐘を鳴らす意味も含めてあの特集を書いていらっしゃるのです。

 

真実あるいは、真実に近いことを追求するために、

リテラシーを持ったり。頑張って思考したり。

批判的吟味をおこなったり。

絆創膏や傷にあてがうガーゼの世界です。

 

ガーゼを当てた方が瘢痕が残りにくいとか、治癒が早いというエビデンスはなく。

先輩がそうしていたからという慣習だけで繰り広げられていた世界だったわけです。

 

80歳くらいの超絶エライ元教授がガーゼやったほうが良いって言ってたんですよ!!!

どうだ!私の意見はスゴイだろうって!今日同じようなことを言われたわけですよ。

 

一方で折角黒〇先生のセミナーを受けられたそうですね。

そちらは何を言っているのかさっぱり理解できなかったと。

そう。

解説してくれる人が周囲にいなかったのはかわいそうですね。

 

この件に関して感想を教えてくださいね。

 

しかしアレですな~。人間って生きていくうえではね。

〇ぇるてっくにも〇しだにも忖度しないとダメなんですね。

あー寂しい。

 

そーいえば、あの〇ンクールの血糖値云々のクロスオーバーデザインのあの研究

あれどうなったんでしょうかね。

メーカーに忖度した結果になるのかな?(笑)

 

 

令和4年6月30日

 

お疲れ様でした。

研磨剤があるという条件設定においてですね。

強くこすったり、

回数を多く擦ったり。

カタイ歯ブラシを使うと磨耗量が増える。

 

しかし研磨剤が無いという条件設定だと。

強くこすっても。

回数を多く擦っても。

歯ブラシが硬くても

ほぼ磨耗しない。

 

実験1

歯の象牙質のブロック。

歯ブラシの条件をかえてゴシゴシ。

こする回数をかえてゴシゴシ。

実験2

歯ブラシの硬さをかえてゴシゴシ

実験3

当てる強さをかえてゴシゴシ

 

実験4

研磨剤使用でこする回数をかえてゴシゴシ

実験5

研磨剤使用で歯ブラシの硬さをかえてゴシゴシ

実験6

研磨剤使用で押し当てる強さをかえてゴシゴシ。

 

結果どうなるかは

 

木片+タオル(実験1~3)

木片+紙やすりで想像すると理解しやすいと思いますがね。(実験4~6)

 

頭の中をきちんと整理する!!

 

いや~!中嶋省志先生のあの忖度なしの感じは好きですね~!

しゅくだ~い!

900ppmでめっちゃうがいしている時から、1980年代の後半からう蝕減。

何故でしょうか?

0.05ppm以上短時間でも保ててたからでしょうかね??なぜでしょう?

当時から、めっちゃ歯磨きしてものすげ~うがいをしますよね??

そっこーフッ素を洗い流してしまって、跡形もなくフッ素が消え去る。。

 

 

NCCLの理屈は歯科業界全体でアップデートしなくてはならない。

 

令和4年6月22日

 

炎症=炎上なんですよね。

戦争状態にある街で火の手があがっているような。

交戦状態にある街に疎開あるいは避難していた住民に戻ってくださ~いみたいな。

 

犯罪多発都市やスラム街において。(※イメージですよ!)

犯罪者の掃討作戦だけを行う?

また戦争状態の街にですよ。

善良な市民を強制移住させるとその街がよくなりますかね。

 

環境が良くなった街がイメージが変わり人気の街になっていく実生活での例もあるでしょう。

 

まずスラム的なね。変な落書きいっぱいの建物(歯石)を撤去して、きれいなまちづくりに専念する。

そうして環境を整えて善良な市民(善玉菌)の住みよい街になる街づくりをすることは大前提じゃないかな。

また単純に警察官の数だけを増やしても一定の抑止力にはなっても根本的に解決するとも思えません。

 

悪者(悪玉菌)だけを掃討したり、

善良な市民(善玉菌)を強制移住させても街は変わらないと思うんですよね。

 

 

 

令和4年6月20日

 

頭の中を一旦整理していきます。

正直今回の話は歯科衛生士には難解すぎて、

とてもできたものではないです。

生物分野や化学分野に精通しているとスラスラ読めます。

ってレベル。

 

まとめます。

口腔内の栄養素を細菌が代謝してエネルギーを酸性する。

例えば乳酸菌は乳酸を生み出す。

アルコール発酵を行う菌だってあれば。

硝酸塩を産生する菌だっているわけですね。

硝酸菌や亜硝酸菌は口腔内だけではありません。

ひろく水中や土壌にも分布します。

 

硝酸塩。

ただこの硝酸塩をまとめると。

1:バッファになる。

2:さらに還元されるとアンモニアを発生する。NO3- →NH3ってな具合にね(アルカリ性)

3:また他にNO(一酸化窒素)に還元もされる。このNOが血圧降下の作用がある。

 

アンモニアや硝酸塩は口腔内が酸性環境に傾くのを防ぐ。

(アルカリは酸と接触すると自動的に瞬く間に中和反応を開始します。)

NOは血圧の上昇をふせぐ。

まぁ、こんな感じにまとめてみましたとさ。

 

というわけで。本邦のコン〇ールは使用しても安全ってわけさ(爆)

 

令和4年6月16日。

 

マニアックになってくればくるほど燃える永瀬君です。

こんにちは。

今回のこの分野。

きちんと理解してかつ説明できる歯科医師は100人中数人だと思いますが。

 

マイクロバイオームに関して

シンバイオーシスや

ディスバイオ―シスがあることくらいは簡単に理解できますよね。

要するに口腔内の細菌叢がどうなっているかってことだよね。

 

しかし700種類もいるであろ口腔内の常在菌たち。

どうやってコントロールするの?どのように誘導するのって話になってきますわね。

実際に臨床や説明にどう生かしていくのかですよね。

 

1:その中で乳酸(有機酸)を酸性する菌もいるしね。

2:酢酸系のカルボン酸というのを酸性する菌もいますね。

3:アルコール発酵を行っている菌も存在すれば。

4:硝酸や亜硝酸を代謝により産生する硝酸菌や亜硝酸菌だっているわけですね。

700ある菌をまずその代謝産物によって分類するわけですよね。

 

上記の4つをだよ。

700種類の中から分類わけすればいいんだよね。

 

とりわけ1や2は乳酸やギ酸や酪酸といった酸を生成するため、酸性になるので悪そうな菌だよね。

 

3は中性ですね。アルコールですから。

 

じゃ4は???

4は硝酸を出すんかい!!なんか酸性になりそうで一瞬悪いやつに思えませんか?

えっ?でも硝酸って書いて無いやん。硝酸塩って書いてあるやん!!!

そこで頭がピコーンってくるわけですね。ちゃんと勉強している人はね(いばる)

硝酸と硝酸塩って全くの別物!!塩と塩酸くらい違う。

しかも!!!

硝酸塩って酸性になるのを抑えるって。

そう!!!緩衝作用があるのだ!!!

 

これからまた読んでいくわけですが。

硝酸塩系の4って悪くなさそうやん。

 

まずここまでを頭の中で整理してください。

いやー難しいかな?どうかな??

 

今日書いてあることが理解できなければ、

今日の文章を3回読んでください。

三周!!

 

それでも理解できなければ、もう一度工夫して一から教えなおしますね。

はい。

Nさんはとっても頭の良い方なので食らいついてきてくださいよ~!

 

令和4年6月15日。

 

小児科-食物アレルギー

人間は、乳児期に離乳食を開始しますが、その食べ物に対して免疫反応を起こしてはいけないのですよね。

免疫寛容という考え方はとっても考えさせられるものがあり、

上記のHPを見ると昔と随分と違う考え方も出てきているようでして。

とても興味深く見えます。

短絡的に徹底排除と考える人が実際に居るのですが、皮膚症状を寛解させ、

生後半年から微量の鶏卵摂取を始めるいったり。

 

 

令和4年6月8日。

突如マイクラの話をし始めたり。

ノーベルの話をし始めたり。

心臓止まりそうでウッっとなっているオジイチャンの話をしてみたり。

こやつは一体何がいいたいんじゃ!と。

実は話は全て繋がっているんですよ。

 

あの文章を読んでですね。多くの歯科医師。多分7~8割くらいはピンとこないし。

歯科衛生士のほぼ100%くらいは(すみません)ピンとこないわけですよね。

 

井戸を掘りあてたとしましょう(またわけのわからない話に(笑))

それって飲めるの?飲めないの?

味見して確かめてみますか??(笑)

例えば一つのですね。検査キットを紹介しましょう。

なんかググったらアマゾンでこんなん出てきました!!

えっ?画像の右下の方を見てください。

CODとか亜硝酸を測定って書いてあるやん!!

へぇ~!!汚れている方が亜硝酸の濃度が上がるのか!!

汚れている指標として使うのか!!

 

乳酸を出す菌って乳酸菌ですわな。

硝酸を出す菌って硝酸菌ですの。

亜硝酸菌とかもいます。

 

水中、土壌、海洋や口腔内にもね。

要するにピンと来てたらいいということですよ。

 

誌面にも限りがあります。一から全て説明できない事情があるわけですよ。

 

常在菌やら悪玉菌やら。

明日からは、このマイクロバイオームと人はどう付き合っていくのか。

面白い話が展開されそうですよね。

 

面白いですか?私だけ??(笑)

 

令和4年5月23日

 

CRAがそもそもどのように使われ、何を目的として用いるのか。

CRAを実際のソフトを使用して実践として行っていただきましたが。

単純にリスクを評価するためのものか。

患者さんにそのリスクを提示して、カリエスリスクを減らすために提案するものなのか。

そもそも論を理解していない歯科医師や歯科衛生士が

A先生の今月号の記事を読んだとしても理解はできません。

こういうところからもスウェーデン人の頭の良さが垣間見えるわけですが。

A先生もあそこまでの記事が書けるくらいですから当然のように深く意義を理解されている。

理解されていて今回の公演があの内容ですから、お寒いものです。

録画だったらもっと内容を練ってもよかったのでしょうけど。。

録画だったらもう少し長くなってもいいので、内容を充実させてもよかったかと。

とりあえずササキにはがっかりですわ~(笑)

 

令和4年5月16日

 

CRAに関しては、やはり例のやつ一択かなと。

しかし、何かガムとか噛んで唾液量を測るとか。

培養器を使ってですね。菌数を測るとかは。。。コストや時間の問題もあり。

 

以下の写真はすぐに消すので、保存してくださいね。

※第三者の無断転載を厳禁とさせていただきます。

※画像は削除しました。

元データが医院にあるので印刷して活用してください。

 

というのを作ったわけさ。

詳細は医院で話しますね。

 

 

 

令和4年5月。

 

アメリカのカリエスリスク評価の評価項目に親御さんの状況が含まれる。

例の件がカリエスリスクの増大につながる。

これは間違いのない事実です。

しかし、フッ素含有の歯磨剤を使ってくださいね。

含糖飲料の頻回摂取は控えましょうね。

なんてシンプルなことよりも、この例の件の問題はもっと根深い。

親御さんの無関心だったり、貧困というものは当然簡単に解決できる問題ではない。

 

では親御さんを教育するという介入を加えたとする。

親御さんを教育することによる介入効果は一定数はあると思っています。

紹介した動画では、親への介入により子供の非認知能力が向上したと。

もうNさんの感じた通りです。さすが賢いですね。Nさん。

 

1:子供に無関心な親御さんの場合は、介入しても効果はない。

2:子供の健康や教育に関心のある場合は、介入して効果はある。

と私は考えます。

 

これ以上はここには書けませんが。

効果はない1の場合、効果があるであろう2の場合。

いったいどちらの方が多いか。

そこを考えてみてください。

 

しかし罰を与えるとどうなるか。

教師にインセンティブを加えるとどうなるか。

色々と面白い知見が出てきます。

 

昔、全国学力学習状況調査において。

箕面市の中学校での英語の点数がヨカッタ。

大阪の順位が全国で下位だった。

 

大阪の学校の教育がよくないんだ!!って知事が叫んだり(笑)

箕面市の英語教育がヨカッタということに他ならないという言説があったり(笑)

 

今一度考えてみてください。先生にインセンティブを与えると子供の成績は向上するのか??

成績が上がったというr結論には至らず。

元々成績がヨカッタ生徒が学力が向上した傾向にあったという話も面白い。

 

虫歯も元々より少ない児童のほうが、より虫歯抑制率が高くなるなんて結論になるかもしれない。

深い思考の部分にもっと楽しい正解がある(笑)

 

 

令和4年4月18日です。

http://support.spring8.or.jp/Doc_workshop/PDF_050128/life4.pdf

内容をザーっと見てみてください。

亜鉛処理が象牙質の根面う蝕に及ぼす影響を調べているものです。

何が言いたいかといいますと、無機質と有機質コラーゲンのどっちに作用しているの?

と調査されている点です。

 

このように根面う蝕を語る上で、有機質であるコラーゲン線維の存在が重要な点を占めているということです。

 

じゃチェックアップルートケアに関してですが、

1450PPM+無研磨のジェルということだけでなく。

チェックアップルートケアに配合されているPCAという物質が関与します。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikahozon/62/6/62_286/_article/-char/ja/

このページ→ページ右のPDFのダウンロードと進んでください。

 

チェックアップルートケアに関しては一応こんな論文があるんだ~位に思っていただければ。

読まなくてもいいです。

 

私が解説しますので。

こんなん読んでたらイヤになると思いますのでね。

一つだけ知っていてほしいのはサンスターの言う亜鉛処理は調べた結果

無機質に作用しているであろうと。有機質にはくっついていないっぽい。

 

ライオンのPCAの方は有機質コラーゲン線維に作用しているって点です。

 

最終的に5000くらいのフッ化物バーニッシュが最強と思っている私ですが。

1450しか使えない本邦において、このPCAはどれだけ予防に寄与するのか。

最終的に臨床試験等が出てくれたら面白いのですが。

 

令和4年4月11日記事パート2です。

とてもややこしくなりますので記事を二つに分けます。

さぁ、より真相に近づきたいですよね。

 

発酵性糖質。

砂糖、ブドウ糖、麦芽糖、果糖、乳糖、デンプン等。

 

それぞれのう蝕リスクが高いかどうかについて議論するのもいいのですが。

実際に臨床の現場でう蝕リスクが高まっているかどうかで線を引くのもまた大事だと思います。

今度は酸蝕症ではなくう蝕についてです。

 

まず二つをピックアップします。

砂糖VSでんぷん

これについては言うまでもないでしょう。

 

線がひけますよね。

たとえでんぷんが唾液中のアミラーゼによって麦芽糖になろうとも。

万が一毎日白ゴハンしか食べなかったとしたら。

う蝕になりそうもありません。

 

圧倒的に砂糖やブドウ糖や果糖で線が引けると思うんですよ。

個人的には。

麦芽糖やでんぷんや乳糖はその線の下。

 

実際に患者さんのお口の中を見ていて、そう思いませんか?

PHの高い飲料と低い飲料に分けてそれぞれのPHについて一覧表になっていましたが。

ブラックコーヒーは緑茶よりPHが低いなんていうのはですね。

双方が線の下なので多くは議論しなくてもよいように思っているんです。

 

砂糖の入っているという一つのくくりでですね。

停滞性の高いものは悪い+PHの低いものはより悪そう。

なんて思っているわけですね。

 

コーラとスポーツ飲料。

どちらも虫歯は出来そうですよね。

でもどちらの方がリスクが高いかなんてどうでもよくないですか??(笑)

むしろスポーツ飲料のほうがヤバい気がしますのは。気のせいでしょうか。

 

確固たるエビデンスはなくとも。

きっとそうなると思いません?

 

乳糖なんて7%でも4%でも実際にう蝕になりやすくなってないじゃん(笑)

 

 

令和4年4月11日記事パート1です。

暖かくなってきましたね。

数か月前に飲料のPHや糖度などを圧倒的詳しく調べまくったあの中島先生監修のあの飲料表。

最終的にどこまでがよくて、どこからが良くないか線引きしたいわけです。

「ごはん」よりも「パスタ」が悪いという線引きは無意味な気がします。

そして話がややこしくなりますし、もしそれを患者さんに説明したところで。。

ブラックのコーヒーのPHから必ず酸蝕症になっているかといえば、

実際問題としてそうはならないわけです。

 

酸蝕症とう蝕を二つにわけて頭の中で整理したいわけですが。

 

まず酸蝕症についてですね。

私が実際臨床で酸蝕症にであったことあるケースすべてを列挙しますね。

1クエン酸を常飲した。

2黒酢ダイエットのために黒酢を常飲した。

3炭酸飲料水を毎日数本は飲まないと気が済まない。

4禁煙のために飴をずっと口の中に入れながら仕事をした(う蝕でなく酸蝕になったケース)

5通信販売の歯が白くなるという謳い文句の歯磨き粉を半年間使用し続けた。

6実際に出会っていませんが酸を扱う職業従事者

この辺りで線引きがされると思うんです。

7ブラックコーヒーを毎日飲む

8ビールを毎日飲み続ける

9ヨーグルトを毎日食べる

10紅茶を毎日飲む

11毎日牛乳を飲む

 

線引き以下のようなケースで酸蝕症になったケースをみたことがないんですよ。

するとですね。

頭の中が落ち着く(笑)

 

しかしう蝕になってきますと

またこの線引きが違うわけですよね。

この場合、お口の中のPHというよりは「プラークのPH」となってくるわけですよ。

 

実際に線の下に置いた紅茶。

酸蝕症はおこしていないとしても。

ハチミツ等を溶かしてレモンでも入れてみようかと。

レモンティーにしてね。

これで突如として虫歯が数本出来たケースがあったじゃないですか。

酸蝕症で線引き以下でも虫歯となると話が変わる。

 

でもですよ。歯周外科をした後に一気に根面が脱灰しまくったケース。

ありましたよね。

彼女は象牙質の部分だけやられたわけですよ。

象牙質についてはやはりハチミツくらいでう蝕+酸蝕症的にやられていきました。

 

よーく考えてみるとですよ。

下顎の根面露出部に影響がなかったわけですよ。

あれには唾液の希釈作用や緩衝作用が影響しているってわけですよね。

上口唇裏の唾液で希釈されにくい部分が集中的に異常につながったわけです。

 

象牙質露出が存在する人で上顎前歯部については

線引きのハードルを上げなくてはならないことも理解できるってやつです。

実はこの辺りを考えるときに「希釈」と「中和」と「緩衝」の違いが理解できていないと、

実際に歯に起こっていることの理解が難しくなるわけです。

基本的にはお口の中は希釈と緩衝作用はあっても中和なんて起きにくいのですが。。

 

今回の文献をいかに臨床に生かすか。

完全なエビデンスとは言えませんが経験則からある程度線引きをして用いましょう。

できるだけわかりやすくするよう努めたつもりですが、

本日書いたことはご理解いただけましたでしょうか。

 

ところで。

2月16日の記事にも書いたのですが。

専門家であろうと正しい日本語が使えていなかったり、

あるいは誤植もあるわけですね。

必ずあります。

 

令和4年2月24日です。

 

要は、小児に対するワクチンを

根拠なく否定することも間違えているし、

根拠なく肯定することも間違えている。

まず客観的なデータを解釈し、そのエビデンスをどう適用するか。

最終的にリスクをベネフィットが上回っているか。

それはまた患者さん個々においていもかわると思います。

こどものワクチン接種〜いっしょに話そう!5歳から11歳のコロナワクチン〜

上記のサイトは信頼に足るサイトで、公衆衛生学や小児科の専門家が運営している、

運営元がハッキリしているサイトです。

基本的な考え方を上記サイトに従って考えても問題ないとも思っています。

是非一度ご覧ください。

 

大学入試はコロナワクチンを拒否した者だけが不利益をこうむるわけではありません。

盲目的に肯定しまくって論理的な解釈ができない人も不適格であると考えます。

欠格していると捉えられても仕方のないことです。

看護学生についても同じではないでしょうか。

 

コロナワクチンは、我々に思考をさせますね。

自分を守る、家族を守る、社会全体でコロナを撲滅させる。

思考する良い機会ですね。

https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=404

上記URLは必ずご覧くださいね。

小児科学会のHPからですよ。

これを読んでリスクベネフィットを考えてみてください。

積極的に接種するか、待つか、接種しないか?

 

 

令和4年2月16日です。

まとめます。

 

まず日本では

12歳でのう蝕経験歯数が減少。(世界平均の半分以下)

30後半う蝕経験歯数は芳しくない

40後半う蝕経験歯数は芳しくない。

理由:幼少期を反映している。

子供の虫歯は減ったけど成人は少ないわけではない。

60後半う蝕経験歯数は悪くない(ニュージーランド28に対し19)

70前半う蝕経験歯数は悪くない。(ニュージーランドマレーシアは砂糖消費量が大)

 

治療済みの歯:日本が他国より突出して高い。

う蝕原因の喪失:日本は他国より低水準です。

=日本の高齢者は虫歯治療を他国より受ける。他国より歯の喪失を恐れがち。

 

そして例のわかりにくい部分。

経済発展した国。発展途上国に比べ。

未治療のう蝕の治療費や、重度歯周病の治療費が少ない。

でも欠損歯の経済的負担額は大きくなっている。という意味でした。

↑↑↑

ちょっと本文に書かれている文章が一部おかしいことに気付きました。

A先生がわかりやすいって褒めた直後なのにねー(笑)

ブリッジ入れたり、インプラント入れたり、入れ歯入れたりは多額ってこと。

言い換えれば欠損歯の補綴費用は多くかかってまっせ~ということ。

 

つまり放置虫歯やPの治療額が少ない割には、

欠損の歯を抜いて補綴する治療費は多くかかっているということがいいたいだけ。

難しいことをわかりやすくする。

これは私が息子にも知ってほしいことでもあります。

 

 

令和4年1月27日

私は非常におこっている(笑)

なんなのもう。クルクミンがどうのとかマヌカがどうのとか。

ところでマヌカって何よ?人名?地名?蜂の名前?(笑)

どうやら花らしい。

どうやら抗菌力や成分によってランク分けされているようですね。

ってかね。わざわざ後で砂糖を添加している商品があるとは、何とも恐ろしい。

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ガクブルですわ(笑)

 

Googleでだよ。検索語でね。

「マヌカハニー 虫歯予防」なんていれちゃったりして(笑)

そしたら、検索結果の画像を載せとくね。

一位と二位が歯医者だと?

まっ、とりあえず見てみるわけさ。

院長おすすめ!歯周病菌やら虫歯菌が抗菌できるってさ。。

検索の四番目に出てきたインプラント周囲炎も予防とか意味わからないし。。

で、4番目を見てみてくださいよ。レベルひっく。。

 

とりあえず、クルクミンの時のようにPubMedに

manuka honey dental cariesとか歯周病やらいろいろと検索してみるよ。

結果はまた報告させていただきます。

 

一個だけスーパー翻訳しておくか。。さわりだけね。

背景 いくつかの皮膚科学の研究分野において、マヌカハニーのポジティブな抗菌作用や抗炎症作用が報告されています。歯周病治療においてマヌカハニーが効果を発揮しうるのかどうかはまだ明らかにはなっていない。

歯周病の病原体に対して、マヌカハニーの抗菌作用あるかどうかの問いに対して調査する。

(続きは院内で)

 

あーちなみに子供に対してジンジバルスコアをエンドポイントにした

マヌカハニーリンス対CHXリンス戦では負けとったけど。

効果があるのはあるはずや!ってインド系の研究で言ってた。

 

令和4年1月25日

再掲載。

この記事は力作中の力作と自負していますので(笑)

虫歯予防に対する影響力。

 

プラークコントロール     影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

フロス等の歯間清掃用具    影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

ミュータンス菌の感染年齢   影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

食後にキシリトールガム摂取  影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

フッ素入り歯磨剤の使用    影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯科医院でのフッ素塗布    影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

プロバイオティクスの使用   影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

食生活習慣          影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

唾液の量           影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

唾液の緩衝能         影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯磨剤の殺菌剤(笑)     影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

フッ素洗口          影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

代用甘味料の使用       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯ブラシの形態(笑)     影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯ブラシの握り方       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

患者様の正しい理解      影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯磨きタイミング       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

就寝前の糖分摂取       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

就寝前の授乳(乳糖に関連)  影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

哺乳瓶の不適切使用      影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

ゼロコーラ(笑)       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

市販洗口剤          影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

PMTCを受けること      影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

※無断引用転載を禁ズ

 


令和3年12月15日

東京大学に進学している人は公文式の経験者が多いと聞く。

一方で公文式をやった人が全て東大にいけるわけではありません。

今でしょ、の林修先生は公文について自身にはとても役に立ったと述べている。

しかし条件付きだと語る。

ただただ単純な計算の訓練と苦痛に耐えながらやる場合VSそこに思考を伴う場合。

これで大きく結果はわかれるが、自身はそこに思考を組み合わせていたと幼少期を振り返る。

 

何が言いたいかといいますと。

①マウスピース=歯ぎしりに効く。あるいは効かない。

②マウスピース=顎関節症の治療に用いる、あるいは用いない。

とか単純暗記に徹する人。これは見た目上の点数は取れるね。

国家試験のマーク問題なんて、これで十分点数が取れる。暗記ゲーですね(笑)

 

じゃ何てⅠ型のマウスピースに効くとだけ覚えたとしましょう。

もうマウスピースはフラットプレーンスプリントじゃなくて、

咬頭も含めた凸凹スプリントになりますね。

 

自身が筋肉を伸ばした状態と縮めた状態。どちらの方が重たい鞄を持てるでしょうか?

また顎の筋肉は体の中ですごく特殊で左右の筋肉に対して一つの骨が動くわけです。

腕でいうところの左右で手をつないだ状態で一つの骨である下顎を動かすわけですよね。

 

習慣性咀嚼の終末位とか、現在の正確な言葉では習慣性咬合位と表現します。

いわゆるタッピング。これはかなり位置が正確なわけです。

毎回同じところを叩ける。

 

右手にシャープペンシルを持って一つの点を叩き続けた場合、

ブレずに同じ場所を叩き続けるのはとても難しい。

人によって器用不器用が発生する。

しかし顎は一つの同じ点を叩き続けることは可能で、あまり個人差がないのです。

 

そして顎の位置を改善するためか。

あるいは筋肉の位置や左右のアンバランスを改善するためか。

あるいは、ブラキシズムをしたときに左右の筋肉のリラグゼーションンをはかる目的か。

そうして、マウスピースの面の形が決定づけられるわけですよ。

理屈や思考がとても大事なんですね。

また二月の勝者の話になりますが、中学受験の世界において、持ち偏差値50の生徒が偏差値55の学校に合格することはよくある。

しかし持ち偏差値55の生徒が偏差値60の学校に合格することは稀である。

偏差値58の壁があるのは何故か。

それはそこに思考力を問うてくるからであるとドラマ中に述べられている。

 

スポーツの世界でもそのトレーニング方法は、近年では科学的になってきていると聞きますね。

不必要な筋肉だけをやみくもに答えても良い結果はでないのは明白でしょう。

当然ながら長距離マラソン選手がムキムキのボディービルダーのように鍛え上げた体で早く走れるようになるわけではないことは、

誰しもが勝手に理解していて当然のことと捉えます。

誰かに教えられなくてもイメージとしてわかりますよね。

当然トレーニングにも科学や思考が求められる時代になってきますよね。

 


 

令和3年12月2日

 

我々は日常を生きる中、生活する中で、様々な行動をします。

スーパーに買い物に行く、子供を迎えに行く。

あるいは車に乗っていく。

そこに深い思慮はありません。しかし外を歩く限りは死亡するリスクはある。

日本で年間で交通事故での死亡者は約3500人。

入浴時の事故は約8000人。

自殺者が約10000~20000人。

子〇〇がんでの死亡者数が約2800~3000人くらい?

 

日本で生活していて交通事故で死亡する人がいることを知らないひとは一人もいないでしょう。

誰だってそんなことくらい知っていますよね。

 

また子供が友達の家に自転車で遊びにいくとなれば

「気を付けていってきなさいよ!」

なんて声かけをして、注意を促すことは多くあるでしょう。

 

実はこの「「気を付けてね」」という日常の何気ない会話自体が事故率を減らすという説があるんですが。。。

普段意識をしていなくても、

生活>死亡事故リスク

と判断された場合には行動をするでしょう。スーパーに買い物に行くでしょう。

 

日常の中で意識はしていなくても、その損得勘定が自動的に働いているはずです。

 

明日から私はもう二度と風呂には入らない!だって死亡するリスクがあるんだよ!

とはならない。

一切外出もしない。とはならない。

 

新聞やメディアもファクトチェックを意識しだしているものが多くなっていますね。

現在私が感じることは、まずメディアはファクトを意識したものが多くなっている一方で、

スポンサー絡みになってくると急に声が小さくなってしまうということ。

テレビは所詮、視聴率という数字を稼ぎ、スポンサーからお金をもらっている「テレビショー」

ただの「ショー」ですよ。そして株式会社なんですよね。

 

インフルエンザのお薬を飲んだ後に、飛び降りるという事件が起きた。

これをさぞ大きく取り上げ声を大にして「こんな事件が起きました」

多くの大衆が「インフルエンザの薬って危険かも?」なんて短絡的に捉える。

テレビが大衆の注目を集めた時点で、それはその目的にかなっている。情報の真偽があまり問題ではなかった時代だと考えます。

 

悲劇的な情報がクローズアップされて、自分の中で大きくとらえてしまう心理。

これはファクトフルネスで言われていましたね。

危険なことがあるというニュースは、人間が本来備わっている「身の安全を守る」という本能があるため

危険を避けるために大きくとらえてしまうという心理が働くわけです。

 

医療業界の仕事が面白いのは、世の森羅万象に対して

科学的なアプローチで思考をすることがとても大きいと言えましょう。

他の職種にない醍醐味ですよ。

 

なおかつ世の中の真理に近づくものは、偉い人の教えでもありませんし、

決して〇書に書かれていることではありません。

科学ですね。そうは思いませんか?


 

令和3年12月1日

 

どもども。今回の内容に関しましては、あまりにも目立つとまたヤヤコシイ連中に絡まれるので。

ひょっとしたら本日の記事を消去するかもしれません。

 

時事メディカルの記事

https://medical.jiji.com/topics/1184

 

日本産婦人科学会

https://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4

 

両方とも理解しやすい易しい文章で書かれています。

是非一度ご覧ください。


令和3年11月26日

 

https://bellcurve.jp/statistics/blog/15364.html

説明に一部の誤りがありましたから、参考ページを!

 

結局スポーツも勉強も親はコーチングスキルがいるよねぇ。

実際に泳ぎを特訓させるとかではなくですね。

 

メンタルとモチベーションを得るために必要なことを考える。

息子が小学校2年生の時です。

四谷大塚の全国統一小学生テストを受けさせたんですね。

テレビCMで楽しそうにやりますよね。

無料なんですよ。

 

全国の現在の1学年って、息子の世代の120万人がいるんですよね。同世代に120万人。

そして、全国統一小学生テストを受けてみようってんだから、それなりに意識高い系の親御さんだったりするわけです。

実際にテストを受けるのは1万~2万人くらいだったかな。

その意識高い系の親子が受けに来るわけですよね。

 

会場から泣きながら出てくる子が毎年いるんですよ。

何故か。

今まで生まれた時から、○○ちゃんは賢いね。と褒められて育つ。

なんなら自分は賢いんだ!とプライドも芽生え始めるころです。

小学校のテストももちろん100点満点なわけですよ。

 

しかし四谷大塚の試験はその性質上平均点を60点あたりを狙って、毎回必ずその難易度の問題を作ってくるわけですね。

意識高い系の親子が受けに来て、60点を真ん中として狙ってくる。

そりゃそれなりに難しいわけですよ。

アタリマエの話ですが、学校のテストくらいの問題レベルだと、受験者全員が100点とか平均点が95点とかになると、

模試のそのものの意義を損なうわけです。

テレビのCMで明るい楽しそうな雰囲気を醸し出していますが。実際は試合のデビュー戦にしてはなかなかの難敵との試合なわけです。

 

いきなり何も知らされず、親もなにも知らずに試しに受けさせてみようって親御さんがいるわけですよね。

いざ緊張の面持ちで初試合に行くのですが、そのデビュー戦でいきなり難問と対峙し半分もできないわけですよ。

 

そして泣きながら出てくる。

なんで、この大会はみんな出場者がめっちゃ速いタイムだから、最悪100人中50番でもいいのよといってあげないのか。

ただ試験会場で「頑張ってね」と言って送り出すんですよね。

そういう親御さんって、今後二度と四谷大塚の模試なんて、無料でも受けなくなる。

 

成功体験の真逆で、「イヤなことから逃げさせるという貴重な体験」を幼少期にすることになるのです(笑)

もし40番くらいとれると予測してて、50番でいいよと伝えて、結果40番だった。

あの速い選手が出る大会で40番の結果なんてすごいじゃないか!と褒められた生徒との心理状態の差って。

こうした幼少期や低学年時の経験やその心理の差って、メンタルの持ちように現れてくると私は考えているのですよね。

テストの自己採点をした時に息子とハイタッチをしてお祭り騒ぎをしましたもん。

 

メジャーの大谷選手が今でも野球を楽しみ、その上でメンタルが強い。

両親がアスリートであり、スポーツのコーチをしていた影響が多大にあるのではないでしょうか。

 

子供を冷静に観察し分析する。

そして、何のために試合にでるのか。テストを受けるのか。

結果を意味のあるものとして生かすのですねぇ。

 

子供の虫歯がみつかった時の親御さんの反応も様々でものすごく面白いものがあります。

1:ショックを受ける親御さん。

2:仕上げ磨きをしてきたのに。。。自責の念にかられる人。

3:虫歯なんて子供なら一つや二つくらい出来て当然だろうと、デーンと構えている方。

4:無関心な親御さん。治療中もスマホ見て無関心な方とかも本当にいます。

5:子供にちゃんと磨かないからだ!これに懲りてきちんと磨きなさいよ!なんて子供に声かけする親御さんもいる。

6:恥ずべきことだと恥ずかしがる親御さん

7:何で自分の子供にこんなに虫歯ができているのだろうとモヤモヤしている親御さん。


 

令和3年11月24日

 

人生を豊かで幸せに過ごしてほしい。

こう願うのはどの親も同じ。

お金を稼いだから、

あるいは出世して上り詰めて、行く先は社長や取締役になったから幸せとも限らないのはお分かりいただけるでしょう。

 

人生を生きる上で幸せだったかどうか、

教育経済学においては、

認知能力に対して、非認知能力の育成というものが大事であると昨今言われています。

 

認知能力=水泳で〇〇秒のタイムが出た。テストで〇〇点とった。(目に見えて数字で評価できるもの)

非認知能力=社会性、コミュニケーション能力、物事の遂行力等々。(目に見えない数字で表すことができないその人の能力)

(他にもたくさんありますが。)

 

なんとこういった分野においても、教育経済学の学問として、

臨床試験のような比較試験が行われているのですよ。

 

最終的にオリンピックに出た人が結果として幸せだったか。

瀬戸〇〇選手が自身の人生を振り返った時に充実したいい人生だったなと言えるかどうか。

確かに瀬戸〇〇選手はごく一握りのスポンサーもついた選手で経済的に困窮することはなかったでしょう。

 

瀬戸〇〇選手には、水泳選手としては及ばなかったが、

人生を幸せかつ豊かに過ごした人は多くいるでしょう。

 

学校にいくことも、〇〇ボンのように不登校にならないことも、部活や運動を頑張ることも。

これ子育てにおいて、すべてがこの非認知能力の育成なく成功したとは言えない結果になると思いませんか?

 

自分の子供はお勉強が出来るから。なぜあのお母さんは水泳をするんだろう。

自分のところは水泳を頑張っているので、お勉強ばかりできるのはちょっとどうかと思うわ。

こういった意見は世間で多く聞くのですが、両方ともにとても視野の狭い話です。

 

これ子育ての本質からずれてしまっているような気がします。

進学校から当たり前のように東大を受験して東大に行った生徒より。

人と違うことを恐れずにまい進して、何とか東大に合格することができた。

そういう人物の方が、非認知能力が高い人かもしれませんよね。

 

子育てに正解はないし、最適解もない。

重ねて言いますが。

子育ては、結果やってきたことが正解だったと言えるように行動し努力することが大切だと思います。

 

仕事もそうかもしれません。

いったい何をもって良い歯医者さんなのか。

何をもって良い歯科衛生士さんなのか。

テストで点をとった歯科医師が優秀な歯科医師なのか。

お金をより多く稼いだ歯科医師がすごい歯科医師なのか。

難しくないですか?日本一の歯科衛生士と言われるT屋先生が良い歯科衛生士さんなのか。

〇ルクミンに対して皆に講義できるから良い歯科衛生士さんなのでしょうか。

 

いったい何をもってして、歯科衛生士としてやったきてヨカッタと言えるのでしょうか。

 

しかし大谷選手。素晴らしいアスリートですね。

結果もそうだし、その過程も素晴らしいと思います。

多くの子供の憧れであり、またお手本でもありますね。人格者でもあると思いますし。

本物のスーパーヒーローでしょう。

あの野球少年がそのまま大きくなったと思わせる純粋無垢な精神。

 

我々も、患者さんに少しでも健康になって欲しいという初心を忘れてはいけませんね。


令和3年11月22日

 

間違えた。コヨーテだね。(笑)

 

https://www.youtube.com/watch?v=rwMlWXO9e2Y

サバンナの狼だったか。どっちか忘れました。

なんだか反抗期の存在する意義も言われているような気がします。

親離れしない?あるいはこちらが子離れしていないのか。果たしてどちらなのか。

どのくらいの精神状態になったら子離れしないといけないのか。

深く考えるばかりですが。


 

令和3年11月20日

 

本日はわざわざ片付けを手伝いに来ていただいて、ありがとうございました。

本当に色々とすみません。

帰って二月の勝者を見ました。

今回のもご覧になられましたか?

柴田まるみさん。二葉女子を受けるってやつ。

 

皆が個性を受け入れ自由な学校。

制服も選べるなんてね。

 

中学受験をしない人は否定的に捉える。

ワタシがかねてから考え見てきた景色が、ドラマの中でまんまなんですよ。

こういう世界も面白いものです。

こういうのを見てみるのも面白いですよね。

天才のエピソードが聞きたいわけではないんです。

自分の個性をどう生かしてきて、生きづらい環境の中でどう生きたか。そこなんです。

番組に出てくる中野信子先生は、私が尊敬する脳科学者です。

ワタシは先生の書籍を読み漁った時期もありました。

 

歯科以外のことでも何でも仰っていただいたら、私の知りうる範囲でお話しますよ。

こういう話をしだしたら止まりませんので、次回から歯科の話に戻しましょう(笑)


令和3年11月19日

 

もし小学生が。鳥を持ってきて解剖して喜んでいたらの話。

それを家でやったりすれば、気でも触れたんじゃないかしらうちの子。

公立の小学校に鳥を持って行ったりしたら大問題になるでしょうね。

 

それを周囲が応援してくれる環境なんて、まさに真逆ですね。

むしろのめりこんで一生懸命それに取り組み、その取り組みが褒められる環境なのです。

 

天才はそうして生まれると思っています。

天才と変人はまさに紙一重という言葉は、当たりまくっています。

 

息子は三年間塾無しで、学校の勉強だけですよ。

先日一回だけ模試を受けたんです。(中学3年間で初めてです。)

灘も開成も北野もA判定です。

 

何が言いたいかって。

子供との接し方や、環境をいかに与えるか。

これを「「考える」」のです。

12歳までレールを敷くのが親の役目。その歳以降はレールの上を自律的に走らせる。子供の役目です。

これは私の持論です。


 

令和3年11月18日

 

歯科の事に関してもそう。

いろいろと考えたり知識を得るのはいいことでしょう。

 

「オランダ 小学校」とYouTubeでいれてみてください。

 

私は歯科医師でもあり、3人の子供の父親でもあります。

子供のことも色々と悩み考え調べ。

 

上記の動画はきっと考えさせられるものがあると思います。

オランダでの算数と国語の時間。どちらをやるかは子供が選ぶ。

 

体育をしても怒られない学校とか面白すぎますよね。

実在するんですよね、日本にも。

 

しかしそんな学校にも文句を言う親が増えているとか。

思慮が足りないんです。学校がどういう考えでそこに至っているのか。

そこを考えずにそういう生徒がいることにクレームをつけるんです。

 

ウチの息子は中学入学前に一緒に数学を中学3年生まで終わらせました。

中学3年生までの数学を3年間でやるって誰が決めたのでしょうか?

その必要ってありますか?

究極のゆとり教育を生むためです。

何を言っているのか意味が解らない?

高校3年間分の学習を6年でやったらゆっくりできるじゃないですか。

しっかりできるじゃないですかね。


令和3年11月17日

 

世の中知らないことだらけ。わからないことだらけですね。

国別IQランキング。

  1. 第6位 日本 (平均IQ104.2)
  2. 第5位 台湾 (平均IQ104.5)
  3. 第4位 韓国 (平均IQ104.6)
  4. 第3位 香港 (平均IQ105.7)
  5. 第2位 中国 (平均IQ105.8)
  6. 第1位 シンガポール (平均IQ107.1)

とあるサイトに書かれているもの。

北東アジアが突出していまますね。

なんでだろう?何か北東アジアにIQが高くなる秘密が隠されているのでしょうか?

謎ですね。

仮説として、Nさんであればどういった仮説を立てますか?

 

エジソンやアインシュタイン、ビルゲイツだって発達障害あるいは発達障害傾向があるなんて言われますし。

東大生に発達障害の人が多いのも巷で有名なことだと思います。

 

全国一の最強頭脳の灘高校の色々なエピソードも面白い。

授業中に叫んだり暴れたりする生徒も多い。

授業中に隠れてゲームしている生徒もいるし、

授業を聞かずにスマホを弄りまくっている生徒も多い。(これはすごく多いらしい)

なんなら数学の授業をさぼって、朝から終業まで違うクラスの体育の授業を受け続けたり。

息子の灘の友達が言うには、1限から6限までトイレにこもっている生徒がいるらしく

その生徒に中間試験で負けたとか。

普通なら先生がブチ切れるような事象に関しても先生によりけりですが、先生がそれを受け入れるのです。

昼食の時間も勝手に学校の外のラーメン屋さんに食べにいっちゃうとか普通にあるらしい。

授業参観を見た息子の友人の母親が言うには、「動物園だ」と。。

 

信じられないことかもしれませんが、息子の高校も遅刻しても一切とがめられないのですよ。(完全放置)

朝にまともに時間を守れない生徒もいる。

髪の色だって、ピンクの生徒もいれば髪が青い生徒もいる。制服ももちろんない。

こういう学校が、ウチはADHDの生徒を受けれませんなんて言えば、本当にみんな来れなくなりますね。

 

息子の学校の校長はいう。

体育祭や文化祭に親がくるケースが増えた。

通常の学校であれば喜ばしいことかもしれませんが、逆に心配していると。

伝統の男子校の校風を受け入れない親が増えてきたと。

親子密着のほうをむしろ心配していると。

様々なキャラクターの生徒がいる中で長年の伝統ある学校として、生徒との向き合い方も確立し、

親はその自由な校風を受け入れるようにといわれるのです。

 

https://www.sankeibiz.jp/econome/news/180217/ecb1802171610001-n1.htm

サンケイビズのこの記事の最後のページに理由がつづられている。

これを障害として捉える向きがそもそも間違えているかもしれないですね。

 

https://shohgaisha.com/column/grown_up_detail?id=896

にも同様の見解で述べられています

 

https://www.gentosha.jp/article/13745/

三番目の検索結果には、その診断基準と年次変化についても記されている。

 

一方、米の農薬の生理薬理学的メカニズムと、その根拠について明示してほしい。

そのメカニズムに関しても解説はあったけど。。

 

鎮痛薬にしてもそう。薬理学的なメカニズムとして発痛物質を生成する酵素を阻害。

そして、実際の臨床試験で鎮痛効果を確認して。初めて鎮痛薬としての根拠が示される。

 

以前にも言いましたが、「じゃ農薬の接種が脳に影響を与えないという証拠はあるのか!!!」

というのが典型的な詭弁である。

 

続いて、「稲作に使われる農薬」というキーワードでGoogle先生に入れてみた。

検索結果の二番目に使用時期や薬剤、白米中の残留濃度にかんする試験結果が示されている。

https://www.naro.affrc.go.jp/org/tarc/seika/jyouhou/H14/to176.html

 

別観点から見てみよう。

https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20210822-00254533

ソースはヤフーニュースだ。

またクロルピリホスは白米だけではなく、他の食品や従来はつい最近まで海外でも承認されていら薬剤だということにも留意して考えてみよう。

 

農薬が発達障害に大きく関与している

また相関しているという見方もある(相関は因果関係ではない)

 

https://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=10930

アメリカからの乾燥パセリに数年前に基準値以上のクロルピリホス

 

また1995年の論文で

https://ynu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=5381&item_no=1&attribute_id=20&file_no=1

米飯を研いでも有機リン系の農薬が完全に除去でいないという見方。

 

次は厚労省です。

https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000463399.pdf

 

次は文春オンライン

https://bunshun.jp/articles/-/42190

ここでも因果関係ではないが、見事に相関していると述べている。

 

有機リン系だけでなくネオニコチノイド系の農薬に関しても神経に悪影響が及ぶ可能性も言われていますね。

https://www.pref.saitama.lg.jp/cess/cess-kokosiri/cess-koko23.html

環境に及ぼす影響も無視できないわけでして。

今後、早急な研究調査が待たれますね。

 

衆議院

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a198021.htm

 

むむっ?ちょっと違和感を感じるぞ。米飯に限ったことですか?これは。。

もう何も食べられなくなっちゃうよ。。

強迫観念を抱くと怖い世界に突入する。

現状線引きが難しい世界にこれ以上深入りするのは一旦やめます。

 

またNさんが仰るように、後ろ向きに考えるのではなく、前向きの時間方向に考える方がよいかと。

適した職業や生き方を模索したり、適した学校に行くのもありかと。

 

ただ日本のお役人さんもとても賢い方々です。医学や農学、国際的な情勢も含めて常に検証し。

上記の厚労省の文書のように一定の基準を策定したり。

頑張ってくれているのです。

現代に生きる我々としては、彼らに頼る他はないですしね。

 

上記のリンクページを見るときに常に一次情報、二次情報、三次情報の分別をしてくださいね。

私はグレーゾーンです。。。。。

 

 

https://www.fsc.go.jp/fsciis/survey/show/cho20110050001


 

令和3年11月15日

 

https://www.kagoshima-u.ac.jp/topics/2021/09/post-1826.html

口腔外科学会の優秀発表賞になっているようですね。

 

これから注目される分野でもあるでしょう。

何か口腔細菌叢をコントロールすることに関する素晴らしい知見を示していただきたいものです。

期待しましょう♪

 


令和3年11月11日。

本日は一風変わったことを書きますね。

 

コミュニケーションスキルや、スポーツ。

これは簡単に努力からのリターンが受けられない。

先月で退職して国家試験を受ける某さん。

ソフトボールでのバッティングを練習して上手くなれるのって、努力しても努力してもナカナカ結果として現れにくい。

けど、国家資格の勉強って、やればやるほど帰ってくるよな。結果として~。なんて話ながら。

勉強方法のテクニックを退職前にアドバイスをしておきましたよ。

 

過去の人生で自分に努力したもの(スポーツ)があって。話していてその辺も自分自身が理解していてやっている。

こういう人って、国家試験に受かるんですよね~。

今まで人を見てきて、こういうので外さないですね。

 

スポーツやコミュニケーション能力に長けた人って本当に尊敬します。

リターンが得られやすい勉強なんてほんと大したことないですね。

 

歯科衛生士の勉強もしないって手はないですよね。

知れば知るほど知識欲は満たされるし、クルクミンの本当のことを知りたいという感じのね。

そしてプロとして患者さんに知識を提供して、対価ももらえるって最高ですよね。

 

スポーツ自体で対価を得るって相当難関ですよね。

二月の勝者に出てきた加藤匠君。

 

サッカーをしてプロのJリーガーになって成功できる確率は。。

しかし中学に行ってからもサッカーをすることができるとか。。

高校受験をすれば、サッカーの練習と体力づくりの大事な時期を勉強時間に奪われかねないとか。

そういったことを話す黒木先生のシーンが出てきましたね。

正しいかどうかは別にして、一理あると思いますね。

 

ドラマに出てくるΩクラスの前田花恋さん。学校でストレスを貯めている。

プライドが高い性格もあいまって、塾でトラブルを起こしている。

Nさんが言っていた学校でのトラブルを起こす生徒もそう。

何も昨日今日に始まったことじゃない。

あるあるですよね。いますねぇ、あーいうタイプ。

 

医学の世界では、より本当に近いことを追求するべきなのです。

子育ての世界にも何が正解なんて一切ありません。

ほんと狂気を持って考えるくらい考えるんです。

そして行動するのです。

そしてその行動が正解だったと後で言える状態にするための努力をするのですよ。

 

結果を追い求め、結果を褒め、悪かった結果は叱責する。

結果が悪ければより手綱を引き締めて、縛り付けて10時間勉強のノルマを課す。

そのような思慮の足りない親は、より成功に近づくと考えていません。

水泳だってそうでしょう?

結果が悪かったら叱責するんですか?猛特訓させますか?

子供だって必死に練習し、本番も必死に頑張っているのでしょう。

その[努力]を「応援」する一番の「サポーター」「ファン」になるのが親でしょう。

考え方が真逆ですよね(笑)

 

「「結果」」ではなく。せめてその努力の「「過程」」を褒めたり、その努力が足りなかったことを叱責する方がマシです。

小学生はまだ精神的に成熟しきっていません。

大人しいんです。でも子供も馬鹿じゃありませんから。

結果だけを追い求めすぎると。

子供は結果だけを出すためにカンニングをしたり、宿題の答えを移したりするんですよね。

これは本当のことであるあるです。小学生を扱う塾の先生ならば誰でも知っています。

 

あっ、そうそう。

https://www.juku-coaching01.com/guide/chuju_schools.html?gclid=Cj0KCQiA-K2MBhC-ARIsAMtLKRsi9PyMQ3xANErUB71UeSGwl43WdT7QUBIOSQUuejnQyxF-ztTg_EMaAixkEALw_wcB

こういうリストがあるんですね。

結果をどうするかではなく、考えてみたり調べてみたり。

色々と見聞きしてみるのは悪いことではないと思います。

ただし、表面上だけで受け入れ可と言ってくる学校があるのを注意して考えてください。

息子の通う学校では、異常なまでに普通に受け入れ楽しく学生生活を送っています。

(それは漢字が覚えらえなくともですよ。信じられますか?)

 

しかし何かを行動した場合に関しては、その行動が正解だったと後に言える努力をするってのが親ってもんじゃないでしょうか?

 

二月の勝者なんて、中学受験の世界だから興味なんてないわ!ではなく。

そのストーリーから子育てのヒントになることが沢山隠されていると思います。

 

原作者は、よく取材調査をされてストーリーに生かしています。

是非、続けてご覧になってみてください。

 

いやー、しかしアレですなぁ。

子供のお口の中の状態って。親の影響が色濃く反映されるものですなぁ。

(今日話し合った内容ね。)

あれに関しては、虫歯菌の親子感染だ!なんてとても思いませんが、

Nさんはいかがお考えでしょうか。

(話を強引に歯の話に戻してくるという。。(;’∀’))


 

令和3年10月28日。

いやーしかし、今日のメンテナンスの最初の患者さんは驚きましたね!!

びっくり仰天。私が朝発言したことが嘘ついたみたいに劇的な回復をとげていた。。

 

 

昨日更新できなかったので、本日更新しますね。

2個目の論文の結果は昨日お伝えしたとおりです。

結果はとっても腑に落ちるものでした(笑)

 

では昨日書こうとしていた3個目の論文について。

もう知識はあの有名なT屋K子先生にも勝るとも劣りませんね(笑)

 

次の論文も出典はインドからでした。

某薬の併用療法を行うグループ、従来型の歯周治療を行うグループの二群に割りつけ。

慢性の歯周炎の患者に対し、

各プラークスコア、歯肉のスコア、PPD、CALなどのパラメータを測定。

 

コチラは結果として統計学的に有意なPIとPPDの改善が見られたとの結果が示されています。

 

あれ、ちょっと待てよとなるわけですね。

昨日の2個目の研究と結果がちがうじゃん!!!!

PPDの改善がみられる?どゆこと??

さて困りましたね。

 

ここで論文の評価がはいるんですよ。

二重盲検、三重盲検になっていますか?YES VS NOやら色々とね。

被検者の数やら、割付やら。統計学的解析が間違っていないかどうかとかね。

システマティックレビューやメタ分析の査読者はここを見ていくわけです。

この論文の抄録には何故かダブルブラインドにしたとかいう記載はないので、原文をきちんと読まないと評価できないわけです。

 

というわけで、原文をよんだですよ。英語の。面倒やけど(笑)

方法の欄に何故か盲検の記載がない。。。

あれ。ないぞ。。(盲検にしたかどうかの記載すらないって、ちょっとビックリなんですが)

盲検の記載なくば、例えばシステマティックレビューの何個の論文には選ばれないよね。

(今の時代において、論文に記載するのは常識です。)

 

ちなみに慢性歯周炎と言っておきながら、患者さんは25歳~40歳までの被検者となります。

被検者の数もすくないような。。

 

二個目の論文と三個目の論文で結果が異なる。

原文を含め、他の論文の多くの結果もありますから、総合的に勘案して、

世間でコンセンサスが得られるようになるわけですね。

 

この時点でもうT屋K子先生のレベルをはるかに超越していますね(笑)

原本の画像でも載せてみましょうか。

以上です。4bdbce8ed431d5561f557cd6600756e3

 

 


 

令和3年10月25日

 

またノート持ってきてね。

クルクミンに関して歯周病という検索ワードをつけて。

PubMedでサーチをかけてみました。

なんか中国の論文とかイランの総説とか出てきてめんどくさくなっちゃって(笑)

臨床試験というワードを追加したら17文献に絞られました。

とても新しい論文が多いです。

 

検索結果でトップに出てきたのは、インドの論文(笑)

歯周病を発症しているリウマチ患者さんに対して

非外科的歯周治療に【クルクミン配合のエッセンシャルオイル】を併用して使ったときの効果

的な結果が出てきて、今それを何となく読み始めています。

ちなみにランダム化比較試験です。

(三重盲検)

 

ランダム化の割り付けは、

グループA SRP+クロルヘキシジン(0.2%(笑)) 15名

グループB SRP+クルクミン配合エッセンシャルオイル 15名

グループC SRP単独

 

それぞれ、ベースラインと6週後に赤血球沈降速度やCRP等の測定(略)

歯周病としてはCAL PI PPDの測定

 

PDとCALが有意に改善したのはグループA

PIと各リウマチに関するパラメータが有意に減少したのがグループB

いやこれ、エッセンシャルオイルが入っているんですよね?クルクミン単独というわけではない。PIに関しては。

リウマチに関しては私の専門ではありません(笑)

 

何か過去の論文の知見と変化ないような。。

ただリウマチ関係のパラメータが良くなっているね。

 

またクリニックで意見を交換しましょう。

二個目の論文はエッセンシャルオイルにクルクミンを配合させたものではなく、

クルクミンジェルだっ!なんか苦そう(笑)

それは医院でお伝えします♬(ここから先はウチの歯科衛生士の特権です(笑))

 

まぁいくら理屈の上でPG菌に対してエエかもしれませんが。

実際に使ってその結果がどうであるかが重要ですから。

空気を読みますね(笑)もうおおよその空気感がつかめてきた。


令和3年9月25日

 

はりきっていってみよう!

当院史上初の当院勤務以外の歯科衛生士さん向けの記事を記載します。

本記事は当院の歯科衛生士向けの記事ではありませんので、数日した後に削除します。

 

まず、エビデンスに基づいた医療。

当院ではこれを最重要視します。

うがい薬。コンクールが良いのか?リステリンが優れている?デンタルリンスガムがいいの?

お口くちゅくちゅ〇〇ダミンがいいのか?あるいは○○〇トリノとかいうのが優れているのか?

 

一回先輩衛生士や勤務先の歯科医師に質問を投げかけてください。

いかに素人に毛が生えた程度のにわか知識で話してくることか。

先輩がコンクールが良いよ=それが正しい。

そこまで鵜呑みにしていいんでしょうか?

だれか正しく答えることができますか。

詳細の内容を説明できますか?

 

じゃ〇〇〇トリノがいいの?

それもそこまで鵜呑みにしていいものではないです。

どこかのおぢさんが、このうがい薬いいよと言われれば、それを信じることと大きくかわりません。

 

まず、うがい薬は大きく分けて「イオン系」と「非イオン系」に分類されます。

イオン系の代表的なものとしてCPCです。CPC=塩化セチルピリジニウムというやつですね。

歯磨き粉にも多くの商品に含まれ、殺菌力は弱いけど、比較的安全性は高いと言われています。(メーカーは使いやすい)

特徴として、イオン系のものは浸透殺菌力がない。

従来より〇〇ダミンに使われていたはず。。

 

でもやはり、殺菌成分は浸透してほしいじゃないですか!!

非イオン系の方がイオン系に比べて浸透殺菌力に優れます。

代表格として、

1トリクロサン

2IPMP:イソプロピルメチルフェノール

3エッセンシャルオイル

等になります。

 

例えばですね。3のエッセンシャルオイル。(リステリン)

この3点の中でどれかを選べと言われれば。私ならエッセンシャルオイルを選びます。

それは、効果、効能、安全性などを立証し正しいと考えられる論文データで公開されているからです。

その他2点に関しては、特に1のトリクロサンに関しては人体に対する安全性に問題があることを指摘されています。

2のIPMPに関しては、使用における安全性に関しては問題ないとされていますが、効果に対しては

信頼性の高いと考えられる臨床試験は少なく、有効性に関して疑問が残ります。

メーカーは安全性が高く使いやすいという利点から、現在において、モンダミンやらデンタルリンスガムやら

多くの歯磨き粉の中に含まれる殺菌成分のほぼ全てがこのIPMPになったといっても過言ではないくらい

多く広く使用されています。(どのメーカーも中身の成分似たりよったり)

ちなみに○○〇トリノとかいう商品に関しても殺菌成分が、これと全く同じ(IPMP)でありますから、

モンダミンやデンタルリンスと比べ、敢えてこれを選択するというなら好みの問題にしかならないでしょう。

しかし、同じたいして効きもしないIPMPを使うのであれば、値段が高い方を買わずデンタルリンスガムでも買っておけばいいんじゃないという

思考になるわけです。

 

一方で3のエッセンシャルオイル。主にリステリンに含まれる成分ですね。

これに関しては、信頼性の高いものと考えられる臨床研究論文が存在します。

歯周病の専門家に言わせても、異論はないものと考えられる論文です。

 

エッセンシャルオイルは、臨床研究をするとなると。。

臨床研究とは。プラセボ薬と並行して行うわけですね。

プラセボ薬とは、リステリンと色姿形が同じで、中身の成分にエッセンシャルオイルが入っていないというわけです。

あるいは水でうがいするのと比較するとかですね。

そういった意味合いになるわけです。

世の中の我々が服用するお薬から医学知識に至るまで多くがこの臨床研究の上に成り立っているわけです。

 

ここで重要なのは殺菌をする目的です。エンドポイント=ゴールをどこに設定するかという思考をします。

 

4つのゴール

1:殺菌するのが目的か

2:プラークの付着予防が目的か

3:歯肉の炎症を改善することが目的か

4:歯周ポケットの改善効果が得られるか。

 

この四つのゴールのうち、例えば1。

歯周病菌を殺菌して半分の菌数に出来たとしましょう。結果数時間後に歯周病菌が増殖し、元の菌数に戻って、

たったの数時間の一時的に菌数を減らすことに意味はありますか?

 

この四つのゴールのうち、例えば3と4

歯肉の炎症を改善したとしても、歯周病治療と併用してより歯周ポケットの改善効果があるかどうか。

3と4では全く意味合いが異なるわけです。

 

リステリンの臨床研究はプラセボ薬と比較し、プラークの抑制効果や、歯肉の炎症改善効果はみられたものの。

4の歯周病治療と併用して、ポケットの改善効果が見られるかどうかの試験結果で、

改善効果が見られないと正直に公表しているのです。

 

一般的に歯周病の改善には、総菌数に対して歯周病菌の割合を「持続して継続的に」1%以下にしないと

改善はしないと言われています。これら歯周病菌の割合をうがい薬で単純に達成できるものでしょうか。

 

じゃ、世界中のお薬の中で歯周病の改善効果が得られた殺菌成分を配合したうがい薬は存在しないのか?

この問いに対しての答えは「存在する」です。

 

いわゆるクロルヘキシジン系のお薬です。

うがいするだけでなく、スプレーして吹きかけたり徹底的にやり。

歯周病治療と併用して使用し、プラセボに比べより刺繍ポケットが改善した効果が認められています。

 

だがしかし。。

 

本邦におけるクロルヘキシジンには大きな問題が存在します。

いわゆる「濃度問題」

クロルヘキシジンが殺菌効果を発揮しうる最低の濃度が何パーセントってのがあるんですね。

実は本邦で手に入るクロルヘキシジンは薄めるじゃないですか?

あれ、内緒ですよ。絶対に他言は厳禁ですよ。

薄める前の濃度くらいが、最低の濃度なのです。

薄めた瞬間に、最低濃度を下回るレベルでクロルヘキシジンが薄められるわけです。

もう無用の長物いがいの何物でもないわけです。

 

色々と世界的によく引用されている論文を見ていますと。

プラーク付着部医の減少は。

クロルヘキシジン、CPC、トリクロサンの順であるとの論文が存在します。

その中でプラセボ薬と比較して顕著に有意に差が認められたのはクロルヘキシジンだったりする。。

そういう論文も存在します。

 

トリクロサンは、人体や環境に対する有害事象から、

現在は世界的にその使用を中止されています。

 

以上のように、うがい薬一つにしても、

プロとして責任ある立場として、しっかりその内容や現状を把握して

選択したり、患者さんに対して指導を行わなければなりません。

 

先輩が良いといったから使う。その薬はいいんだでは、

アマゾ〇の☆何個とかの一般人のレビューと同レベルです。

我々はお口の健康を守るプロです。

 

先輩衛生士や歯科医師が上記の知識を知らなければ。

それは無責任と言えましょう。

考える人と考えない人では、脳内の思考の構造は異なるってことですよ。

 

 


 

令和3年9月6日

 

ちょっと歯科と話題は離れますが。

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00126/00003/

 

この辺りを読むと概ね現在の見解として正しく書かれていると思います。

書いている方はお医者さんで、きちんと参考文献も明示されていらっしゃいます。

 

パン食の海外の方のほうが、摂取している量は多いと思いますが。

トランス脂肪酸はこの先ある程度規制されていく方向に進む可能性はあるかも??

 


令和3年9月2日

 

この歳になっても知らないことだらけ。

患者さんへのアドバイスのため、

Amazon売れ筋ランキングいってみよう!

一位 ロッテ キシリトールタブレット 大容量パウチ

二位 龍角散のどあめ

三位 森下仁丹 鼻のど甜茶飴

四位 カンロ ボイスケアのど飴

五位 Wonka Rainbow Nerds Rope レインボーナーズロープキャンディ 26gx4袋(箱なし)

 

二位はスルーします。

五位これ何?(;^ω^)

ロッテキシリトールタブレット

<グレープ>食物繊維/甘味料(キシリトール)、乳化剤、リン酸一水素カルシウム、着色料(クチナシ、野菜色素)、香料、フクロノリ抽出物<イチゴ>食物繊維/甘味料(キシリトール)、乳化剤、リン酸一水素カルシウム、香料、野菜色素、フクロノリ抽出物

甘味の成分としてキシリトールのみ?ガムとは違うのでしょうか。ガムにはソルビトール等も使われていますね。

 

森下仁丹

還元パラチノース(ドイツ製造)、甜茶抽出物、ゼラチン、甘茶エキス、カンゾウエキス、ジンジャーエキス/香料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、ソルビット、乳化剤(大豆由来)【栄養成分表示】1粒(標準2.1g)当たり エネルギー4.2kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物2.0g(糖類0g)、食塩相当量0g

 

何と盗塁0g

キシリトール、マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、ラクチトール、還元パラチノース、還元水飴などの糖アルコールは基本的に虫歯に「なりにくい」らしい。

 

龍角散→パス

ボイスケアのど飴 砂糖、水飴、ハーブエキス、プロポリス抽出物、果実エキス、オリーブ葉抽出物、香料、カラメル色素

 

なんかよくわからん名前のやつ。

不明です。

 

結論 飴は砂糖と水飴が主原料のものも多い。

 

ロッテスウィーティーガム

  • 原材料:砂糖(国内製造)、水あめ、ぶどう糖、還元パラチノース、植物油脂、ウーロン茶抽出物、ゼラチン/ガムベース、酸味料、軟化剤、香料、着色料(紅花黄、クチナシ)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)

クロレッツ

  • 原材料:マルチトール(タイ製造又は中国製造)、還元水飴、緑茶エキス/甘味料(ソルビトール、キシリトール、アスパルテーム L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、ガムベース、香料、アラビアガム、マンニトール、レシチン、植物ワックス、着色料(銅葉緑素)、(一部に大豆を含む)

 

ブラックブラックガム

マルチトール、ガラナ抽出物、菊花抽出物、イチョウ葉抽出物、甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、ガムベース、香料、増粘剤(アラビアガム)、着色料(カカオ、クチナシ、カラメル)、カフェイン、光沢剤、(原材料の一部にゼラチンを含む)

 

フィッツ

  • 原材料:マルチトール、エリスリトール、還元パラチノース、植物油脂、ゼラチン/ガムベース、甘味料(マンニトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、香料、軟化剤、キシリトール、着色料(クチナシ、銅葉緑素)、増粘剤(アラビアガム)

 

結論 飴と違いガムで虫歯になりやすいものを探すことは困難です。

 

 


 

令和3年8月23日

 

コラムの更新も50日ぶりくらいになるのですね。

さぼり過ぎか??(笑)

 

まず過去記事のコピペを再掲します。

以下コピペ汗

新年一発目は、ちょいと脱線したところから始まりますね。

クエン酸の疲労軽減効果やダイエット効果などは、

国立健康・栄養研究所 「健康食品」の 安全性・有効性情報において明確な根拠は存在しない。

十分なデータも見つからないとされているようです。

大阪市立大学の研究で、対象者24名。

それぞれ12名の両群に、プラセボとクエン酸入り飲料を与え、ダブルブラインド(二重盲検)で行った結果は。。

疲労の尺度に関しては、「VAS値」visual analog scaleというものを用いています。

なんじゃそれ?って(笑)

ようは、定規みたいなもんに、疲れを0から100までの数字で書かせたようなもんです。

そして両群ともに、疲労感がマシになっているという。両群に差はないけど。

まさにプラセボ効果(笑)

みな疲れが取れると思って摂取したら、疲れがとれた気になっちゃうのね。。

他にも、625名を対象にした研究もあるそうです。

ちなみに、筋肉を激しく動かすと、血中の乳酸が高まる。これ自体は事実ですが、

乳酸=疲労物質であるというのも否定される学説が支持されているようです(笑)

乳酸はむしろエネルギー源として再利用されるという説が有力のようですが(笑)

「疲れ」の学問に関しては詳しくないのでこの辺にしときますが、

とにかく患者さんに無駄な酸を摂取するのはやめていただくようにしましょう。

 以上がコピペ

 

今回の事の本質は、普段我々が患者さんに

「糖分の頻回摂取はやめましょうね」や「酸の頻回摂取はやめようね」

と食事指導の際に一律に話してしまうのはどうなん??ってやつですよね。

 

1:酸の種類によって脱灰に差はでるのか?(例:炭酸とクエン酸はどちらが脱灰?)

2:乳製品系の酸性のものは他の酸性飲料に比べてどうなのか?

3:乳幼児に飲ませる乳幼児用の飲料の安全性はどうなのか?

4:PHいくつ以下のものがアカンのか

 

1の問いに関しては乳酸やクエン酸よりも「炭酸」のほうが中和されやすい。

このことが酸緩衝能ってやつらしいですね。(唾液の緩衝作用と混同しない)

しかし、酸の種類というよりは、やはり頻回摂取のほうが問題になるわけで、

酸の種類による影響は小さいといえそうですね。

 

2の問いに関しては、商品名の明言はさけていますが、カルシウム等のミネラル成分を含むほうが、

脱灰に対する抵抗性が高い。

つまり乳製品系の飲料とかは脱灰を比較的発生しにくいということになりますね。

商品名は。。汗

 

3の問いに対しては乳幼児の野菜と果物のジュースや乳幼児用の飲料の中にはう蝕に対して安全性の低いものが含まれるという結果になるということで、こういったものはやはり6倍も脱灰してしまう乳歯に対しては常用するものでなく、あくまで嗜好品としてとらえるべきだということですね。

 

4;概ねPH4といったところのようですね。4と5は10倍ちがうわけですよね。

 

Mさんのご教示でもわかるように、オリーブオイルやら、

酢やらクエンさんやらのご意見。

表面ににじみ出る空気感(笑)

 

(編集中)


令和3年7月1日

 

高齢者に電動歯ブラシが。。の件。

やっぱり、検索エンジンにひっかかるよねぇ。

ひっかかるんだねぇ。

 

65歳から85歳 被検者14人

2フェーズ クロスオーバーデザイン

中等度のgingivitis 3か月

 

そしてやね。予防の説明とマニュアルブラシでのTBIを受けたとな。ふむふむ。

読みながら書いてます(笑)

 

まず三か月手磨きしてやね。そこから電動使いましょかとな。

PIとGIをそれぞれの一か月後、二か月後、三か月後と記録されたそうな。

(素晴らしい翻訳ですね(笑))

ほんで、口腔衛生指導はベースライン時のみに行ったんですって。

 

結果は手磨きよりよりプラーク除去や歯肉の炎症のコントロールに有用だったんだって。

 

考察として、やはり器用さをもとめられないし、この世代にはええんちゃうかって。

(素晴らしい翻訳ですね、天才的ですね(笑))

 

という2004年の論文。

原本読んでいない不届きものですが。。


 

令和3年6月16日

 

後ろ向き研究、ケースシリーズ。

これはもちろんランダム化比較試験と比べてエビデンスレベルは低いわけです。

では、今回のノルウェーの研究論文は意味がないのか。

大いにありますよね。大ありですね。

 

しかししっかり頭で考えながら見ないといけないわけですね。

1:そもそも前向き研究でメンテナンスする群としない群なんて設定ができない。

2:メンテナンス群であるC群とメンテナンスの期間が開いた群のPC群が存在するのですが、

そもそも脱落した人たちや、そもそもメンテナンスを全く受けていない人たちに比べるとマシな群かもしれません。

3:C群が200人以上に対しPC群がそもそも人数が少ない。これではデータの信頼性に欠けるかもしれませんが、PC群ってそもそもあんまり受診しないタイプだから、被験者の人数がすくないのは、かえって妥当であるでしょう。

4:後ろ向きのケーススタディーでなければ、19年間という期間のデータはそもそも得られにくいでしょう。

5:術者がノルウェーの歯周病の専門医だということ。

6:被検者はPC群において少ないものの、統計学的に差がありなしはあるものの、得られた結果は概ね予想通りであるということ。歯の喪失本数。歯周病の重症度等ですね。

7:我々が実際臨床で感じている、やはりメンテナンスを継続した方が良いということを裏付けるものであること。

8:C群は結果が良好であるからこそ継続した患者であると推測することもできるということ。

かつ意識が高い患者さんであるということで、偏りが生じても仕方ないとはいえます。

 

色々とクリティカルシンキングも含めて思考を巡らせることが大事ですね。

 

 


 

令和3年6月7日

 

本当に混沌としたこの世の中であればあるほど

人の本性が見えるといいますか。

誇らしげに新聞を持ってきた娘に、逆に引導を渡すというこの笑えない事態(笑)

酷い親です。こんかいばかりは人に相談したですよ。

末娘は三年生ですが、しっかり向き合って話し合うしかないとのご意見も頂戴し。。汗

 

しかし日本人は変わらなければなりません。

ファクトチェックはおろか、日本でファクトチェックが遅れているという事実を知る人すら少ない。

ファクトフルネスもそうだけど。

一般に広くファクトが伝わるような社会であってほしい。

 

「正しく怖がる。」

これは重要なキーワードですね。

 

歯科にしてもそうです。

「事実に近いことを追求する。」

姿勢を続けていきましょう。

 

〇教や〇脳とは遠い存在ですね。

ファクトチェックイニシアティブジャパンに関しては、おススメしておきます。

本日紹介した二つのサイトに関してはお墨付きを出しておきます。

 

いずれ結果が出ます。

ふりかえってあの時どうだったのか?

不妊率が上昇したのか?

 

結果が出た数年後にですね。

陰謀論を語る連中にこの事実を突きつけたらどういう反応をすると思いますか?

 

HP〇ワクチンもそうですよ。

いずれ結果が出ます。随分と先にはなるでしょうけど。

一部結果が報告され始めているのをご存知でしょうか。


 

 

令和3年4月14日

 

私の知識は工業の界隈の化学の知識ではありません。

フッ化ジアミン銀は、臨床で使用したときのデータ的には、

今まで散々見てきたものの中で、かなりの有効性を示しているものばかりと言えましょう。

 

作用機序についての説明として、

本日書かれているものがありましたが、私のイメージしているものと全く異なるものでした。

やはり私は専門ではありませんので調べても簡単には出てきません。

 

しかしフルオロ(F)アパタイトのことはわかりませんが。

少なくともCaF2(フッ化カルシウム)に関しては酸に対する溶解性は低く、

ネットでちょっと調べた((笑))←もうちょっときちんと調べますね。

だけですが濃塩酸にも溶解しないとか。。

 

ちょっと調べてみるので、また後日聞いてください汗

すみません。しかし面白い論文を発見しました。

今からみてみます。

フルオロアパタイトに関してはフッ化カルシウムよりも難溶性らしい。

 

まず酸性フッ素リン酸溶液(APF)にハイドロキシアパタイトを作用させる。

すると先ずフルオロアパタイトではなく、フッ化カルシウムが先に生成される。

そして、酸によってハイドロキシアパタイトの溶解がすすむとそののちにフルオロアパタイトが形成されるらしい。

と同時に今度はフッ化カルシウムの溶解も始まるらしいです。

反応したハイドロキシアパタイトは、フッ化カルシウムもハイドロキシアパタイトも混在する状態になるらしいです。

 

 

 

 

我々が学生の時にならった、ハイドロキシアパタイトがフルオロアパタイトになる。

これもどうも違うらしい汗

けっこう歯の表面にはフルオロアパタイトでなくフッ化カルシウムが形成されているようです。

フッ化カルシウム自体がフッ素の貯蔵庫になるらしいですよ。

 

今から読みまーす♬

 


 

令和3年3月

 

割り切って仕事だとして働いていらっしゃる御方。

それはそれでその方のお考えなので良いのではないでしょうか。

 

本日は私の話にお付き合いください。青森県の方もご覧いただいているかもしれません。

歯医者一年目のころ。めっちゃギラギラしていました。

何とか頑張って患者さんの治療が出来るようになりたい。

(何しろ学生時代は全国屈指のレベルでめちゃ優秀でしたから(笑))

研修医の指導医の方の一人がものすごい職人肌の先生がいらっしゃって。

それはもう怖い先生で。(元補綴の先生)

夜の11時まで説教されたり。

今だったらブラック企業とか言われるんでしょうか。

今思えば私なんぞのためにそこまで指導していただいて感謝しかないのですが。

その先生がとあるオーストリアの咬合の学術的なものを信仰していらっしゃいました。

一見とっつきにくい先生にはなりますが(周囲に人が近寄らないタイプの先生)

神奈川県まで勉強会に行くからというので、頼まれもしないのに勝手にくっついていって、

必死に勉強し。オーストリアのとある学派の咬合理論を徹底して勉強したものです。

 

さらに補綴の知識を得たいと考えた私は、補綴科の門をたたき修行させていただくことになります。

今はお亡くなりになった当時の准教授の先生。

多くは語られないのですが、私にひどくガッカリされていたようですが。

信仰しきっていた私の考えを修正していただいたのは先生のおかげです。

 

Nさんによく言う10年後を考えて決めてというのは、

実は先生からの言葉なのです。

私なんぞに多くを語られないのに、ただ一言私に言うんです。

「予知性の高い治療をしなさい」

当時若かった私は意味を全く理解しないんですよ。

でもその言葉が頭から離れなかったんです。

 

しかし、その言葉のおかげで今の自分がなすべきことや、勉強する方向性。

どうしても決められなかった患者さんへの治療計画が面白いようにわかるようになってきて、

今の自分があるのは先生のおかげです。

 

ワタシが信仰しきっていた職人肌の研修医の指導医の先生は医局からハジキだされて、

新人研修のほうに左遷された先生だったというわけです。

 

その後、

補綴科を飛び出して、補綴科の名誉教授の大阪市梅田の審美歯科に勤務するわけです。

審美歯科だけでなく一般歯科もやってましたから。

 

その時の一人の患者さんのことを今でもはっきりと覚えています。

当時28歳の女性。

全顎にわたって歯周病が出ているのです。

いわゆる当時は若年性歯周炎と呼ばれたものです。

今風に言うと侵襲性の歯周炎かな。

 

先輩先生にも相談し。ジスロマックというのが良く効くらしいぞ。

いわれるがままジスロマックを飲んでもらって、

スケーリングもする。頑張ってSRPもした。当時けっこう必死にやりましたよ。

気合満点ってやつです。

 

三か月後にメンテナンスに来てもらうわけですよね。

驚きました。まったくっていいほど改善をしていない。

驚いただけでなく、悲しい感情や、患者さんに申し訳ない感情や。

じゃ一体どうしたら良かったのか。考えても答えなんてでてこない。

何がいけなかったのか。

今ならわかりますよ。

患者さんにプラークコントロールの重要性を理解してもらうことをしていなかったのです。

ブラッシング指導をしましたよ。

しかしブラッシング指導をすることとプラークコントロールの重要性を理解してもらうこととは、

全く意味がことなることを理解していない人間が治療にあたったので失敗したのです。

 

当時は歯周外科の手技が上手な先生はすごいなぁなんて憧れていました。

歯周外科を例えばフラップオペなんてもの。

やるとポケットは改善しますよ、そりゃ。

しかし、改善した人が再発したりするんです。

 

二年後に再発したとしましょう。

二年後に再発した歯周病。たった二年の間しか良い状態になっていなかったわけです。

いった私が歯周外科をした意味はなんだったのか。

 

とある歯科で遊離歯肉移植を受けたという患者さんがいらっしゃった。

「私歯肉移植を受けました~」

みたいな(笑)

 

みればめっちゃ退縮~!(;^ω^)

 

歯周病専門医のところに実習に行ったことがある歯科衛生士が言うんです。

「めっちゃフラップオペやるんですけど、結局多くの方がポケットが再発するんですー!」

 

しかしですよ。

当院のフラップオペを実施して再発していない人と再発している人との間に一体なにがあるのか?

 

その答えを知るためには必死に考えないといけない。

注意深く患者さんの状態を観察しなければ答えはわからない。

 

そこで( ゚д゚)ハッ!っと気づくわけですよ。

 

「「若いころの教科書になって書いてあった??」」

 

なんちゃら療法しなさいって書いてたっけ?

なんちゃら水を使いなさいって書いてあったっけ?

一方でプラークコントロール大事~!って書いてあったよな。

メンテナンス大事~!って書いてあったよなぁ。

 

何故人は卒業後に迷走するのでしょうか。

何とか療法は全てですよ。

基本治療がしっかり出来ていたものの上に成り立つんです。

基本治療大事~、って学生でも言いますよ(笑)


 

令和3年3月

 

ひっさびさの更新になるようですね。

もう5か月くらい経っているのでしょうか。

更新をサボっているので、先日患者さんに「先生コラム更新してくださいよー」

なんて言われたんですよ。

 

こんなものを見ていただける方がいらっしゃるのは、本当に有難いですし恐縮です。

いや、本日青森県の方から電話が来たんですよ。歯科衛生士さんから。

書籍等があれば紹介してほしいと。

残念ながら私が執筆した書籍等は存在しませんが。(汗)

 

S先生の書籍等を紹介して差し上げても全然かまわないわけですが、

難解だし、自分一人で勉強してしまうと誤って理解をしてしまうと思いませんか?

 

いやいや、実は先日驚いたんですよ。

とある臨床試験の話。

例のツッコミどころ満載やな~!って話していたやつです。

 

〇ンクールに関しては、一般的にドクターも歯科衛生士も

「いいらしいぞ!」というレベルだったりする(笑)

 

熱心に超音波スケーラーのボトルに入れて何でそれ入れているの?

と聞いてみようもんなら「先輩にそう教わりました~」なんて(笑)

 

グルコン〇〇クロルヘキシジンの濃度の話から、

その臨床試験の研究デザインの話まで及び。

圧倒的な知識量で、「より本当に近いもの」を追求する姿勢が完全に出来上がっているものですから

感心感心。もう別次元の脳内で驚きました。

 

本当はもう一つ上の次元に脳内を持っていけるんですけどね。。

沼ですけどね、沼。

沼にハマってみますか~?(笑)

 

20年間歯医者さんやってきて、

ワタシに食らいついてきた歯科衛生士さんって、

過去にNさんとOさんだけなんですよね。

 

ところで。。

患者さんと会話するのって、難しいですよね。

歯周病菌の存在とHbA1c

歯周病治療することによるHbA1cへの影響。

似たように聞こえて、実は全く違うないようになる。


令和2年10月

 

このページはできるだけ検索エンジンにひっかからないことを願ってかいています。

無断転載で〇〇〇反対派のページに引用されていたこともあるんです。

怖いことです。

 

久々の更新になりますね。

医療=科学なんですね。現代の医療は。

歯科医療も医療の一分野であるわけです。

 

本日のダイゴさんのお話は、心理学的なもので、

我々の視点とはまったく違った観点から物を教えてくれます。

 

以下は国立感染症研究所のHPよりの引用です。

英国の開業医Edward Jenner が天然痘の予防法として種痘(vaccine)を発明したのは、1796 年のことである。英国ではその頃乳牛にときどき牛痘(cow pox)が流行し、これに感染した乳搾りの女性は天然痘に感染しないことが知られていた。そこでJenner は、乳搾りの女性から牛痘の発疹内容液を取り、8歳の少年の腕に傷を付けてこれを接種したが、その6週後に天然痘の膿を接種しても何も反応がみられなかっ たことが、重大な発見のきっかけとなった。その後、この牛痘ワクチンはヒトからヒトへと植え継がれ、種痘は広がっていった(図3)。種痘が普及した国々では次第に天然痘の発生は治まっていったが、インド亜大陸、インドネシア、ブラジル、アフリカ中南部、エチオピアなどは常在地であった。

 

〇スコミは、その社会的な責任や、その影響力の大きさを考えて行動してもらいたいものです。

我々は医療人です。

科学的に物事を思考し、客観的に見る視点が出来るってのは、

医療人の一員になれたことの最大の美点でしょうね。

 

ある日、お医者さんの患者さんがいらっしゃったのです。

右下7番が骨吸収を起こしています。

骨植は半分くらいでしょうか。

右下には水平埋伏の8番が横たわっています。

 

前医で「8番を抜いたら7番の動揺が激しくなる。8番に7が支えられている。」

他にもPの歯があり、SRPや左上7番の抜歯も行いました。

 

お医者さんなら、私がどういった思考をしているのか、

話しているときっと理解をしてくださるはずと信じて

色々と説明を行いました。

 

もし自分がその立場ならどうしますか?

よーく考えてみてください。

そして答えを聞きたいです。


 

令和2年7月13日

 

この前、とある患者さんに、「先生って、THE歯医者さんなんですね」

と言っていただいて、とっても嬉しかったです。

そう。自分の目標は歯医者さんになることです(笑)←知らん人が見たら、変な意味に捉えられそう。。

 

行動力の動力源が「お金」になってしまうと、後々が変なことになってしまいますよ。

歯科衛生士として、どういう歯科衛生士になりたいのか。

 

某国で、排水から油をとってきて、地〇油とか売っていたそう。〇の中は「溝」

聞いたことありますよね?

あれを見て「「酷いな。お金のためなら何でもするんだね!」」

という資格は、その歯科医院の先生やスタッフにはありません(断言)

 

残念ながら、カリオグラムに関しても、その意義目的を知らない歯科医師や歯科衛生士は沢山います。

あれを開発した人は、何を目的に開発したのか?

 

カリエスリスクの評価の説明は難しいんですよ。

それを可視化するための世界初の試みとして作られたので。世界的に評価されているんじゃないですかね?

そういう目的で研究者が作ったんでしょうね。

どんな思いで作ったんでしょうか?

あれを患者さんに見せてガムを売りつけるようなことを、マルメ大学の先生が見たら、

激怒するでしょうね(笑)

 

それをオープンにして、世界的にフリーで提供しているんですよ。

そんな開発者の思いを踏みにじるカリオグラ〇を扱っている業者も業者ですよ。

 

真の歯科衛生士になってくださいね。

誇り高きTHE歯科衛生士ですよ。

子供の前でも堂々と私は医療人なんだ!と言える、誇れる歯科衛生士です!!

 

せっかく何かのご縁があって、ながせデンタルクリニックと関わっていただいたんですから。


令和2年7月1日

 

顎関節症ほど危険な存在はありません。

歯科医師を混乱させたものはありません。

顎関節症ほど、歯科医師が民間療法や独自の治療法が謳われたものはありません。

顎関節症ほど、ググった時に危険なワードはありません。

 

本当に要注意です。

歯科医師免許を更新制にして、ロクでもない人々を排除してもいいくらいだと思いますがね。

 

ここにもエビデンスが必要なんです。

でも〇〇〇〇(〇の中身は最近の私の息子の流行りワード4文字)な知識しか持たない歯科医師が、

それを自覚していれば良いものの、それを自覚すらしていない。

 

あろうことか、どっかのセミナーとかで聞いた来ただけの擦り込まれた知識を信じこんでしまい、さらに鵜呑みにして、

ワタシがⅢbの顎関節症の自己収束性の論文の話をしても、聞く耳すら持たない。

もう議論の対象にたたないレベルなんですよね。

土俵にすら上がってこない。

筋肉痛だったら、ほっときゃ治る。それは信じたとしてもですよ。

顎関節症のことになると認めない歯科医師。

〇〇〇〇ですよ。

 

もうね。裸で外歩いているのと同じなのに、自分が裸なのに気づいていないのと全く同義なのにね。

あれっ?これってどこかで聞いた童話のようなお話ですね。

 

頭はカタイし、エビデンスも知らないし、もう残念以外の何物でもないんですよ。

こういうのがあるから、歯科医師や歯科業界がバカにされるんですよ。

 

群れを嫌い束縛を嫌い、権威を嫌い。叩き上げのスキルと知識だけが武器な私ですが。

あれ?これってどこかのドラマで聞いたような文言(笑)

 

間違えた知識の治療?

「いたしませ~ん!」

 

関節や筋肉ってやつを、端っから原点に立ち返って見てみないと、間違えた知識で出来た歯科医師の脳は修復不可能です。

肘の手術をして、当初失った可動域。

手術後のリハビリ時には動かせない肘。

そこが、約1年半前に手術をした肘が、今また復活しつつある。。

もうすぐメジャーの舞台に帰ってくる大谷選手(笑)

 

80歳のおばあちゃんが、若いころは100メートルを12秒で走れたんよー!

また12秒で走れるくらいまでに膝を回復させてほしいと治療に来たらなんて言いますか?

画一的に考え、個々の患者のゴールすら見えない。

そんな歯科医師が顎関節症の診断や治療に従事しているんですから。

世も末レベルなんですよ。

 

「あざを目立たなくしたい」とゴールを設定して物事を考えている。

それは素晴らしいことです。大事なゴールを見失わないように考えて進んでください。

 

以前若い女性を対象にした、とあるワクチンの話をしたじゃないですか?

ここには何のワクチンかは書きませんが。(最近コラムが勝手に引用されたり、リンクされたり、検索にひっかかってしまうので)

あれはもっと複雑ですけどね。

医科の世界は歯科と違い、EBMの分野は進んでいますので。

医師たちは総じて冷静な目で見ているようです。

 

コロナウイルスはワクチンの治験がついに!!!始まったようですね。

成功を祈るばかり。

 

さて。このワクチンに対してもいろんな批判等が世に出てくるのでしょうか?(笑)


 

 

令和2年6月29日

 

大前提を把握して考える。

物事の目的やゴールをはっきりさせながら思考をする。

はい、これとても大事です。

 

本日のテーマが、この消毒液が効くかどうかだけの説明だったら、もやもやが残りますよ。

もし、ドラッグストアの棚に、アルコール消毒液と次亜塩素酸水が並んでおいてあったら、

どっちを買うか迷いますよ。

安いほうを買いますか?(笑)

 

全体像を見て、次にですよ。

製造方法や品質管理を含め頭を回すんです。

 

そうやって考えたときにですよ。

もう自分で判断ができるようになりましたよね。

 

いかがです?

モヤモヤがすっきりしたでしょう(笑)

EBMの診療を行うことは、これと同義です。

 

以上のことを踏まえてもう一度インターネットで調べてみるのもテですね。

視点がかわります。

そして以上のことを踏まえて、人や新人歯科衛生士にに教えてみるのもいいですね。

そうするとさらに視点が変わってくることでしょう。

 


令和2年6月26日。

 

すべての物事はエンドポイントが大事。

最終目標やゴールが大事。

 

そこが解れば、治療計画なんて自ずと見えてくる。

新米衛生士や歯科医師は治療計画を立てるのに苦労をするけど、そんなことで苦労をするのはそもそもおかしいくらいです。

 

歯ブラシはどのようなものを使うべきか。

そんな小さな一つの意思決定ですら、ゴールが見えていたら自ずと答えが解ってくる。

小さい歯ブラシ=良 ヘッドの大きい歯ブラシ=悪なんて考えている歯科衛生士がほとんどじゃないですかね。

 

論文の結果がどうあれ、それぞれに適用するときには絶対に一回かみ砕いて考えないといけないのです。

小さなヘッドを使うように指導すること=目的 になっていて。

きちんとプラークが落ちていること=目的 のはずが、

簡単に見失う。

 

うちに入社して最初にゲンキを見せられた時と今のゲンキの印象が違うのは素晴らしいことです。

 

歯周外科もそう。

なんのためにやったか。

歯周外科をすること自体が目的なんではなく。

本来は歯周病を治療し、それを長期的にわたって維持安定させることが目的なのに。

歯周外科をしたこと自体がなんの意味もなさないことになってしまえば。

そんな外科はただ患者さんを痛めつけるだけの暴力。

 

その辺が理解できてくれば、立派なエビデンス頭なんですよ。

 

論文を批判的吟味する場合。

そもそもPが軽度の患者さんやん!治療前後であまりP治っていなくない?

被検者さんが若い人ばっかりやんとか。

とか色々とツッコミどころが各論文で必ず出てきます。

そのツッコミどころは様々な背景から生まれるものですが。

皆さんイメージはないと思いますが、ツッコミどころのない完璧な論文や研究なんてそもそも少ないんですよ。

 

EBMの本質は、より正しいであろうことを追求する「思考」というわけですね。

本当にいい感じの思考のロジックが組み立てられるようになってきましたね。

 

残念な申し出があったんですね。患者さんの訴えの中身は入れ歯の裏に物が沢山はさまるわけですよ。

その患者さんは、「「入れ歯が緩いんです」」と訴えたわけです。

もちろん緩いと言われれば、入れ歯がガタガタ動くからクラスプでも締めようかしら?なんて歯科医師だったら思ってしまうわけですよね。

人の性格にもよるのですが、物事をすべて決めつけて考えてしまう人がいるんです。

かなり難しいです。

その方は、よくよく話を聞いてみると。

入れ歯の裏に物がはさまる=入れ歯がゆるいからだと決めつけているんですね。

まさか歯茎の土手がやせたから食べ物が入れ歯の裏にはさまりやすくなったなんて夢にも思わないわけです。

素直に「「入れ歯の裏に物が挟まるんです」」と言っていただければよいものの。

「「入れ歯が緩いんです」」と訴えるんですよね。

ものすごく変化球すぎてキャッチすることは不可能です。。。

 

小さい歯ブラシ=正義なんて思っている歯科衛生士さんは、決めつけという点では、入れ歯が緩いと訴えた人と

ワタシはなんら変わらないんと思うんですけどね。

 


 

令和2年6月18日

どーも。永瀬です。

お久しぶりに色々と話せて楽しかったです。

 

いやー。温度差。

コン面のカリエス。

酸がどーの。

唾液量がどーの。

フッ化物バーニッシュでどーの。

色々理屈はある。

沢山勉強する。

 

でも患者さんに言わせたら、この根面の黒いのが気になる。以上みたいな温度差。

 

まぁ、その辺が歯科の難しいところではありますけど。

 

文献を読んでいてもそう。

唾液の緩衝作用。

教える歯科衛生士も歯科医師も言葉の使い方を間違えている。

(あっている人はあっているんですよ。)

勘違い甚だしいけど、実はその間違いに自分で気づかない。

 

これはきっちり勉強するか、きっちりした教えから吸収するかの二つに一つしかありません。

ほんっと。患者さんにどう話そうかとかも含め。

一日中頭を使う仕事ですよね。

 

今日も患者さんにいってたんです。

WSDって磨きすぎですか?

「いや、磨きすぎではないですよ。似ていて否なるものですよ」

と発言してから、解りやすくなるように説明を沢山しました。

 

教える側の正しい理解ってのは、必要なわけですよね。

 

そういうことで。

教えるってのは、自分の理解を深めたり、その知識を定着させるには良いことなんですよ。

教える立場に立ってみましょう。

 


令和2年5月

 

PCR法による検査。

一気に有名な言葉になりましたね。

PCR法って何?っていう歯科衛生士さんの多いこと。。

これではいけませんよ。

リアルタイムPCR法とは。

これについて、知っておいてくださいね。

ちょっと調べてみてください。

 

ながせ歯科内で実施しましょう。

じゃ、リアルタイムPCR法で、検体を出す方法等を調べてみてください。

 

お子様の学校の再開の日も近くなりましたね。

また頑張りましょうね。

落ち着いてからでいいですよ。


 

 

令和2年5月

 

歯科医師がPCR検査に参加か?

なんて話が現実に出ました。

爆発的な感染増加は防ぐことができたのでしょう。

話はなくなりそうです。

 

ところで、今は何をやってもお上が叩かれる。

こういうときこそ一致団結で乗り越えないといけないと考えますけどね。。

 

臨床症状から判断して、検査に来る人のPCR検査の陽性となる率を上げる。

(一定期間の発熱が続く等のね。)

そうしなければPCR検査そのものの意義を欠く結果となったり。

あるいは医療崩壊も招きかねない。

 

そういった社会情勢も考えた全体像から判断されていると思いませんか?

この時期に熱が出たら、検査をしてほしい。

個々の感情ならそうなるのは当然ですけどね。

 

色々なものが重なって。

世界から見れば結果として日本は感染の爆発的な拡大を防ぐことができた。

これに対しても色々と最初は言われるでしょうけど。

歴史は今回のこの日本のことを後にどう言うのでしょうか。

 

箕面市は4月20日以降のコロナウイルスの陽性の報告がありません。

現在で24日目となりますね。

 

皆さまの健康とご無事をお祈りいたします。

まだまだ気をつけて過ごしていきましょう!

 


 

令和2年4月

昔実は習っているはずなんですけどね。

医療人として、おさらいしましょう。

 

某先生がYoutubeで一般の人に解りやすい動画を上げていらっしゃる。

全人口が10万人とします。

1:コロナウイルスの現在の有病者率を人口の0.1%と仮定します。

2:全員にPCR検査を実施したとします。

3:PCR検査の的中の精度が99%だったとします。

 

すると10万人×0.1%ということは、実際に病気にかかっている人が100人

そのうち陽性と出る人が99人 ほんとは陽性なのに残念ながら陰性ってでちゃう人が1人いるわけですよね。

簡単ですよね。ここまでは普通に理解できますよね。

 

じゃ、実際に陰性の人は、10万人ー100人で99900人いるわけですよね。

99900人の人に検査をすると、

999人が陽性 98901人の人が陰性となるわけです。

 

実際に陽性で陽性と出る人が99人 実際は陰性なのに陽性と出る人が999人

という結果になるわけですよね。。。。。

陽性と出た人のうち、実に約9%しか感染していないことになるわけですよね。

しかも検査の的中率ってのが、99%ってのがそもそも大きすぎるわけでして。

実際にはそれ以上の数字になるわけですね。

 

こんな時期になるといつも思っていることをさらに再認識させられますが、

「なにをやっても文句を言う人」っていうのが出てくるわけです。

 

 

では、次。

内容は動画まるパクリですが(笑)

人口が10万人いたとします。

実際の有病者率が10%だとします。

10万人全員に検査しましょう。

 

10万人×10%で、実際に感染者が1万人ということになりますね。

逆に感染していない人は9万人ということになります。

 

感染している人一万人に検査をすると、

9900人が陽性 100人が陰性。

 

感染していない9万人の人ということになりますと、

900人が陽性 89100人が陰性ということになります。

 

感染していて陽性が出る人が9900人 感染していないのに陽性と出る人が900人。

 

実際に陽性と的中している人は約92%ということになるわけです。

行政側は、こういったことを加味して判断しているわけです。

他の医療崩壊の懸念や、社会情勢も加味して判断しているわけです。

 

感情だけで検査すべきだー!なんていう人もいるわけですよね。

そういう人に論理的に物事を話している人を見たことはありません。

 

で今、検査に来るべき人と来るべきでない人を判断しているわけです。

熱があるんで、検査してほしいといった人を全員検査に呼ぶと、

ほとんどの人が陽性ではないんです。

臨床症状から判断して陽性と出るであろ人でない限り、検査に呼ぶべきではないかもしれませんよね。

 

検査の結果、陽性が10%くらいの確率で出るだろうなと判断できる人に検査に来てもらうことにすると、

検査の意義は飛躍的に向上するのです。(99%の精度と仮定した場合。)

 

だから現在、熱が何日以上下がらない人等、検査にくる人の基準を設けているわけですよ。

 

病院での院内感染も起こっている中、医療崩壊を招いてもいけないのです。

そういったことを総合的に判断しての今があるわけですよね。

 

医療人としては、見る視点を変えることです。

今の世の中で何が起こっているのか。

冷静に考えてみてください。

 

「検査しろ!」と保健所に怒りをぶつけている市民がいて、

疲弊する保健所職員の構図を想像すると悲しくなりますが。

 

ここでは精度という解りやすい言葉をつかっていますが

コロナウイルスの感染者を陽性と判断できる精度は70%です。。。

99%の上記の計算と比べてみると。

実際には何が起きるか。

 

https://www.gohongi-clinic.com/k_blog/4092/

もうすこし突っ込んで勉強するならば、ここをご覧ください。

 

 

 

ところでですね。

日曜日に買い物にいったんですよ。

入り口にアルコールの擦り込み式の手指消毒液が置いてあるわけですよね。

全員やってくださいと書いてあるわけです。

 

違和感を感じてニオイを嗅いでみたんです。

遠くの方で、かすかなエタノールのニオイがするんですよ。

 

ワタシが毎日嗅いでいるニオイとはまったく違うんですよね。

困ったものです。


令和2年4月

 

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

まずは、皆様も皆様のご家族のご無事をお祈りいたします。

予防安全を大切にしてくださいね。

 

昨日嫌な話が聞こえてきました。とある歯科医院で。

院長先生が不機嫌(;^_^A

給料減額の申し渡しなど。。

あまりにも一方的。

 

皆でお互いに協力して乗り切りましょう。

成せば成るの精神でいきますよ。

 

先日も申し上げましたが、個々の感情はそれぞれ違います。

そのことを受け止めていくのが、私の仕事。

とにかく望みは、いつか皆元気で平穏と取り戻し。

その状態でまた歯科医療にまい進することです。

それぞれの生活の事情と家族の事情等もありますからね。

 

そのためであれば、いかようにもご希望を聞き入れるつもりです。

何かお困りごとがあれば、言ってきてくださいよ。

いろんなルートで物資を確保していますから(笑)

次の火曜日も物資の確保に動きます。

ギリギリなんとかなってます♪

すごいでしょ?

倫理観のない歯科医師による精製水ワッテなんて使っていませんよ!

 

ところで厚生労働省医政局経済課の通達を見ていたんです。

例えば食品衛生に使用する高濃度のエタノールへの医薬品への代用が3月末に一時的に許可されたんです。

医薬品のエタノールは容積の%で70~83%なんです。

キッチンアルコール等は実は50%くらいの濃度しかないんですね。

 

これは濃すぎても消毒効果が落ちるんですね。

こういった食品衛生に使用する高濃度エタノールを厳重に管理して、医薬品としての代用を許可されているんですよね。

こういうところにも動いて、何とかしまーす。

現在は、待合室、トイレ、受付カウンターや、ドアノブ、スタッフ室に至るまで。

すべて毎日消毒を実施しているので、かなり大量に消費します。。

 

病院の看護師さんが、週にマスクを2枚のみ支給とかになっているんですよね。

ウチはある程度在庫があったので、現状は何とかなっているのですが、

このまま入り続けないとマズイ。

別ルートを確保し、入荷しましたので、ホッとしました。

騒動以来の初入荷です。

 

最近は子供にもストレスがかかっていますね。

ウチも子供が3人いますから。

最初は学校休みとか言いながらはしゃいでいましたけど。

いざ長期間になると寂しさや家にいる窮屈さが増していってですね。

 

近くのキャンプサイトに出かけるのがちょっとした楽しみでして。

キャンプサイトを借りると、他の家族と接触することもなく。

大空のしたでBBQなどを楽しんだりして、安全に余暇を過ごせます。

子供にとっても気晴らしになる。

 

箕面の滝は、今いっぱいだそうで(笑)

患者さんが仰ってました。

お散歩するのは大丈夫だろうと、みな考えることは同じようで。


 

令和2年4月

皆さま、具合のほうはいかがでしょうか。

sご家族様も含め、お元気にお過ごしでしょうか。

家でマスクが足りなければ取りに来てくださいね。(遠慮は無用ですよ。)

この度は、本当に申し訳ございません。色々と頭を悩ませ、苦渋の判断です。

各々にいろんな感情があると思います。それを踏まえてのことですが。

現状はこうせざるを得ません。

またこの恩情を真摯に受け止めて、恩返しすることを心に誓い頑張ります。

それだけは信じてください。宜しくお願いいたします。

 

心無い言葉を浴びせかけられたこともあり(笑)

またその一方で温かいお言葉をかけていただいて感動することもあり。

こういうのは初めてですが、こういう時に人のありがたみを感謝して実感しているところでもあります。

患者様の皆様に、このような時期ですのでお気をつけてお過ごしくださいと申しているのですが。

「先生こそ大変でしょう。先生もお気をつけくださいね」

と逆にお気遣いをしていいただいて、おっしゃっていただける方も多く。

なんて幸せなんだろうと思っています。

 

心無い言葉を浴びせかけられた後は、院内の消毒の時に、

誰のためにこんな高いエタノールを無理やり仕入れてこんな消毒をしているんだろうと思い(汗)

温かい言葉に助けられ、消毒作業にも力が入ることになっています(笑)

 

大学生は大学生で。ネットニュースで見たんですが、アルバイト先を解雇になったり。

親からの仕送りは家賃だけに使って、生活費をアルバイトの収入で工面している大学生もいるんですよね。

そういった方を自分の都合だけで解雇なんてできようか(笑)

逆に、医院に大学生を快く送り出してくれる親御さん。

頭が下がります。誠に感謝に絶えません。

やはり消毒作業に力が入ります(笑)

うちの大学生さん皆さん、「全然出ますよー」なんて言ってくれるんです。

有難いです。

 

現在、消毒液や感染予防のためのマスクの確保に奔走しています。

こんなことに労力とお金を使うことになってしまい。。

大変です。

一部歯科医院では、消毒用エタノールの代わりに精製水を代用するなんて。。

断じて許せません。

そんな歯科医師がいるから、いつまで経っても歯科医院は信用されない(汗)

何か足りないものがあったら言ってくださいね。

出来る限りの協力を惜しみませんので。

 

 

出勤後は重大ニュースがございます。

みなさんには、その重大ニュースに関して、多大なるご協力をいただきたいのです。

それは、皆さんのためにもなることでもあるんです。

 

ぼちぼち中断していた勉強会も再開し。

歯科医師として。歯科衛生士として。専門家として。

さらなる知識や技術の向上に勤しんでいきたいです。

 

箕面市は、この3日間。

陽性と判明した患者さんの報告がありませんでした。

現在は、回復者を含め陽性と判明した方の人数が17名です。

ご無事と回復を祈るばかりです。

早く収束してくれるとよいのですが。。

 

それでは出勤されている方も、待機していただいている方も。

皆様のご家族もお気をつけてお過ごしくださいませ。


 


令和2年1月20日

 

咬合については、異常に奥が深い。

歴史的に奥が深かったり、いろいろな学説が多いため、

多くの歯科医師や歯科衛生士を混乱させるんですよね。

 

本当に間違えた認識をしている歯科医師や歯科衛生士が多いんではなく、

ほとんどの歯科医師や歯科衛生士が間違えていると言っても過言でなないんです。

 

咬合から付着のロスが起こるなんていうことを、

混同して考える歯科医師はゴマンといますし。その歯科医師に洗脳されてしまった歯科衛生士さんはもう大変。

 

マウスピースを入れろ入れろと言ってやまない歯科衛生士さんもいましたしね。

咬合と歯周組織の関係を理屈をもって、きちんと理解することは大切ですよ。

 

多くの場合は、歯の連結固定は意味をなしますが、マウスピースはあまり意味をなさないのは理解できますか?

側方運動をして、歯を横方向にこすったときに、横に揺れている歯があるとする。

そんな患者さんが、二次性の咬合性外傷が加わる状態であれば、

食事をしているときに、上下の歯の間に食物が介在した場合は、

さらに横方向に揺すられると思いませんか?

 

それをマウスピースで回避可能でしょうか(笑)

こんな簡単な理屈が理解できなかったら。。。(;^_^A

 



 

 

令和2年1月10日

さて、新年気分もつかの間。

今年も頑張って患者さんの治療をしていきましょう。

そして、どの医院よりも圧倒的に別次元の勉強をしていきましょう。

 

新年一発目は、ちょいと脱線したところから始まりますね。

クエン酸の疲労軽減効果やダイエット効果などは、

国立健康・栄養研究所 「健康食品」の 安全性・有効性情報において明確な根拠は存在しない。

十分なデータも見つからないとされているようです。

 

大阪市立大学の研究で、対象者24名。

それぞれ12名の両群に、プラセボとクエン酸入り飲料を与え、ダブルブラインド(二重盲検)で行った結果は。。

疲労の尺度に関しては、「VAS値」visual analog scaleというものを用いています。

なんじゃそれ?って(笑)

ようは、定規みたいなもんに、疲れを0から100までの数字で書かせたようなもんです。

 

そして両群ともに、疲労感がマシになっているという。両群に差はないけど。

まさにプラセボ効果(笑)

 

みな疲れが取れると思って摂取したら、疲れがとれた気になっちゃうのね。。

他にも、625名を対象にした研究もあるそうです。

 

ちなみに、筋肉を激しく動かすと、血中の乳酸が高まる。これ自体は事実ですが、

乳酸=疲労物質であるというのも否定される学説が支持されているようです(笑)

乳酸はむしろエネルギー源として再利用されるという説が有力のようですが(笑)

 

「疲れ」の学問に関しては詳しくないのでこの辺にしときますが、

とにかく患者さんに無駄な酸を摂取するのはやめていただくようにしましょう。


令和元年12月26日

 

すこし早いですが。。

本年もお疲れ様でした。

 

本年も一年間、有意義な勉強ができたかなと思います。

はっきり申し上げますが、他院の追随をまったく許さないレベルでしょう(汗)

来年もより本当のことを追求していきますよ。

 

本年度は大変お世話になりました。

来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

永瀬


 

令和元年12月12日

 

本日は初のベーシック講座(;’∀’)

 

もし辺縁歯肉を綺麗に二ミリ程度切り取ったらどうなると思いますか?

(ただし骨吸収は一切発生しないものとする。)

 

1.歯茎の位置は、おおよそ元の位置に戻る。

2.一ミリ程度は回復する。逆に一ミリ程度退縮してしまう。

3.二ミリ退縮したままになる。

 

答えは。

 

 

1番なんですよね。(ただし時と場合による)

歯肉縁下カリエスを想像してみてください。

歯肉がどっぷりカリエス内に入り込む歯肉息肉を見たことありません?

なんか歯肉縁下カリエスだったら、歯茎はくっつかないでしょう。

くっつく場所がないのですから。

すると歯肉は退縮しそうなもんじゃないですかね?

 

次。

もし辺縁歯肉を綺麗に二ミリ程度切り取って、

その下の骨も二ミリ削るとどうなると思いますか?

(ただし骨吸収は一切発生しないものとする。)

 

1.歯茎の位置は、おおよそ元の位置に戻る。

2.一ミリ程度は回復する。逆に一ミリ程度退縮してしまう。

3.二ミリ退縮したままになる。

 

コラムで説明しようとしたんだけど。。。

ごめんなさい。

やっぱり医院で図示しながら再度説明します(笑)

 

 


令和元年12月9日

 

楔状欠損。

それは咬合やブラキシズムから発生するものである。

という間違えた認識をしている歯科医師や歯科衛生士がほとんどだ。

多因子による複合的な要因によって発生すると冷静に答えることができる歯科医師や歯科衛生士は、

果たして居るのだろうか。

 

分けて考えなければいけないことも混同し。

誤った認識に関しても、聞き手を満足させてかつその言葉に漠然とした希望が存在する場合。

大量に消費されることになる。

上記の二行は、私が尊敬する脳科学者の中野信子先生の言葉を一部改変したものだ。

 

HYSの患者さん。

A歯科医院では、やたらめったらCRを塗りたくられ。

B歯科医院では、バイトが原因だとスプリントの装着を勧められる。

言っていることが違うので、患者さんの頭の中は混乱必至の状態。

 

結果、どちらの歯科医院も似非治療なんですが(笑)

 

おそらく何でバイトが原因で楔状欠損が起こるか説明してみてください。

といえば。

その説明を求められた歯科医師の話を聞いてみたい。

きっと。。

以下割愛。

もう想像つきますよね(笑)

 

アブフラクションがあくまで一説に過ぎないと言った歯科医師がいれば、

それはまだ冷静なほうだ。

 


 

 

令和元年12月某日。

 

先日キャンセルになった患者さん。

金属修復物とセラミックの詰め物。あくまでインレー。

どちらのほうが割れにくいのか。

はっきり答えたところ悩まれました。

 

患者さんのシンプルな思考としては、高い=強い

であったほうが有難いですよね(笑)

 

その方の妹さんは、金属がアカーン!と言われ、全部セラミックにやりかえたそうです。

セラミックがアカンと言っているわけではないですが。

7番等の無事をお祈り申し上げます。。

今後は冷静な判断をされることを祈っています。

 

本日のように、なぜ何回も7番のインレーが取れるのか。割れるのか?

と問われるシーンもあれば。

上記のような患者さんもいる。

ややこしいもんです。

 

話は変わります。

先ほどの件ですが。

リンクしときますね。

私がここに書くより早い(笑)

https://minna-shigaku.com/category24/entry150.html

 

です。

あとは個々のページに飛んでくださいませ。(手抜き(;’∀’))

修復。。。=第三象牙質でした~♪

 


令和元年12月某日。

 

補綴屋さんが解説する歯周病学講座(笑)

やっぱ、アタッチメントとかやっていると楽しいです♪

 

ところで。

今日見たものの。もっと大事なテーマがあると言いましたよね。

ここに論文を紹介するといいましたが、総説が一個ありましたので、

そちらで、後日解説します。

折角お越しいただいたのですみません(笑)

 

紹介しようと思ったけど、皆さん論文なんて読んだら嫌になること間違いなしですもの。

しかも、最近検索エンジンに引っかかってきちゃうようなんだよな。

ここのコラムが勝手に引用されたりする。

 

ただ一つまとめておきます。

 

菌血症。

歯周炎患者さんがブラッシングしたのちに17%であったり。19%にて発言したり。

22%って書いてある論文があったり。

スケーリングやSRPでは、菌血症の発生はもっと多くなる。

各論文ともに、開始後五分から10分での採血においては、約30%~40%

開始直後であれば、70%とも。

 

で、口腔内最近は、あの場所から検出されるかどうかですね。

これはまた次回。

 

私が解説したことをどう考えるかは。

あなた次第♪

 


 

令和元年12月2日

 

頭が固い私ですみません。

今日からはこの四角い頭を少しは角がとれるように頑張ります。

 

来たくなるような仕組みだけに特化した医院で中身が伴っていない所は大っきらいであることには、

変わりはないです(汗)

本日も、うわさによれば大人気らしい?歯科からの転院の患者さんを診ていました。

まず、奥歯にジルコニアクラウンが入っているのですが、

そのクラウンに穴を開けて根治を半年。

一向に治らないとの主訴。

隣にインプラントが入っているのですが、レントゲンを見て悶絶。

なんじゃこりゃーーー!って。

 

いつも通り、患者さんが今までのことは忘れることを条件に治療を開始します。

まずとある処置をして、半年続いた不具合である腫れ。

1週間以内にこの腫れをとめますと宣言し。

治療にとりかかりました。

外したクラウンの総合計金額は約40万円。

 

治療計画も治療内容もめちゃくちゃ。

私が絶対になりたくない姿です(笑)

 

だからと言って、患者さんが来たくなることをしない理由にはなりませんよね(笑)

頭の固い私に。ご意見があれば、言ってください。

宜しくお願いいたします。

メンテポイントカードでも作りますか?(汗)

 


令和元年11月30日。

 

私は歯科医師になって以来、24歳から今まで19年間ずっと一つの願いがありました。

本当のことが知りたい。

せめて本当のことに近いことが知りたい。

 

今日の話は面白かったです。

妄想でエナメルに亀裂が入って。。。(;^_^A

 

歯に対して、引張応力(引っ張り方向の力)がかかっている場所に関しては、疑いはないです。

これに関しては、理屈でも説明され理解されています。

それでは、あの妄想の世界が説明できない。。

 

研磨剤?歯ブラシの硬さ?歯磨きの時の力の入れ方?

ちょっと想像すれば理解できることを、混同して全く理解しない歯科医師と歯科衛生士。

また歯肉に対する影響と、くさび状欠損は似て非なる話ですよね。

このことを説明しても理解しない。

頭は良くないし、柔軟でもない。

 

そんな私も歯科医師一年目までは超絶頭が固かったのですが(汗)

大学病院でEBMの勉強をして、一から叩き直されました(笑)


 

令和元年11月26日

 

本日は日記みたいなものです。

 

歯間ブラシのブラシの形態や、ハンドル部分の形態に関して、どれがいいとかナンセンスだと思います。

Oさんの仰るとおり、サイズのほうが重要だと思いますし、

あとは当て方の問題ですよね。

 

歯頚部を磨くときには、必ずポケットの位置の説明。不潔域と自浄域の説明、

染め出しで実際に染め出す。見てもらう。

鏡を見せながらバス法を実演して、その後の清掃状態もカメラでかんさつしていただく。

全部リンクさせます。

 

出血の話をするときも、実際に出血する部位、擦っても出血しない部位、

リアルタイムで鏡で患者さんに御覧いただきます。

 

理屈→納得→理解→関心→実行

って感じですかね。

 

ほぼすべて、口で聞くより見る!

百聞は一見にしかずではなく、

千聞は一見にしかずくらいの気持ちで。

 

ところで。

本日は、今年の3月に心臓のステント手術を受けられた患者さんがいらっしゃいました。

80代の男性です。

古くから循環器センターに通っていた患者さんです。

 

「先生、歯周病って怖いでんなー」

「歯周病があったら、一切手術してくれまへんねや」

「昔、循環器の歯科は二人くらいしかおらへんかったのに。今は歯科は5人くらいおりまんねん」

「現在歯周病ではないという御墨付をもらわな、絶対に手術してくれまへんねん」

 

実によくお話なさる。

84歳。

昨日に新車を買ったやつが納車されたそうな(驚)

「前進もバックも自動ブレーキがかかりまんねん。で、最近あおり運転とかありまっしゃろ?

だからカメラもつけてフル装備ですわ。」

私、「あー、ウチの親にもそういう車に乗ってもらいましたし、カメラもついています。」

「後ろもカメラついていますか?」

私、「前だけです。」

「そら、あきまへんわ。後ろにもつけなあきまへん」

 

「実は三月にステント手術をした時に、もう声も出ないし歩くこともできないて言われましてなぁ。」

「手術後ずっと声が出んかったんですけどな。二カ月前から急に声が出るようになりましてん。不思議でっしゃろ?」

すごい。しかしよくお話なさる。お元気♪

 

心臓の手術は三度目。

一度目は、約7年くらい前でしたかね。

 

歯の状態はFDenture。

もう歯がありませんから、歯周病菌はいないですよね。

私の祖父と似てます。

長寿で元気。

また新車に乗ってお出かけされるらしい。

車に乗って出かけた際には、ご夫婦でオイシイ物をいただくのが楽しいらしいです。

 

歯の喪失ということと、アウトカムが「死」になった場合の関連性。

常に思いを馳せるわけですが。

常に頭を働かせる。合っているか間違えているかではなく。。。

ご夫婦ともにFDですが。

きちんとFDはお使いだ。

 

 

また、本日の別の患者さん。

7番が近心に傾斜した患者さん。

モチベーションが高い。口には出さないが頑張っているよという空気感。

でも、7の近心が本当にとれているかどうか自分ではわからないという不安感もあり。

 

実行している。

歯間ブラシをあてがって、歯面に沿わすように使っていたらしい。

そこで、陥りやすいのが、その話をスルーしてしまうこと。

絶対の絶対に、この件を拾ってあげる!!!!

 

実行期に成果が得られないと、維持期にならない。

本当にあの難しいプラークコントロールを実践されていた。

 

難しいなとは思わないでください。

お口の中を見ながら「成果」を探すんです。

ただそれだけです。

 

頑張って磨いてきた。「ドヤ顔の患者さん」

それに一切触れられなかった時の寂しさときたら、

自分の立場に置き換えて考えた場合、

寂しさが満開ですよね(笑)

 

最後に、「先生に褒めてもらえた」と言いながら診療室を出る患者さんの姿に。

こっちも嬉しくなりました。

 

 

初診で歯石取りにいらっしゃった男性の患者さん。

ここで大事なのは、先ずどういった経緯でいらっしゃったか。

きっかけは?

 

奥さん?

職場での会話や出来事?

親御さんが歯悪い?

口臭気にしているから?

ひょっとして着色が気になる?

ハナっから、歯石取りなんてしてもらうつもりでは全くないって患者さんもいらっしゃるわけですから。

 

 

昨晩は、毎日IDBを使っている男性。

毎日ですよ。年齢は45歳くらい。

メンテナンスには一切来ない。

前回の治療は二年前。治療後に次回歯石取りをしますので、ご予約をいただきたいと言ったものの。

予約を取らずにお帰りになっている。

今回も来院の動機は、INの脱離で。

 

IDBはしている。歯磨きは5分以上はぜったいにかけている。

長くて10分ほどとか。

でもメンテには来ない。

やはり、歯磨きに関しては、関心期以降ではあっても、

メンテンナンスに関しては無関心期。

 

ここを行動変容を起こさせるためには、まずメンテナンスに対する関心を持ってもらうように、

そこに徹する。

 

我々は常に勉強をして、患者さんからまた教わる。

シャベリの天才のNさんは別として(笑)

私とOさんは、一歩一歩進んでいくしかない。

 

だって。

行動変容のことを説明するときにですよ。

Nさんは、私が教える前に、私が言おうとしていることを全部先に言い当てるんですよ。

どう思います?Oさん。

ずるいなぁ(笑)


令和元年11月25日。

 

本日は個人の主観で述べます。

私的な意見です。

 

今日も話を聞きながら頭を悩ませました。

 

歯磨きに対する関心期

歯周病予防に関する関心期

これを分けて考えないといけないかもしれません??

 

たまーにですよ。

便宜上、人によっては歯周病の病因を「「歯石」」だけにフォーカスを当てて、

歯磨きの話を一切しない場合があります。

(人と歯肉の状態を見てですが。)

定期的なメンテナンスにさえ通っていただければ、そこで歯磨きの話ができるわけでして。

 

見た目綺麗に磨けている歯でも、

歯磨きを頑張る動機が歯周病予防と別のところにあるからかもしれないし。

(例えば単に口臭を気にしているとか)

 

関心期って、自分では「めっちゃ歯周病予防がしたくなっている」状態をいうと思うんですよね。

 

3月に来ていてSRPをした後に、6月に来ていないということは、

歯磨きは関心期かもしれませんが、メンテナンスには無関心期ということになりませんか?

 

Nさんの話を聞いていて思ったんですよ。

もし本当に7番が抜けたら、本当の意味で心の底から関心期になるのではないでしょうか。

 

IDBを毎日しているかどうか以前にですよ。

歯は磨かなければいけないとは思っているけど。

けど歯周病で自分の歯が抜けるとか、

歯周病を予防したいなって思ってなくないですか?

 

そもそも歯周病予防がしたいとは強く願ってもらっていない。

そんな気がしてなりません。

 

うーむ。難しいです。

ご意見をおまちしております。


 

 

令和元年11月22日

 

何回も同じことを言います。

まず無関心期なのか関心期なのかを見極めることは肝要。

 

また例えば、

学校の宿題をさせたい!というのは、ちょっと違いますよ。

学校の宿題はやって当然。生きていてアタリマエのことと認識させる。

 

○○中学に入りたいとして熱望しているのにも関わらず、勉強もせず遊んでいる。

そして、本人自身は自己矛盾に気づいている。

それって、本人いったいどう行動すればよいか分かっていないんですよね。

関心期であれば、もう勉強したくないわけではないんです。

 

禁煙であれば、旦那さんはタバコをまだ吸っている。

「あんた、タバコやめるって言いながらまだ吸っているの?」→抵抗

「あなた、禁煙外来に行ってみたら?」→自己矛盾に気づかせつつ、抵抗を回避し提案する。

 

そして、禁煙外来に行って実行する。

これは実行期。

やはり実行期になんらかの成果があったほうがいいような気がします。

きちんと勉強すればわかるんでしょうけど。

実行期ではなく、関心期に水泳のタイムが伸びる等の成果が出てしまい、

実行期には、タイムで伸び悩むってなっちゃうと、やはり努力の継続は難しいと思います。

 

維持期に移行できるよう、着実に実行期に成果を出すようにしましょう。

 

フロス一つにしてもそうです。

絶対に効果や成果を実体験できる仕掛けを作ってあげなければなりません。

 

出血が減ることや、汚い話ですが、清掃後の歯冠清掃用具のニオイを嗅いでいただくとか。

やはり、実行期に成果を実感する。

やっててよかったと思える取り組みをしてあげることですね。

 

本に出てきましたね。

もちべーしょなる いんたびゅー? あんびばれんす?

かんじゃさんや、じゅつしゃのスキルでことなる?

けっかにいっかんせいがない?

 

何なの?意味わかんない!

といって、そこを読みながら人はスルーしてしまう。

 

しかし、学問とは深く追求するとこんなに楽しいものなのです。

もう筆者の言っていることの意味が解ったでしょう?

 

だから何回も言っているんですが、S先生はちょっと意地悪です(笑)

 

以上、永瀬の行動変容の偏見たっぷり講座でした(笑)

 


令和元年11月21日

 

行動変容について学ぶとき。

体系立てて考えていくと整理がしやすくなります。

無関心期→関心期→準備期→実行期→維持期

 

今日Nさんには、スラスラ―っと説明していきました。

Oさんには、また解説します。

 

しかし、今日の説明ってやつもそうです。

この5個の単語、例えば「実行期」とかが教科書に書いてあって、

明日テストするぞ~!覚えてこいって先生に言われて、

五個とも書けるわけがない(笑)

自立があるいは自主的があるから、スラスラと覚えられるんですね。

 

行動変容の基礎知識。

ちょっと知っておいても良い知識でしょう。

面白くないですか?


 

令和元年11月20日

 

アンビバレンスと行動変容。

ちょっと読んでも意味が解らなかったですよね?

私は心理学のプロではありませんが。

ちょっと理解しやすいように解説してみましょう。

 

アンビバレンスを用いたカウンセリングには行動変容させる一つの契機になり得るという意味でしょう。

 

アンビバレンス 両面性 二律背反 自己矛盾という意味にもとれる。

歯茎は歯周病になって欲しくないのに、きちんとは磨かない。

将来入れ歯には絶対になりたくないのに、メンテナンスには来ない。

といった自己矛盾ともとれるものです。

 

子供は、めっちゃ面白いです。

その感情がダイレクトに伝わってきます。

子供の行動変容をしようと思えば、熾烈困難きわまりないです。

 

ご存知かとは思いますが、息子が中学受験で無事最難関にも二校、その他にも合格しました。

「勉強しなさい!」

で、

「はい!勉強します!」

と素直に受け止め、その日以来小学生がゴリゴリに勉強するでしょうか?(笑)

絶対にありえませんよね。」

 

そんなことがデキる人が居たら超能力者ですよ。

ところで。とある人に言われました。

「先生の息子さんは、自主的に勉強するそうじゃないですか!」

 

するわけないでしょう(笑)

 

とある人に言われました。

「受験前なのに真剣に取り組まないんですよ。どこかにヤル気スイッチの入れ方はないのかしら?」

 

ヤル気スイッチなんてあるわけないでしょう(笑)

 

それでも自主的に出来るお子さんは、精神的に早熟であったり。

通常はそういった能力は、発達科学で考えた際に、小学生の間は獲得しにくいものです。

「どうしたら子供のやる気スイッチを入れられるのか」

これはプライベートでしょっちゅう受ける質問です(笑)

まるで「どうしたらウチの旦那歯を磨いてくれるのかしら?」

って聞かれている気分にはなりますが(笑)

 

またやらされた勉強は身につきません。

例えば、歯科衛生士学校時代に、勉強させられて、何か身に付きました?(笑)

失礼な院長ですな(笑)

今の実践で自分が必要だと思ったことのほうが勉強になっていると思いませんか?

 

じゃ、小学生はどうやって勉強させるの?

答えは二つあります。

 

1:周囲が全員めっちゃ勉強を頑張っている環境に身を置くことです。

2:最終的に○○中学に合格したいという気持ちを最高潮に高めることです。

 

親が○○中学に向けてがんばりなさいと普段から言われて。

そこで他人にこう聞かれたとします。

 

あかの他人、「あなたはどの中学に行きたいの?」

子供、「○○中学です。」

あかの他人、「じゃあなたは勉強頑張ってね。」

子供、「はい、がんばります」

 

って、子供って答えると思いませんか?

90%くらいは答えると思いませんか?

一部のひねくれボーイを除いては、大体こう答えると思いません?

 

もし、志望する中学に恋い焦がれ。憧れ。心酔し。

どうしてもその中学に合格したい。もしその中学に入れたら夢のようだ。

もう○んでもいい。

好きで好きでたまらない。

そういう小学生がいたとします。

 

そこで赤の他人にこう聞かれたとします。

あかの他人、「あなたはどの中学に行きたいの?」

子供、「○○中学です。」

あかの他人、「じゃあなたは勉強頑張ってね。」

子供、「はい、がんばります」

 

って答えると思いません。

あれ?

返答の内容は一緒じゃん。

 

しかし、言葉は同じなれども、中身の感情は全然ちがうんですよ。

別次元。

 

そういった子供の心理面を読み取ることができないと、小学校の子供に勉強させることはできないんです。

 

子供に、○○中学に受かりたい?

そしてもし自分が今勉強を頑張っていなかったら。

自己矛盾ってやつは、小学生であっても自ら気づくものです。

そう思いませんか?

 

その自己矛盾を子供と二人三脚で、じゃどうしていこうか?

と一緒に考えて解決していくことが重要だと思っています。

 

今日は一日10時間勉強だ!って嫌がる子供を縛り付け。

泣きながら「こんな問題もできないのか」と叱責する親もいるんです。

近年言われる教育虐待ってやつです。

 

「あんた入れ歯になりたくないって言っているのに、なんで磨かないんだ!矛盾しているやろ!」

っていう発言には、クライアントは抵抗を示すのです。

結局子供と大人って一緒なんですよねー。

子供はその感情がダイレクトにリアクションとして伝わってくる。

大人は大人な分、その感情がオブラートに包まれるか、それが伝わってこない場合もありますが。

Nさんがよく言うように、「営業マンタイプ」

その場の返事だけ調子よく返してくるタイプもいるのです。

 

具体的な例を挙げて解りやすく書いたつもりですが。

ご理解いただけますでしょうか。

 

1番は、当然の話です。

スイッチより簡単です。

もしとあるAさんがアメリカに生まれ育っていたら。

フロスはするでしょう(笑)

 

以上です。


令和元年11月14日

 

歯周病学の日本の権威のお方。

その御方を前にしても堂々と意見が述べられるくらいまで、イロイロと深く知ってきたような気がしますが。

本日の勉強では、ちょっと視野が狭いかなと感じさせられる次第です。

 

喪失と死。

これに関しては、私には現時点では一つの考えが存在します。

(ただし、今後の研究の進捗具合に応じて意見は変わる可能性がありますが。)

 

もしですよ。もし。

もし、歯の喪失が仮に死亡の最大要因だったとしましょう。

(少なくとも相関ではなく、因果関係があったとしましょう。)

動物じゃないんで。。

歯が20本以上残るようになった後に、10年以上遅れて平均寿命が伸びだすでしょうねぇ。。

歯科疾患実態調査における、80歳の残存歯数が5本だった時代。(2000年くらいの歯科疾患実態調査の結果)

その時点で、平均寿命は戦前に比べて約30歳ほど伸びているわけですからね。

 

歯の喪失は間接的には死亡に影響を及ぼしたり、個人・個々の話ではありえるかもしれません。

しかし、今回の結果としては、ただ単に相関があるだけの話。

喫煙に関係なく。。とか、どんな結果を言おうが。

現状の私の意見は揺るぎません。

 

何が言いたいかって?

とにかく、頭を使って自分で考えることが大事なのよー。

そう思いません?

こういうエビデンスがない分野に関しては、思考して、突拍子もない意見でなければ。

経験則から判断するしかないわけでして。

自分で考えて、自分のハッキリとした意見を持ってくださいね。

 

ところで。

ちょっとトリビアネタを(笑)

https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP438475_T00C17A3000000/

 

興味あるかな?

世の中には歯数において、左右非対称性のあるものが存在するんです。


 

令和元年11月8日

 

パインは、Pg菌が持つ歯のようなもので、たんぱく質をかじっているというイメージで覚えましょうか。

 

無歯顎患者さんにおいてはS.mutansは検出され、Pg菌は検出されません。

じゃ、無歯顎の患者さんのほうが、誤嚥性肺炎を起こすリスクが低いのか??

ってな疑問が沸きません?

 

ある報告によれば、有歯顎、無歯顎に関わらず、口腔ケアをすれば、肺炎の発症率を下げることができるとも言われています。

逆に有歯顎者と無歯顎者で誤嚥性肺炎の発症に差があるとの報告もみられる。

長期の介入研究を含め、もっともっと研究してよー。

お偉いさん方。

 

さて、いろいろと。

その先を早く知りたいものです。

 

 


 

令和元年10月28日

 

かつて、歯周病菌をライオンのような肉食獣、

虫歯菌をプレーリードッグのような穴蔵の中に住む草食獣と例えていたけど(笑)

マンションでおすそ分けどころか。

公国に例えるあたり、センスが抜群。

すごい感性をお持ちですよね。

私は、出来るだけわかりやすく伝えてきたつもりだけど、センスはゼロだね(汗)

 

奥の方の巨岩に住む国の住民。

彼らの物語はどのようになるのでしょうか。

とても楽しみです。

 

やはり深い峡谷にあれば、毎朝襲ってくるストームに対しても比較的安全な国なんでしょうね。

 

名作のニオイがプンプンします(笑)

これから楽しんで読んでみましょう。

 

しかし、勉強というものは。

あのようにお互いを補完するのであれば。

興味も違えば、また定着も違う。

初見であの物語を読んだ人との違いは少し実感してほしい。

私がコラムで勉強内容を記録している理由も、ちょっと思い出してみたり。

こんなことしたなという記録にもなるからです。

 

かつては名家だった、Aさん(笑)

面白いね。

 

 


令和元年10月24日

 

歯周病と全身疾患との関連。

ほとんどの歯科医師や歯科衛生士は、きちんとした根拠をもとに話せていないのではないでしょうか。

 

各年代別に、いろんな意見や研究があり現在に至っており、まだ新たな知見が必要とされている段階であることは、

絶対に覚えておくべきことです。

 

初見の論文は肯定的な意見が多いことや。(これもバイアス)

CONSORT声明以降の論文においては、研究の質の向上が見られることや。

それ以降の研究の結果が質が高いといっても、結論にはまだ至っていないことも。

ぜーーーーーんぶ重要です!!!

これらの知識を習得する歯科衛生士さんが、THEながせ歯科の歯科衛生士です。

 

とりあえず参考になる画像を。

画像をちょこちょこ貼ってみましょうか。

oralimg14

CRPやTNF-α 炎症性サイトカインのみなさん(笑)

ここに書かれていますよね。

昔習ったはずですが(笑)

今このタイミングでチラっと見ておいてくださいね。

学生の時より頭に入るはずですから。

日大細菌学教室のHPより引用。

 

effect_03b

これは臨床歯周病学会より引用。

これ喫煙のオッズ比が1.2倍くらいだったはず。

 

さて、そろそろ新たなフェーズに入っていきますよ。


 

令和元年10月4日

 

侵襲性歯周炎に関しては、

頭の大幅はアップデートが必要なわけですね。

 

理屈は解ったとして、

実際に治療していく上で、知識が何の役に立つのか?

 

症例を通して、長期的な予後は何なのか?

失敗したケースは私の経験ではこういうケースです。とか。

はたまた、健常者と侵襲性歯周炎の各種細菌の検出率など。

 

知るべきことはいっぱいです。

細菌の検出率や、細菌の割合を、治療期間を通して下げたり。

またその下げた細菌の割合を、3~6カ月維持することがまた重要。

 

その後も患者さんのモチベーションを切らさなければ。

その後25年だって30年だって維持安定させることも可能なわけですよね。

 

いずれにしても、チェアサイドで細菌の割合を簡便に計測できる機械が欲しいですよねぇ。

欲しい。。

誰か作ってよ!もう。。


令和元年9月26日

 

エビデンスの質が異なり、発表年代も異なる二つの論文。

結果は真逆。

どっちが真実に近いのか?

これはわかりません。

 

ただただ、エビデンスの質という意味では2015年の論文のほうが質が高い。

これは実は、よくあることです。

 

A組の先生がクラスに35人の生徒。

B組の先生のクラスに35人の生徒。

B組の先生だって必死に教えますよ。

 

ただ生徒を教えるA先生を専門家が指導すれば、A組の生徒の成績がすぐに上がるのか?

教え方の上手い塾の先生が週一ぐらいできて、生徒に直接補習授業をしたほうが、

テストの点はよくなりそうとちょっとは思いません?(悪意はない、ただの例です。)

 

CONSORT2010

の予習だけ少ししておきましょう。

 

以下引用。

CONSORT声明とは、ランダム化比較試験 (RCT) を報告する際に必要な事項をまとめたガイドラインです1)。最新の声明であるCONSORT2010は、25項目のチェックリストとフローチャートで構成されています。CONSORTの精神をひとことで述べると、「ヒト試験(ヒト臨床試験)で行ったこととその結果を、包み隠さず公表せよ」となります。

食品の機能性は、多くの人の健康に影響を与えますので、その研究の実施や公表は恣意的にならないように行う必要があります。CONSORTは、公表を行う際に公正さを保つために必要なことを取りまとめたものだ、ということもできます。

まぁこんな経緯で、古い論文と新しい論文で質的な違いが生まれるわけです。

日本の行政側も、この課題に関しては早急に重点的に研究を進めるべきですよね。

なにしろ死因の第○位は。。

 


 

令和元年9月24日

 

さて。

双方の言い分。

2002年の専門家が週一で口腔清掃をするという介入。

2015年の介護施設のスタッフが専門家より指導を受けるという介入。

介入群、対照群の双方が一日二回のブラッシングは施設スタッフが行っていた。

 

A歯科医院とB歯科医院があったとして。

B歯科医院だけに、清掃指導のセミナーを歯科衛生士に実施した。

二年後どうなる?

 

間接的に介入していることに果たしてどれほどの意味を持つのでしょうか。

アウトカムの一つが死亡である研究で、倫理的な問題がある中で、

いったい今後どれだけの試験ができるのでしょうか。

 

ひと昔前より、倫理的な問題は大きく言われるようになっています。

いずれにしても、今後の動向を見守る必要性がありそうです。


令和元年9月18日

 

今回は内容は書きません。

御興味がおありでしたら、リンクをクリックしてみてください。

御興味がなければ別に読まなくてもいいですよ。

あんまり書くと、そろそろ身の危険を感じますので(笑)

https://note.mu/rikomuranaka/n/ncd28533a0214

 

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/hans-ronbun-tekkai

 

https://note.mu/rikomuranaka/n/nee6259c18482

 

反論

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/ronbuntekkai-kaiken

 

いずれにしても。

研究者は、利益や権益、社会的な立場などに左右されず。

公益に寄与するように正しく人類を導いてほしいものですね。

 

感想も書きませんが。

後は宜しくです。

 

もう「フ○○」反対派の人から、私宛に変なメールが来るのも怖いし(;^_^A

貴方は知らないんですか!!!って。。

こんなデータがあることを!って。言ってくるんです。

こわいよー。


 

令和元年9月13日

 

本日お話したことは重要です。

フッ素のお話。

 

フッ素でなくてもそう。

世の中の正しいことなんて考えだしたら答えは難しい。

 

スポーツのことでもそう。

練習をしないと上手にならない。

しかし、練習をしすぎたりハードに筋トレをすると、怪我するスポーツ選手もいるでしょう。

肘を壊す野球の投手のようなものね。

 

世の中のこと全ては、結果天秤にかけてみて。

メリットが大きいのか、デメリットが大きいのかで判断します。

デメリットの方が大きければ中止をすればいいんです。

 

視点を変えてみれば大きく変わった世界が見える。

IQ側とフッ素側と両方の視点からみれば、見える世界が違う。

 

彼らの主張していることは、相関。

因果関係は相関とは違う。

 

交絡因子。

これは以前から話しています。

 

ところで皆さんは、

子宮頸がんワクチンについて如何お考えですか?

今度聞いてみます。

子宮頸がんワクチンについて、お医者さんの意見をイロイロと聞いたことがあるんです。

難しい問題ですよー。

 


 

令和元年9月12日

 

くれぐれも。

夫婦喧嘩の最中に「あなたの言っていることのエビデンスはなによ!!」なんて言わないでくださいね。

もしそんなこと言って、夫婦関係に溝が生まれても私は責任は負いませんカラ。

先に言っておきますよ(笑)

 

東大生が過去に習っていた習い事。

一位水泳 65人/100人

二位ピアノ 47人/100人

 

ピアノは脳の活性化に良いとまで言われる世間(これを私的な意見と呼ぶ)

そういう会話をする人はびっくりするんです。私。

上記は雑誌の東洋経済のウェブから引用した数字だ。

 

 

!!では、見方を変えてみましょう!!

東京での一般的な人の習い事人気ランキングの発表です!

 

一位 スイミング

二位 英会話

三位 ピアノ

何か似てないっすか?

 

もし奥さんに「この前テレビで、東大生習い事水泳とピアノが多いらしいよ」

と言われたら、「そーなんだ~!すごいねぇ」

と言ってしまう私は夫として失格かしら?

 

雑談になってしまうけど。

昨日にテレビで、「奥さんのトリセツ」みたいな本が売れているそうで。

 

旦那さんが仕事から帰ってきたら、奥さんが、

「ちょっと聞いてよ~!!今日こんなことがあってね~!」

すると旦那さんは、

「じゃ、こうやって対処すればいいよ。」

奥さんは心の中で、

「ちょっと。。。そういうことじゃないのよね。。」

どうやら奥さんは話を聞いて欲しいらしい(汗)

 

あ~~~!

夫婦関係を良好に保つためのエビデンスはないかしら(笑)

 


令和元年9月11日。

 

本日は興味深いお題をいただいた。

「箕面の生徒は英語の学力が高い?」

 

要因は?ここで考えてみよう。

 

1:学校での英語の早期教育の成果。

2:学校で教える側、先生側のスキル、指導能力の問題。

3:箕面市は英語を英語教室とか習い事で習っている生徒が多かった。

4:親の世帯所得が他の大阪の市町村よりわずかに多い。

5:教育熱心な親が多いから?

 

なんぼお金かけてると思ってんのよ(笑)

そりゃそうだ。

 

実は、データ的にはもっとも関連する因子としては。

教育界では、

親の最終学歴が相関関係が強かったりする。高校卒業者、大学卒業者割合等の話です。

学校の先生の教育スキルよりも強い相関を示すかもしれない。

※あくまでデータですよ。

 

もちろん最終学歴によって、子供の教育にかける費用も変わってくるわけですけど。

箕面市は、ほら箕面市の生徒は英語ができる(エッヘン!)というわけでしょう?

それはどうかな。

じゃ、反対にもし箕面市の英語の学力が悪かったら、それは完全に先生のせいだね(笑)

 

全国学力学習状況調査ってのが、小6と中3で実施されている。

大阪の成績がとても悪く、大阪の知事さんや市長さんが、

学力学習状況調査の結果で、先生の賞与を変えてやる~!みたいな(笑)

先生方は大反対!みたいな(;^_^A

 

そこまでするのは、ちょっと行き過ぎなわけで。

先生のせいだと断言はできないし、無視もできない(;^_^A

 

人間生きていれば、イロイロな人と話す機会がある。

「そんなのみんな英語の習い事をさせているからよ!」

と私的な意見だけを口にするのか。

一つ掘り下げて、論理的に物事を解釈するのか。

 

生きていて、見える世界が変わってきます。

 

英語を3歳くらいから習わせる=3歳から習わせれば、英語が得意になる

と思いませんか?

実は、そこも完全否定する学者さんも多いんです。

 

そこで阪大でも英語の講師をしているM氏(元当院のアルバイトさん)に話を聞くんです。

すると彼女は、英語の早期教育は、発音やイントネーションの習得には役立つけど。

思考言語である日本語をまず鍛えることにあまり異議はない。と。。

まず日本語きたえなきゃ。英語は中学生からの学習で充分できると主張する人も多い。

 

つまり早期教育は、発音とイントネーションの習得にのみ意味があるという意見だ。

必ずしも、英語の成績が良くなるとは限らない。

 

実際に、学会で英語を話す外国人はアメリカ人だけでなく多様だ。

それぞれの国の人は、それぞれの国の発音のなまり方がある。

多様だ。

ある日、英語で学会発表をするとあるアジア系の外国人がいた。

発音は私にも、とても聞きやすく、アメリカ人が話す英語は通訳が必須だけど、

めずらしく私は通訳無しで普通に聞けた(汗)

実は、日本人だけ発音が下手なわけではない。

 

そのアジア系の外国人の方は、早期教育で英語を学んだわけではなく(発音が下手なので)

大きくなってからしっかり英語の学習をしたので、英語で学会発表が出来ているのだ。

 

ビジネスシーンでも、各国のビジネスマンはすべてネイティブな英語の発音を習得していない。

なまっているらしい。

 

日本の外交官だってそう。

これは海外の外交官もそう。

その国の言語を習得の訓練をするのだが、

たとえばアラビア語を幼少期に習っていなかったから、アラビア語がデキないというわけではないんですよ。

 

日本に来ている日本語が話せるアメリカ人の患者さんを思い出してください。

彼らすべてが、幼少期に日本語のトレーニングをしていましたか?

発音やイントネーションが日本人ネイティブとやや違いますが、何か問題でもあります?

まったくないよね。

 

ですので、英語は3歳からなんて言っている日本人はただの、英語が苦手な日本人の妄想だ!

って意見もあるわけ。

 

英語は3歳くらいからの早期教育が必要だ!

あるいは英語の早期教育が不必要だ!

っていう双方の意見をクリティカルシンキングしていくことは、

生活の上でも重要。

もちろん医療人のふるまいとしても重要なんです。

 

結論。EBMの勉強は実生活にも役立つ!

 

ちなみにウチの息子は、先日塾のT大・K大英語の試験でトップをとりました(笑)

バンザーイ♪

 


 

令和元年8月30日

 

論理的思考力がついてきましたね。

S先生大好きパート2!

 

Pの存在によって、低体重児出産のリスクが上がるのか?

Pの治療によって、低体重児出産を防ぐことにつながるのか?

 

まったく別問題なんですよね。実は。

でも初心者は混同しちゃう(笑)

 

Pの有り無しで、オッズ比が7.4か7.5で。

 

治療の介入によって、論文の結果は、改善したりしなかったり。

もちろん最初の論文はポジティブで、

後の方の論文はネガティブな結果を出しているわけです。

 

最終的に、Pはリスク有。

しかし、妊娠時にPがある場合、治療の介入をしたところで、早産を防ぐことはできない可能性も。

最終的にそこに頭が持っていければ理想なんですが。

 

繰り返し繰り返し話しているうちに、できるようになりますよ。

人に教えるようになると、さらに理解が深まりますしね。

 

いやぁ。さいっこうに!楽しいです。

 

えっ?私だけ楽しい?(汗)


 

令和元年8月29日

 

もうね。S先生私は大好き(笑)

 

世の中の多くの歯科衛生士に問うてみるとするとします。。

 

「歯周病治療は、低体重児出産のリスクを減らしますか?」

 

返答→私の予想。

返答1:低体重児出産のリスクの一つとして歯周病がありますよ と答える人 90%の衛生士さん

返答2:何ですかそれ? と知らない人 9.9%の歯科衛生士さん。

返答3:まだ明言はできない。今後のさらなる研究が待たれる。 と答える人 0.1%

だと思う(笑)

 

うちの歯科医院ではその0.1%の人になってほしいわけです。

 

「世界で一番最初の研究は肯定的な結果が多い。」

これ重要ですね。

 

例えば仮にですよ、仮に。

「ガムを噛むと歯周病になりやすいか」

という知見を発表するとしよう。

結論1.「ガムを噛むと歯周病になりますよ!」

結論2.「ガムを噛んでも歯周病にはなりません」

 

結論1の場合の世間の反応→えーーーーっ!

結論2の場合の世間の反応→そりゃそやろ!

 

ってなりません。

こういったことから、世界初の研究論文は肯定的な結果である場合が多い訳です。

 

1996年から2002年までは肯定的に捉えられ、

2010年近辺の研究論文では否定的な論文が多い。

 

ヨーロッパとアメリカの歯周病学会の合同会議では、関連していることは否定的に捉え、

その後のコクランのシステマティックレビュー等では、「明らかではない」と結論付けているわけです。

 

すると、医療人としての現状の考えとしては、返答3にならなければならないというわけ。

 

以上です。

ご理解いただけましたでしょうか?


 

令和元年7月18日

 

メタ分析(メタアナリシス)

システマティックレビュー

コクラン

 

これらの言葉は、普通に歯科衛生士雑誌に登場する時代になりました。

詳しく知る必要はなくとも、その言葉の存在やその意味を理解していないと、

雑誌記事も読めないということになりますね。

 

歯科衛生士学校でも統計学は今はあるのですが。

授業が短いのと、みな頑張って習得したりはしていないようですが(笑)

 

新しい時代の歯科衛生士になりましょう。


 

令和元年7月16日。

 

Oさんにも、同じ話をしました。

ひとつの物事について。論争があるのは当然です。

 

当然なんですが。

論争している人たちは賢い人たちの集まりなんで、

大体どちらがより真実に近いかは判断できるようになるはずです。

 

元々平均ポケットが3.5ミリ程度?

4超えてない。これは頷けるにしてもですよ。

否定派の論文のPの治療の内容がショボすぎる。と肯定派からツッコミが入っているわけです。

Pがあまり治っていない。

だから、結果が違って出たんだよ。

他の論文と比べて内容がどうなのか。

察知できるわけですよ。

 

その結果を踏まえ、当然のように受け入れて、より真実に近づこうとするのが当然ですが、

頑なに否定し続ける人もいるわけです。

 

コンセンサスが得られれば、否定派の旗色は悪くなってくるんですが。

 

これはもう医科の専門医の中でも周知の事実で肯定されていること。

私は否定派から肯定派に変わったわけですよ。

頑なには否定しません。

柔軟にね。

今後はまた否定する可能性だってありますよ(笑)

 

学会には○保方さんのような人もいますよね。。

はい。

 

プロバイオティクスの論文を見ていても思うわけです。

とある研究の被検者の年齢層がめっちゃ若い人ばっか(笑)

若い人って、そんなに歯肉悪くないでしょう。

なんでなんだろう。

ってまず、すぐに思ってしまう。

他の同様なものに比べていかほどかとかね。

 

この前の勉強会の時にもすぐにM○ペーストと比べてどうなんだろうとすぐ疑問がわきますよね。

 

そういえば、あの後家に帰った時にリカルデン○ガムがあったわけですよ。

子供にもらって食べてみた。

これを毎日毎日ずっと食べ続ける?

私には苦痛ではありますよね。

 

主婦目線なら特にそうですが、子供に対してならなおさら。

ミネラルを歯磨き粉で使わせれば。

お母さんの負担はないですよね。

 

深入りすると、ツッコミまくるようになるわけです(汗)


 

令和元年7月12日

 

(再掲)

ところで。

EBMを行う上にあたって。

論文を端折って読むことは絶対にしてはいけないことでありますが。(大前提としてある。)

しかし歯科衛生士さんにとって、今日のS先生お解説が理解できるレベルであれば十分であると考えます!

 

と昨日に書きましたよね。

 

いやはや、早産にかんする研究の結果は賛否両論あって当然なんですよ。

さぁ、泥沼にはまっていきそうですよね。頭が(笑)

 

それぞれの論文の結果で、Pって一括りにしちゃうとダメなんです。

案外超軽傷のPであったり、あるいは中等度のPであったり。

 

いろいろとツッコミどころがあるんですよね。

 

とにかく歯科衛生士は、正しく教えてくれるブレーンに教えてもらえばいいですよ。

現状は。

これ以上深入りしないほうがいいです(笑)

深入りしないほうが。。。(;^_^A

深入りはよそう(笑)

もっともっと奥は深いのです。

 

S先生に教えてもらおう(笑)


令和元年7月11日

 

今日のお話は私的な大ヒットでとっても面白かったです。

 

ところで。

EBMを行う上にあたって。

論文を端折って読むことは絶対にしてはいけないことでありますが。(大前提としてある。)

しかし歯科衛生士さんにとって、今日のS先生お解説が理解できるレベルであれば十分であると考えます!

 

だから今からリンクする論文に関しては、わかるところだけをチャチャ―って端折って見ていただいて、

分からないところはまた私にでも聞いてくださいな。

 

まず誰でも読める系(笑)

http://www.jacp.net/pdf/leaflet/leaflet_04.pdf

 

超絶ヤヤコシイ系(笑)

https://www.wam.go.jp/wamappl/bb13gs40.nsf/0/fe602c803ed23d4d4925710f002ad33e/$FILE/s4-7.pdf

こんなの皆さまに読んでと言えば、ブツブツ出てくるかもしれませんよ(笑)

 

これは読もうと思えば、皆さまのレベルでしたら、なんとか読めますが、

端折っていただいて結構です(笑)

http://www.kawasaki-m.ac.jp/soc/mw/journal/jp/2008-j18-1/1_kugahara.pdf

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/54/1/54_5/_pdf

 

またS先生が、ちゃーんと。まとめてくれますから。

待ちましょう♪


 

令和元年7月4日

 

何度も言いますが、私は補綴屋さんですよ(;^_^A

もちろん、他の分野も勉強するわけですが、

やはり専門分野の知識のほうが強いです。

 

私らの世代の歯科医では、卒後すぐに開業医に勤務したりすると、

EBMの知識に関してはほぼゼロです。

ですので、私たち近辺の世代より上の歯医者さんの多くがEBM脳を持ち合わせていません。

 

A先生の本を、

一冊をほぼ読み終えましたね。(EBMの本ではありませんが。)

各論的な、潰瘍の面積であるとか。

P.g菌の遺伝子型であるとか。沢山勉強してきましたね。

そんなことはさておいて。

 

そもそも論です。

とある患者さんと、もう一人の患者さん。

二人は、同様なプラークコントロールなのに、何故歯周病の進行に違いがでるの?

 

と問われた時に。

我々世代の歯科医ならこう答えるでしょう。

「宿主因子によるものかな」

 

これが現代においては違う考えに変遷しているわけですよね。

そもそもが。

 

こう答えた時点で、ふっるー!だっさー!

アラフォー歯科医か?歯科衛生士かー?

って思ってもらっても良いわけですよね。

 

経験ありませんか?

若い時分に、先輩や上司の歯科医や歯科衛生士が

「ふっるい考え方してるなー」

って。

 

あと業務連絡。

某ガイドラインはまじめにゴリゴリ読んでたら頭パンクします。

先ずは、エビデンスレベルやグレード。

そしてクリニカルクエスチョンのところに目を通しましょう。

 

ここでも、そもそも論。

じゃ、歯周病学会のお偉いさんは、なぜあの抗菌薬のガイドラインを作ったのでしょうか。

そこを考えてみてくださいね。

 

そしてついでに。

ミノサイクリンの軟膏のエビデンスとは。

あともひとつついでに。

急性期と慢性期では意味合いが異なりますから。

そこらへんの所はしっかり把握してくださいませ。


 

令和元年7月3日

 

患者さんに使うフレーズ。

ナカナカ。。これだ!!って表現を発見するのは難しいですよね。

血圧に対する薬を用いた考え方。

体重を基準にする?

あくまで例えですが、良性の歯周病や悪性の歯周病っていう微妙な表現はどうかな?

現在は鎮火している火事と、現在も燃えている火事。

こんな感じですかね。

考えられることは。

火事がいいかなかぁ~。


 

令和元年7月2日

 

前の勤務先でポケットの洗浄を繰り返していた。

まともに、患者様にブラッシング指導はせずですか。

 

いったい私は何をしていたんだろうって?

時代の流れに取り残された医院ではそうなるでしょう。

 

ポケット洗浄。

これは似非医療かどうか。

プロなのに。免許を持っている歯科医師と歯科衛生士なのに。

 

そういう歯科医がほとんどなので仕方ないですが。

その結果、歯周病が治癒したかどうか。

その結果、治りましたか?

よーく思い出してみてください。

 

もちろん某A先生の本を読んだとしても、ポケット洗浄の意義って何よ?

と基礎的な観点から感じることが可能なはずですが。

 

実際のエビデンスはどうなのよ?

http://www.perio.jp/publication/upload_file/jsp_guideline_antimicrobial_therapy.pdf

 

これ紹介するの何回目ですかね?

 

まっいっか。

このガイドライン中の例えば26ページ。

 

18ページとかにも。

18ページのケースは、歯周病において急性の膿瘍をつくったケースの話ですからね。

慢性の歯周炎の治癒云々ではありません。

急性期は、私は一応ポケット洗ってます。

機械的にもね。

ウチの医院は他院とは違います。

似非医療はしませんので♪

 

ところで、

まだ口の中を除菌したいなんて思いますか~?

バイオフィルムの質であったり。

口腔内のフローラの改善であったり。

 

同じように菌がいても、患者さんによって違いがある。

それが患者さん個々の宿主感受性によるものと結論付けられていたのは過去の話。

 

同じPG菌においても、遺伝子型が存在し、個々によって病原性が異なる。

こんなことまで言われている時代。パンチパーマ的なPG菌は極悪非道だしね(笑)

バイオフィルムの質の問題なんだねぇ。

 

プロバイオティクスのほうが、よっぽど興味がわきます。


令和元年6月28日

医療の分野は科学です!

科学って楽しいんですよ。やめられませんし興味も尽きません。

 

IDBの文献にしても、

多数引用されている論文。

これは研究者の間でも有名だったり、優れていたり。

信用されている論文なんですよ。

 

だから、あっちの本にもこっちの本にも書かれていましたよね。

 

学会にはそういう空気感ってのもあって、あの先生の発表や論文は!

ってなる方と、え〝~って言いたくなるような先生もいらっしゃいます(笑)

こんなこと書いちゃっていいのかな?

まっいっか(笑)

 

あれは信用に足る論文でしょう。

結果も信用してもいいと思いますし、

レビュー文献の中でデータに差がでなかった論文のほうも結果を信用してもいいともいます。

 

エビデンスに基づいた医療には、

文献を検索する段階と、論文の内容を吟味する段階を経て、

最終的には、患者さんにどう適用するかというフェーズに入っていくわけですよ。

 

いくら、検索して吟味できたとしても、

患者さんにどう適用するかという段階で間違えていたら何の意味もない。

まったく無意味なものになってしまいますよね。

 

データには幅があるんです。

とくにIDBの文献になってくると、そのデータの性質上幅があって当然だったり、

個々によって違うことを認識したうえで患者さんに、論文の結果を適用する必要性がでてくるわけですよね。

 

それを頭ごなしにIDBが優秀なんだ!

っていう考えってのは、論理的な思考をしている人からすると、ちょっとどうかな。。

 

歯科医師のレベルの落ち方ってハンパないです。

現状であっても、エビデンスも何もない、私的な意見だけの診療が横行している時代なのに、

さらにこれから先は真っ暗。。。

 

大変な時代になってきましたね。

進歩せずに後退してきそうです。

 

そうそう。

日本語だったら(笑)例えば。。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio1968/36/3/36_3_665/_pdf

 

こんなものもあったりするんですが。

結果は。。

いかがでしょうか。


 

もう何も信じられない(笑)

そうならなくていいんですよ。

 

IDB対フロス。

文献上、イロイロな問題のあるっ文献があるわけですよ。

あのシステマティックレビューでは、問題のある論文を除外して、

「包含基準」と言うんですが、システマティックレビューに組み入れてもよい、

基準を満たした信頼性の高い論文だけを9個!ピックアップしているわけですよね。

お偉いさんが論文を審査して、かんがえてくれているわけですよね。

 

じゃ、IDBとフロスで、プラークスコアの結果に差が無かった論文。

それに対して、IDBの方がプラークスコアが優れていた論文。

おそらくどちらも正しいんでしょう。

結果8論文中、5勝0敗3分け。

負けてはいない。

IDBってやはり効果的ではありそうですよねぇ。

そしてフロスを否定する理由にまではならない。

 

じゃ、そこで新製品が出ました。

○○製薬のパンフレットに、毛のIDBに対して、やわらか○○が優れていたよ!!!

っていうあのグラフ。

信じられますか?

 

論文のデータを知っておくことによって、新商品が出てきたときに、

自分の中で評価する思考や、考える力を皆さんは、すでに会得しているわけですよね。

 

何も信じられないではなく、

考える力を獲得したと思ってくださいね。

 

ただし、歯ブラシのみVSやわらか○○だったとしたら。

ゴムのLIONのやつもそうね。

 

やらないよりやったほうが、プラーク除去に意味はあるかもしれない。

プラーク除去に効果的でなくとも、IDBの練習や導入のきっかけになることは、絶対に間違いない。

 

スタンプ式の便器の洗剤と一緒ですよ。

人は目新しいものに興味が引かれるので。


 

令和元年6月25日

 

一体、何を信じたらいいの?

もう何もかも嘘に聞こえてくる(^-^;

人間不信?

 

あぶないあぶない。

いろいろと不安を与え続けた私。

 

信じられるものは沢山あります。

この訓練を継続していけば、もっと考えていけば、

場の空気を知れば。

 

危ういものと信じられるものが見えてきますので。

 

ほら。

最初100人の従業員がいる事業所に入ったとしましょう。

色んな人がいるでしょう。

最初は誰が誰だか。

 

いっぱい接しているうちに、誰が信用ならなくて、誰が厳しくて、

誰が優しくて、誰が仕事できるひとか、だんだん見えてくるでしょう。

学会に行くと、そんな場の空気感ってやつがあるんです。

 

これどうなんですかね?

これ怪しいんですか?信じられるんでしょうか?

ってまず提案していただいたら、議論しますよ。

 

本日も言いましたが、まず!

数年前に新商品の説明を聞いた状態と、

今現在に新商品の説明を聞いた状態。

変化していることがわかる。

これが一番大事です。


 

令和元年6月24日

 

今回紹介する文章は、お医者さんが読んだりしたらごく普通の文章だけど。。

歯科衛生士さんであれば、ところどころ理解が難しいかもですね。

 

でも、ところどころ理解できる部分はあるかもしれません。

タミフルの話や、降圧薬の話は一般のニュースにもなっていましたね。

 

https://www.rieti.go.jp/users/sekizawa-yoichi/serial/005.html

 

難しかったら別に読まなくてもいいですよ。

(質問があればお受けします♪)

 

じゃ、いったい何を信じればいいのかわかりませんよね(笑)

しかし、時代はどんどん進んでいきますよ。

 

30年で歯科医療の世界には大きな変化が訪れたわけですから。

この先の30年でまた変わりますよ。


 

令和元年6月19日

 

勉強会。

楽しかったです。まず、営業さんが仰ったように、

通常歯科衛生士さんの知識は、色んな分野において広くないんですよね。

とっても残念です。

一方当院で勉強したならば、もうあのレベルですと、おちゃのこさいさい(笑)

でも、免許を持ったプロですから。

その道に精通しないでどうする。

と思うんですけどね。大阪随一ですよね(笑)

業者さんはプレゼン後。歯科衛生士でここまでの知識レベルの医院は初めてだと♪

私は皆さんを誇りに思います。

 

しかし、○○ペーストを使うより、良さそうなんですよ。

歯磨剤と別に使わなくていいし、○○ペーストと比べても価格は安価。

 

IPMPとCPCが配合されているかどうかは別問題。

グリチルリチン酸ジカリウムとかが含まれているかどうかも別問題として。

 

まずホワイトスポット等が存在しているケースで、まず2~3カ月。

継続使用するのもいいかもしれませんが、まず処方するように使っていただくのは一つの方法ではありますよね。

 

本日のような勉強会ですが。

しょっちゅうだったら嫌ですよね。

吐きそうになりますよね(笑)

けど、「たまーに」だったら、イイんじゃないでしょうか?

いかがですか?

 

最新の物にふれあい、新しい知見にふれあう。

知らずにいるより、よくないですか?

 

業務連絡~!

例のPMTCバージョンももらったよ♪

使ってみて~!

 

以前から私が話していたことがあります。

新商品がでました!じゃ、その商品はいいの?悪いの?

知識が無かったら、判断できないでしょう。

営業さんの言われるがまま。

ふんふん納得~なんて。

 

今は、そうはならないでしょう?

自分の頭で考えることができていて、本日私は感動しましたよ♪

 

本日は。

お疲れ様でした。

 


令和元年6月18日

 

例の勉強会の件。

あの製品だったら、絶対に論文があるはず。

論文がこれしかないですぅ。って論文をいただいた。

しかし疑わしい(笑)

もし、これが私の若い時に私がしていたら、怒られるどころでは済まされなかった汗

 

ところで。私が言った言葉。

GCの○○○と比べて果たしてどうなのか。

そんなことは、研究者なら誰だって考えるわけでして(笑)

私ごときが考えたら、研究者様はもちろん考える。

 

論文調べたら、比較した研究あるじゃん♪

というわけで、ちょこちょこ紹介します。

 


 

令和元年6月15日。

 

どの医院より真面目に。真剣に。

最強の知識を持った歯科衛生士陣で。歯周病予防に取り組む医院。

それが当院。

その知識は間違えた方向を絶対に向いてはならない。

 

先日少し話しましたが。

今はやりのYou tuber。

色んなYou tuberさんたちがいらっしゃいますね。

私もちょっとハマっています。

歯科医師のYou tubeなんて見ないのですが、お医者さんのYou tubeチャンネルは見ます。

お医者さんでも、You tubeする人がいる時代なんですね。時代ですねぇ。

 

本当に、歯科医師はダメダメです。

日々頭にきます(笑)

さらに、歯科医師のレベルは下がり続ける一方。

 

歯科医師になってからも、勉強すればいいんですが、

似非医療を行っている歯科医師のなんて多いこと。

酷すぎます。

 

お医者さんがYou tubeで言うんです。

一般の皆さま向けに。

「もはや、根拠のない医療はすべて似非医療と言えます。」と。

 

こんどの勉強会が楽しみです。

今度の勉強会の最大のテーマは、新商品に対していかに評価を下すか!

そこですよ。

 

今までのエビデンス脳になっていない時に勉強会をした場合と、

エビデンス脳になってから聞く新商品の印象について。

よーく考えてみてくださいね。

もうきっと世界が変わっているはずです。

 

一人につき、一つ以上の質問は絶対ですからね。

私も若い時はそう教わってきました。

 


 

平成31年5月28日

 

結婚してください!!!→ダメ

じゃ、せめて付き合ってください!!→ダメ

じゃ、一回だけごはん一緒にいってくださいよ涙

 

歯間ブラシが面倒だ。

これは永遠のテーマですよね。

 

しかし、考えてくださいよ。

歯科衛生士であるのにも関わらず、一切の歯冠清掃用具を使用しない。

そんな人います?(探せばいるかもしれません。)

 

じゃなぜ歯科衛生士は歯間ブラシかフロスをするのに、

みんなはしないの?

 

原点に立ち返って考えてもみてください。

じゃ、もうちょっと質問をシンプルにします。

 

「なんで歯科衛生士さんは、歯冠清掃用具を使用する率が高いの?」

シンプルな質問でしょう。

答えを考えたら、お二方とも私に教えてください。

 

ちょっと勉強するテーマを見つけました。

 

こういった勉強も面白いかもしれません。

 

そういう意味では、あのラバー的なIDBも悪くないかもですよね。

だって、しないよりマシじゃない?

 

それが、先ずアンケートの依頼をする。

そこから大規模調査をお願いすると、大規模調査に対する協力率があがるのですから。

 

ラバーのIDB。

皆さんは、どのようにお考えでしょうか。


平成31年4月16日

 

抜歯するか否かをちょいと話し合った。

 

歯科衛生士さんは色んなキャラやタイプの方がいらっしゃる。

水平半埋伏の8番。

「タフトでこーやって磨いたら大丈夫なんです!!」

これは衝撃の言葉として、私の耳に残っている。

なんと浅はかなことでしょうか。

水平半埋伏の8番の抜歯後。ドクターや歯科衛生士でも磨き残すことがあるんです。

染め出しや口腔内カメラで観察してみるといい。

歯科衛生士さんが患者さんとしていらっしゃる機会も多い。

7の遠心をそっとみせてあげる(笑)

 

多くの方が「えっ?」っとなる(笑)

それだけ磨いているつもりが多く発生する部位。

ましてや、8番のある状態でいかに磨けようか。

 

私は24歳のときに、右下の水平半埋伏の8番のExtをしました。

33歳くらいのときにCT撮影をしたんです。

すると、7の遠心の骨はもはや水平ではなく、若干の3壁性の骨吸収のようになっている。

24歳で抜歯していたのにもかかわらずだ。

これが、10年遅かったらまたどうなっていたでしょうか。

私が例えば40歳で8番を抜歯していたとしましょう。

24歳で抜歯するのと40歳で抜歯するのと、抜歯することに結果に変わりはない。

 

ではどっちが良いかと言われれば、24で抜歯をしたほうが良いのは明白。

プロであるにも関わらず、そこには一切の思考がない

 

驚くかもしれませんが、私が何を説明しても理解不能なのです。

問えば、前勤務先で教わったことであると。ただそれだけ。。

今のこの時を断面的に見るのであれば、正しいのかもしれない。

そこには一切の自分の思考と、数年先の予後の頭がない。

 

患者様向けコラムにも、創傷治癒や抜歯のコラム記事を書いた。

多くの歯科医師や歯科衛生士は、思考が無く。

なのに患者さんへ治療行為を行っているのだから。

これほど悲しい現実はない。

 

自分の考えに凝り固まって身動きとれないタイプの方。

私の言っていることは理解できるが、理解できるだけに留まっている方。

そもそも聞く耳を持たない人も(笑)

 

ただただ。

ただ素直に受け入れさえしていただければ、何とでもなるものを。。(涙)

 

数年前。これは過去に話したことがある。

とある予防セミナー。

数十人の歯科医師と歯科衛生士が参加。

4人ごとに別れて。

講師が持ってきた症例について話し合う。

私は僭越ながら4人の班長に指名されたので、イロイロと意見を聞かなければならなかった。

4人の班の中には、大学病院時代に歯周病科に所属し、現在はご夫婦でご開業されていらっしゃる方が居た。

 

とある25歳の女性の患者。

下両側の7番の遠心に歯周ポケットがある。

8番は、片側が抜歯済み、片側はまだ存在する。

その議論の中で、歯周病科出身の先生が8番保存論を唱えたのである。

 

えっ!?

生意気にも、何故8番の抜歯をするべきか講釈をたれていますと。。。

50代の口髭をたくわえられた、ダンディーな先生が苦笑いをされていらっしゃる。

はっ!?と我に返り(笑)

 

歯科医師でも、考えが違う。

歯科衛生士がそこで教育を受けてどうなるかはお察しの通り。

 

歯磨剤についてもそう。

代用甘味料についてもそう。

虫歯予防の考え方にしてもそう。

EBMについてもそう。

今となっては、ウチほど博識な歯科衛生士は探せどもいませんよ。

 

今のウチの歯科衛生士さんお二方は、素晴らしい感性を持っていらっしゃる。

今の私は幸せ者です(笑)

 

最近見せた症例。

ナカナカ歯周病が治らない。

これ以上治らなければどうなる?患者さんはシビレをきらし。。汗

SRPに再SRP。

要抜歯のところも抜歯済み。

右上6番も抜歯して、7番はブリッジの支台。

7番のポケットは初診時に11ミリ。

その後も7ミリ付近をいったりきたり。

 

ここぞという時に、また出してくる最終兵器!

最終兵器に関しては、まだ賛否両論ある。

しかし、治療のプロトコルをきっちり守っていないことが原因だと考えます。

適応症例についても、10年に至る多大な労力の研究から結果を出している。

それを素直にきちんと守り、実行すれば、必ず結果はついてくる。

まずプラークコントロールありきですが。

(ここでは批判的にならず、素直になりましょう(笑))

 

それをきちんと守れず最終兵器を持ち出してくると、必ず失敗する。

数年間治らなかった歯周病を治癒に導いた結果をみると。

考えさせられるものが沢山あります。


 

平成31年3月7日。

 

12年ほど前に、ちょうどウチの息子が生まれるころでしょうか?

私は、ある皮膚科医が書くHPに衝撃を受けたのです。

世間ではまだ知られていない、創傷治癒の話。

湿式の絆創膏なんて、世に存在しないのに、

おひとり創傷治癒の治療の問題点を声高に訴えていらっしゃいました。

 

私が小さいころ、膝にかなりの怪我をしました。

皮がズルっと剥けてしまい。

今でも膝に瘢痕が汗

 

学校の先生が慌てて、学校の近所の外科のお医者さんに連れていくんです。

当然のように処置が行われるわけですが。

 

洗浄消毒するんですが、これが痛い(笑)めっちゃ痛い(笑)

そして、ガーゼを創傷面に当てがって、包帯をするんです。

包帯をするのはぜんぜんいいんですが。

 

問題はこの後。

 

しばらくして、再診にて受診します。

そしたら、そのガーゼを取るんですよ。

剥がすときが、強烈に痛い(笑)ほんと異常なまでに痛かったのは、

私が小学生だったからでしょうか(笑)

 

かさぶたと一体化したガーゼの表面がごっぞり取れるんです。

そして、中に「実」「ザ!み!」が見えるという。

ちー出た!みー出た!

 

せっかく塞がりかけた傷をまた開いているんですよね(笑)

そしたら、看護師がまた、おもむろにガーゼを上からしようと。

もうほんとね。

子供ながらに、発狂しかけた思い出が(爆)

このガーゼしたら、また今度剥がさなアカンのとちゃうの?

 

じゃ、何でコケて出来た擦り傷に、ガーゼを置かないといけないの?

家で絆創膏を貼ったとしても、剥がすときめっちゃ痛くない???

 

じゃ、ガーゼを置く理由は。

「そう習ったから。」

根拠は?

「ない。」

 

消毒する理由は?

消毒が返って創傷治癒を阻害する可能性はないの?

そんな考えにも至らず。

 

「消毒」+「ガーゼ」の時代から、

「洗浄」+「被覆材」の時代へ。

 

これが現代はもう常識的な方法でしょう。

しかし、ほんの10年前まで、ほぼ真逆のことをしていたんですから。

 

教科書に書かれていることは、先輩や上司の言ったことは。

学びを得る原点にはなる。

しかし、それが真実ではありませんから。

批判的思考なくして、学問は存在しない。

 

これはあの有名な「いつやるの?今でしょ!」の林修先生が仰られたお言葉です。

法学部にして、そういう思考になっている先生はサスガです。

 

ただただ、歯周病の患者さんにポケット洗浄をすること。

これに意味はあるのでしょうか?

先生が言ったから?

先輩がやったから?

 

学問を追求して、批判的思考をすることにより、

より一歩真実に近づいた気がしないでしょうか?

 

ポケットを一生懸命洗浄したりしている、全国の歯科医師や歯科衛生士の皆さま。

ほんと、お疲れ様です。

やったらアカンとは言いませんけどね。

 

Oさん!

少なくとも私はしませんから(笑)

 


 

 

平成30年12月21日。

 

今年も残すところあとわずかになりました。

本年中は、当院歯科衛生士、スタッフの皆さまには大変お世話になりました。

来年も宜しくお願いいたします。

 

もう何を患者様に聞かれても、当院の歯科衛生士ほど知識を習得した上での回答はできないと、

自負しております。

ナカナカ、ここまで達成するのには、困難がありました。

私の言っている意味合いを全く理解してもらえない。。

(そりゃ仕方ないよ、先生。。)(そう思ったでしょ?)

でも、はじめて私の考えを理解していただける歯科衛生士の皆さんと出会い、

今は大変幸せです。

 

今まで勉強してきたことを知らずに、歯科衛生士として生きていく。

不幸じゃないですか?

(例えば代用糖のことを何もしらずに、歯科衛生士として、ずっと生きていくとか。)

ただ日々の歯石取りや、業務をこなし、同じことの繰り返し。

それって、楽しいですか?

楽しくないと思いません?

少なくとも、私は楽しくないです。

 

自身のお子様に対する虫歯予防の考え方が変わったことについては、

素晴らしい気づきです。

 

今となっては、何が重要であるか。

優先順位を立てて、かつ自信をもって取り組めるようになったのではないでしょうか。

 

自分のためになることが、人のためになる。

人のためになったことが、自分のためになる。

そして、それを肌で感じながら仕事ができる職業。これが歯科衛生士ってやつです。

 

来年も、患者様方のために。

精進してまいりましょう!!

 

私は。。

今年は、薬物併用療法にさらに外科処置を組み合わせ、

外科処置の介入は最小限に抑えて、

あっと言う間に重症の歯周病が改善できたケースが印象的でした。

患者様のケースが最も印象的でした。

SRPを頑張りすぎて(笑)

外科処置をした時には、もう縁下歯石が残ってないし(笑)

内縁上皮だけ掻把したようなオペになり(笑)

 

あぁいったケースは、ながせデンタルクリニックの真骨頂です。

最初の説明の時点から本気モード。

そして、むやみやたらと切ればいいってもんじゃないというところ。(気分で切ったら、ただの暴力ですから(笑))

そしてそれは、何らかに裏付けられた考えから行動しているところ。

最初に言ったでしょう。

僅かには切らないといけない部分があると思うと。(左上の前歯ね。)

その通りになったでしょう。

 

来年はOさんにも、こういったケースを担当してもらい、いい経験ができればいいなと思います。

 

そろそろ新しい本買うかな(笑)


 

平成30年12月17日。

 

今日のテーマは、

う蝕予防の考え方を、患者様につたえる。

 

最新の虫歯予防についての考え方。

あるいは、それぞれの影響度。(重要度)

ミュータンス菌の感染時期に関しては、どのように虫歯に影響するか。

歯磨きは効果大?

あるいは、キシリトールガムの効果は?

食事習慣の影響は?

フッ素の影響は?

折角、沢山勉強してきました。

 

3つ前の宿題がありましたよね。(下記参照)

それぞれの項目についてどうなのか?

各項目について、

「影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし」

 

というのがありましたよね。

 

じゃ、患者さんにそれを説明するという難題において、いかにするか。

下記のを全部説明しますか?

日が暮れますよ(笑)

自分が理解できたとしても、患者様にどう伝えるかという難題が残されていますよね。

 

そこで、診断書として印刷物としてお渡しできる、例のソフトウェアが大活躍するんです。

慣れれば簡単です。

 

虫歯が多いとお悩みの患者さん。

是非説明してみてくださいね♪

 

もうウチにご来院いただいている患者様には、、

虫歯を絶滅しちゃったってください(笑)

 

あと、ミュータンス菌への感染年齢の虫歯の発生に対する影響。

これに関して、僕は何故影響力が低いという意見を持ち続けていたか。

あと、キシリトールの効果について、今まで何故あのような意見を述べていたのか。

論理的に考えられていることを、感じてほしいです♪

 


 

平成30年12月12日。

ここまで来た時に、院長は人工甘味料が安全だと主張し、

かなりの推進派なのと思ったかもしれません。

別観点からも、逆方向からも、考えを巡らせてみたり、

信用に足る文献を読んでみたりするわけです。

(今日の公衆衛生学の准教授の文献です)

 

代替甘味料に関しては、我々にとっては、

「う蝕予防」という観点と、

「体の健康」という両方の側面から見なければならないので、

少し話がややこしいですね。

 

う蝕予防しか頭になかったら、糖アルコールや、非糖質系甘味料のほうが絶対に良いわけですから。

 

患者さんにも一方的に、う蝕予防の観点しか考えないとすれば、糖質甘味料より代替甘味料のほうがいいです。

なんて勝手なことを言ってしまいそうですよね。

 

とにかく、まだ不明な点が多く、今後の研究が待たれるところになってきますよね。

人工物否定派の人の意見では、代えって糖尿病リスクが増えてしまうなんて、そっちの意見だけを引用し、

主張し、ネットに書き。否定しているのですよね。

 

欧米での研究も人工甘味料の体に対する影響については賛否両論、両方の結果が混在するということを、まず忘れてはならないです。

 

私がやったダイエット法に関しても、完全に誤った認識だったのかもしれません。

食前にゼロカロリーコーラを飲んで、腸の糖の吸収を活性化し(笑)

その後にご飯を食べるという(泣)

最低だね。。

そんなことしている暇がありゃ、適度な運動をすればいいんだよ。と、どうぞツッコんでください(笑)

 

血糖値を上げにくい食品である、「低GI値」の食品 ←今日話題にでた全粒粉パスタ等。。(;^_^A

低GI値食品に関しても。

高校の同級生の内科医に聞いてい見ても、「低GI値」の食品のダイエットに関しては、

ちょいと否定的な意見を聞きました。

 

世の中には、偏った情報や、間違えた情報が沢山あるということですね。。

 

もし、患者様に甘味料に関して質問を受けたとき。

もう大丈夫ですよね。

 

厚生労働省のお偉いさん方たちは、とっても偉いんです。

単純な考えによって、あのページを作っているわけではありません。

 

私も今回は大変勉強になりました。

知るということは楽しいですよ。

学生の時に、スクロースとかいう名前を聞いても眠気しか襲ってこなかったかもしれませんが(笑)

 


 

平成30年12月10日

 

患者さん、「キシリトールは歯にいいんですか?」

歯科医院スタッフ、「いいですよ。」

とほとんどの歯科医師や歯科衛生士が答えるであろう。

そう素直に答えない、ややこしいクリニック。

そう!それが「ながせデンタルクリニック」ってヤツですよね。

ややこしい医院やなぁ(笑)

桁違いの知識を習得した今。

もはや素直にはなれないはず(笑)

ごめんね。

 

仕事の流儀です。

 

まず、虫歯予防にとって、ミュータンス菌の数と食生活習慣。

どちらが、影響力が大きいか?

18年間歯科医師をやってきて、臨床をしながらも自分自身も考えてきたことですが。

当然論文や報告もあるわけですよね。

自分の見てきたことや疑問と論文の結果が合致するわけです。

自分の考えが裏付けられてちょいと嬉しいのですが。(確証バイアス働いてる?(笑))

 

私は30年間、カリエスがありません♪

 

話は変わります。

 

危険性についてどう考えるか。

これはとっても難しいお話。

 

天然=良

人工=悪

を論ずる人とは、相容れません。

 

スクラロース。

スクロースと違って危険?

スクラロースは天然由来と言えます。

スクロースにClを一個くっつけたら、スクラロースになるんですよね。

ちなみに塩ってやつは、Na(ナトリウム)にClがくっついた物質です。

化学式は、NaClです。

(NaとClは、単体では両者ともに非常に危険な物質であるとうことは、他頁に書きましたよね。)

 

スクラロースも、

スクロースを原料としているからには、ある意味天然素材ですね。

 

スクラロースとアスセルファムKでしたっけ?(名前うろ覚え。)

これが、ゼロカロリーコーラに含有している甘味料だったはずです。(最近はゼロコーラも美味しいですね。)

 

先にも書きましたが、天然木にもホルムアルデヒド等の発散はあるわけです。

天然=良って論ずるのは、あまりにも浅はか。

天然物質にも、世の中には毒性のあるものも沢山ありますしね。

 

Oさんに少しお話しましたが、なんでも程度問題。

ある程度建材中のホルムアルデヒド量を規制し、

住宅に24時間換気の設置を義務化し。

健康を損なわないレベルには持っていく。

そして、その法規制の解釈も少しづつ改変していっているのです。お上は。

 

だから、今のお家やマンションに必ず24時間換気ってヤツがついているんですよ。(義務なんですよ)

しかも切スイッチがないという(笑)(ご存知でした?)

 

話は脱線しました。

 

フッ素塗布での事故報告を聞いたことがありますでしょうか?

フッ素塗布を歯科医院で受けて、事故があった報告を。。

 

食塩の中毒死事件は一件聞きましたよね。

それも一件だけですが。

保育園で一歳児に大量の食塩を摂取させ、中毒死を起こした事件。

9月には、保育所にも有罪判決が出たそうです。。

 

鎮痛剤の摂取での死亡例はありますよね。

じゃ鎮痛剤はもう絶対に飲まない?

それは、それでお好きにどうぞ(笑)

 

日本で交通事故の死亡例は減っています。

もう年間で8000人も下回ったかな?

鎮痛剤の摂取よりも、交通事故死亡人数の方が多くないですか?

じゃ、私は街中を歩かない、車にも一切乗らない?

じゃ、お好きにどうぞ(笑)

 

例えば、冬場にヒートショック等の入浴に関連した事故死が、

日本で年間に8000人ほどいるそうです。

じゃ、私はもう風呂には入らない?

もはやお好きにどうぞとはいえません(汗)

 

じゃ、鎮痛剤やフッ素塗布で年間8000件も事故があるのでしょうか?

塩を食べて、年間8000件も事故があるのでしょうか?

 

フッ素はじゃ安全だって言いきれるんですか?(笑)

私には言い切れませんから。

これこそ悪魔の証明ですよね。

 

街中を歩いてて危険性がないかどうか。

これも安全だとは、私には言い切れません。

風呂に入って安全だとも言いませんよ。

 

薬害肝炎の問題もそうですが、

未知の領域で危険性があることは、絶対に否定はできないんですが。。

 

しかし、これからは寒い季節です。

脱衣所は暖かくして、急激な温度変化に体を晒さないようにはしましょう♪

車に乗る際や、自転車に乗る際にも、「お気をつけて」とは言いますが♪

 

私は、火星人はいないと思うのですが。。金星人もいないと思っているのですが。。

いないことを私が証明しないといけないですか?(泣)

 

じゃ、いることを証明してよ~~~。

もう。

 

少なくとも、医療人の立場としては、論理的でなきゃいかんわけですよ。

プライベートとは分けてくださいね。(プライベートでは火星人は居ると思っていただいて結構です(;^_^A)

 

厚労省の言う通り、

食間のお菓子等の加工食品に関しては、

代用甘味料をつかって、味も美味しくした食品が提供されているわけです。

これを勧めるのは、頷けます。

 

これ以上言うと、変な話に発展しそうなので、

そろそろヤメマス♪

僕の言わんとしていることは、察してくださいね。


 

平成30年12月7日

 

う蝕予防って、何が大事なのか。

そろそろ見えてきましたよね。。

 

専門家ですら、学生時代の勉強を鵜呑みにして(笑)

確証バイアスすら作用して(笑)

子供に熱心にキシリトールのタブレットを与えても。。(ごめんなさい)

キシリトールガムのCM。

うたい文句が、虫歯菌を減らす効果がありますと。

「虫歯が減る」と言っていないあたりがミソ。

 

あと、「虫歯にならない」と「虫歯が減る」という表現が似て非なるものであると。

こういう、理解はとっても重要。

 

以前から私は皆さんに、キシリトールの予防効果については、○○なことや××なことを言って(笑)

この院長なにを言っているんだろうと、にわかに疑問に感じていらっしゃったかもしれません。

 

今となっては、その意味合いがよーーく理解できてきたかもしれませんね。

 

さて、ここで宿題です。

 

虫歯予防に対する影響力。

 

プラークコントロール     影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

フロス等の歯間清掃用具    影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

ミュータンス菌の感染年齢   影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

食後にキシリトールガム摂取  影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

フッ素入り歯磨剤の使用    影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯科医院でのフッ素塗布    影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

プロバイオティクスの使用   影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

食生活習慣          影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

唾液の量           影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

唾液の緩衝能         影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯磨剤の殺菌剤(笑)     影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

フッ素洗口          影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

代用甘味料の使用       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯ブラシの形態(笑)     影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯ブラシの握り方       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

患者様の正しい理解      影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

歯磨きタイミング       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

就寝前の糖分摂取       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

就寝前の授乳(乳糖に関連)  影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

哺乳瓶の不適切使用      影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

ゼロコーラ(笑)       影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

市販洗口剤          影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

PMTCを受けること      影響力大・影響力中・影響力小・ほとんど影響なし

 

もうほぼ即答で答えられるのではないでようか。

 

医療人にも、本当の真実はわかりませんよ。

しかし勉強していくと、より真実に近いところが、少しづつ見えてくるのではないでしょうか。

より真実に近いものを追求していく姿勢。

これは医療人としては、とても大事なことです!!!!!!!!!

 

ソルビトール等は、歯磨剤によく配合されています。

歯磨剤や、食品に関しても、日ごろから表示成分をよく読む習慣をつけ、慣れ親しんでおきましょう。

そうすれば、あの受け入れがたい片かなの羅列(笑)もちょいと脳の拒否反応も減るでしょう(笑)

 

【ステビアとは ①】かつてポカリスエットにも使われた甘味料。血糖値を抑えるが危険?

等、色々と見てみるのもよいかもしれません。

若いころ、ポカリスエットステビア大好きだったんですが汗

 

次のやつはちょっと内容はどうかなと思いますが。

http://zendamakin-fuyasu.com/stevia/

こんなページとか。

悪魔の証明ですか(笑)楽しいページです(笑)

 

悪魔の証明とは。

「起きないこと」や「存在しないこと」を証明することは困難です。なぜなら、「ある(存在する、起きる)」ことを証明するためには一例を挙げれば良いだけなのですが、「ない(存在しない、起きない)」ことを証明するためには、世の中の森羅万象を調べ尽くさなければならず、それは不可能に近いからです。

ゆえに、議論の一般的ルールとして、「ある」と主張した者が、それを先に証明しなければならないという暗黙の了解があります。
「あなたが先に『ない』ことを証明せよ、さもなくば『ある』のだ」と主張する詭弁を「悪魔の証明」と呼びます。

 

「貴方が先に危険性がないことを証明せよ、危険性がないことを証明できないのなら危険性はあるのだ!」

と主張する詭弁を「悪魔の証明」と呼びます(笑)

 

もうちょっとだけわかりやすくいいましょうか。

「火星人はいないっていうんだったらそれを証明してみせよ、できない?

ほら、やっぱ火星人はいるってことだよ」(笑)

 

今日の山田先生のページ出てきた言葉。

風が吹けば桶屋が儲かる。

この意味について、理解してほしい。

 

引用元ページ:論理的思考力と議論。

 


平成30年12月5日。

 

添加物=悪

天然もの=良
という風潮には、絶対に惑わされないでください。
どんな物質にも、良い量と悪い量ってのがあります。
普段から説明しているように、塩にだって、有害な量ってのがあるものです。
添加物=悪、化学物質=悪と決めつける有害論者ってのは必ず居ますよね。
少し前ですが、「シックハウス症候群」なんてものが世間で話題になったことがありました。
お家を建てる時の建材や接着剤等に含まれる「ホルムアルデヒド」やその他物質により、
健康障害を引き起こしたというもの。
現在では、建材においてはホルムアルデヒドの含有量などが、規制され表示義務まであるようですが。
天然素材のお家なんてものがあるんですね。
総天然素材。
化学物質は一切使用しないという。
添加物有害論者は、ひょっとすると、天然素材の家に住めば、最高に安心して住めるお家だと満足するかもしれませんが。
天然木にも、実はホルムアルデヒドの飛散があるんです。
このことについては、目にもとまらないというか。
まったく呆れたものです。
世の中には分かっていないことも、わかっていることも沢山あるんです。
ひょっとしたら有害なものもあるかもしれないし。
害はないかもしれない。
先日お伝えした、確証バイアスといったものを取り除き、
常にクリティカルシンキングを行うことは、
我々医療人としては必要なことといえます。
人工甘味料のサッカリン等は、さっきネットでチラホラ見てても、
書いてあることが、そのページによって全然違う(;^_^A
甘味料について、ネットで見ますと。
ありとあらゆる甘味料が、ネットで叩かれまくっている。
もうそれは恐ろしいレベルですね。
サッカリンの苦みもそうですが。
味や料理に使う利便性や、習慣も含めて。
こういった安全性の面でも、代用糖についてはあまり使われない一因になっているのでは?
まぁ、とにかくこれから代用糖についても学習し、
論理的にものを考えていくことが大事になります。
また、温度やPHによる代用糖の安定性の違いはあるようです。
アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)のように、水分で加水分解するような性質のものもあります。
厚生労働省のリンクを貼っておきます。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-013.html
これに関しては、先ずちょっとだけでも読んで理解するべきです。
また近々に、もっと面白いのをみつけましたので紹介します。
また、やはり食後に食べるのと、食間に食べるのとで違いがかなり起こるようですね。

 

 


平成30年10月3日

なんかとってもハイレベルかつマニアックになってきましたよね。。

良い傾向です(笑)

ちょうどいいところに、またIDBが送られてくる。

あのやわらかーいヤツね(笑) かなりタイミングがいいね!   今度は、ご丁寧にデータまで添えてきていただいている。

自信があるならデータの原本をよこせー! と言いたくなります。

 

○○大辞典というテレビ番組。 納豆を食べたら痩せるかどうか実験。 一カ月後に体重を体重を計られる。 と言われたとしましょう。 納豆以上に、女性であれば、一カ月後に向けて気をつけるのではないでしょうか。   しばらくしてプラークスコアを計られるんですから、そもそも歯磨きを頑張りますわな(笑)

例のシステマティックレビューで フロスですら、倒すのが難しいIDB。 IDB最強説もあるくらい。   ちなみに現在はEUと日本では soft rubber inter dental brushなるものが販売されておりますが。   アメリカでも売ってみろってんだい♪ 中国でもあるようですね。。(院長ネット調べ(笑))

新人選手の○○歯間ブラシが、実績のある選手であるIDBとおんなじ成績を出せるなんて、とっても信じがたい。   あのデータを見て思うのは。 やらないよりゃ良いってことぐらいかな。   しかもアレを信じるくらいなら、今日からフライパンとお皿はゴム手袋の表面で洗ってくださいね(笑) 歯間ブラシはフロスに対しても優位に立てるのは、ブラシであるが故だと個人的に解釈しております。 メーカーの出したデータ。これほど疑わしいものはありません。基本ですっ!基本!

 

ちなみにリンクしときますけど! リンク

英語だけどね(笑) ちなみに、こっちのリンクはサンスターのやつね♪ 発見したよ。さらにちなみに2014年のものですが。

ちなみにリンク先の棒グラフ。 あのRIBCってやつが、やわらかーいラバーのやつね。 ご参考に。

わからなかったら、また解説しますね。

でもね、これはただの学会発表であり、論文ではないのですが。

 

この成績を見ると、なんだか良く思えてくるな、しかし。。(笑)


平成30年10月1日   Nさんに関しましては、 大阪広しといえども、Nさん以上に歯磨剤について詳しいかたは、もういらっしゃらないと思います。 (かなり本気で言ってます。)   だって、世の中のレベルって、歯科医院と市販のヤツでF濃度が違うんです~。 とまぁそんなレベル。   これは、学生時代に系統だった歯磨剤に関する教育が存在しないのも要因ですが。 我々はライセンスを持ったプロです。   Oさんとは、これからまた同じ学習をしていきましょう。 しかし、Oさんの思考も、当初とは変化してきていて、私的にはニヤリとしているところです。 これからですよ♪   EBMの基本原則については、まだ理解されていないと思います。 IDBに関して、かなり信頼性の高い論文を一篇読んだとしましょう。   とある一篇の論文には、IDBがフロスに関して有効であると。 じゃ、この結果は正しいのか。 おそらく正しいものと考えます。   それでは、患者さまに明日からフロスを勧めずに、IDBを勧めてみましょうか。 こういう単純な思考回路では絶対にダメということですよ。   1:患者さんによって適している適していないのがあるのでは。 2:あの論文の結果はどの人種?どの国?先進国?発展途上国? (現に、最先進国の若者でPMTCを行った時に、両群で差が出ないとかありましよね(;^_^A) (歯間清掃用具は日本人の場合はしていない人が多いので結果が変わると思いませんか?) 3:結果に差があっても、エンドポイントは何?(フロスとIDBのわずかな差で、歯周病を予防することに影響するのかどうか) 4:他の信頼のおける論文の結果はいったいどうなっているの? 5:費用対効果は? 6:他の歯間清掃用具との比較は? 7:そもそもフロスもIDBもしていない人と比べたらどうなる?   システマティックレビューは考える一助になることは間違いありませんよね。 最近よく言いますが、自分の考えに都合のいい根拠だけピックアップすることは、 詐欺師の手法ですからね(笑)   エビデンスを得たときに、実際に患者さんにその結果を適用させる場合に、 もう一回思考が必要になること。 これだけは絶対に忘れてはなりません。   絶対に覚えておいてくださいね。   いやいや、ちょっとまってくださいよ。 もう難しすぎてなんやら、頭が破裂しそうなんですけど?(笑)   安心してください(笑) 私も偏屈だった頭を柔らかくするのに時間がかかりました(;^_^A しかし、こういったトレーニングを積み重ねることによって、 そのうち自然と思考力が身についていきますから。 信じてくださいね。   以上


 


コラム一覧
診療時間

診療時間
月木金 20:30まで

AM ×
PM × ×
× × × ×

AM:9:30〜13:30
PM:15:30〜19:30
夜間:19:30〜20:30
※水・土午後は19:30迄
※火は午後休診
※日祝祭日休診

アクセス

駐車場4台あり
市役所北200m

大阪府箕面市西小路2丁目7-21
ジャンティ箕面1F

アクセス方法はこちら

お問い合わせ
電話:072-725-0007

診療時間(月〜土)

9:30〜13:30/15:30〜20:30
※水・土午後は19:30迄
※火は午後休診
※日祝祭日休診

お問い合わせ
モバイル

携帯サイト

携帯QRコード

携帯サイトへのアクセスはこちら


採用情報
歯科衛生士募集

ながせデンタルクリニックは、患者様の満足を実現する最大の要素は、スタッフが楽しく、喜んで働ける環境作りにあると考えています。

歯科衛生士さん募集

ページの先頭へ戻る ▲